5G対応の新スマホ「SHARP AQUOS wish2」をフォト&ムービーレビュー! |
既報通り、シャープは9日、同社が展開する「AQUOS」ブランドのエントリースマートフォン(スマホ)の新商品として「AQUOS wish2(アクオス ウィッシュツー)」を発表しています。現時点ではNTTドコモから「2022年夏モデル」として「AQUOS wish2 SH-51C」が2022年6月下旬以降に発売される予定となっています。
販路はドコモショップや量販店などのドコモ取扱店および公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などで、発売に先立ってすでに事前予約受付を実施しており、価格は現時点では未定とのこと。詳細な発売日や価格は後日別途案内される予定となっています。
なお、AQUOS wish2 SH-51CはnanoSIMカード(4FF)カードスロットが1つのシングルSIMモデルとなっていますが、シャープではnanoSIMカードスロットとeSIMに対応したデュアルSIMモデルも展示しており、NTTドコモ以外からも販売されることが予想されます。
また各種認証情報からAQUOS wish2 SH-51Cと同等製品としてソフトバンク向け「A203SH」も存在することが明らかとなっており、恐らく携帯電話サービス「Y!mobile」から「AQUOS wish2(型番:A203SH)」として登場するのではないかと予想されます。
本記事ではそんな初代「AQUOS wish」の登場から半年も経たずに投入されることになったAQUOS wishシリーズ第2弾となるAQUOS wish2についてシャープが開催した体験会などにて実際に実機をタッチ&トライしてきましたのでその模様を写真や動画を交えて紹介します。
AQUOS wish2はシャープが昨年12月に発表した「シンプルで飾らないスマホ」をコンセプトに開発したエントリー向けAQUOS wishシリーズの第2弾で、初代のAQUOS wishはチップセット(SoC)がQualcomm製「Snapdragon 480 5G Mobile Platform」(2.0GHz×2+1.8GHz×6)でしたが、AQUOS wish2はQualcomm製「Snapdragon 695 5G Mobile Platform」(2.2GHz×2+1.8GHz×6)に強化されました。
これにより、CPU性能が約33%、GPU性能が約19%向上し。3Dグラフィックスの描写がより滑らかになるなど、さらに使い心地が快適になったとのこと。また最新OSの「Android 12」をプリインストールし、壁紙の色に合わせてロック画面や通知、設定、ウィジェット、アプリなどの全体の配色が自動的に変わる「ダイナミック カラー」などが利用できます。なお、シャープでは2年間で最大2回のOSのバージョンアップもサポートしています。
ディスプレイは上部中央にU字型ノッチ(切り欠き)を配置したアスペクト比9:19の縦長な約5.7インチHD+(720×1520ドット)TFT液晶(約1677万色表示)を搭載し、リッチカラーテクノロジーモバイルやアウトドアビュー、リラックスビューに対応しています。またノッチ部分には約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、焦点距離26mm相当、画角77°)を内蔵し、顔認証には対応しないものの、生体認証としては側面指紋センサーを搭載しています。
サイズは約147×71×8.9mm、質量は約162g、本体色はベースカラーがオリーブグリーンおよびアイボリー、チャコールの3色展開となっており、NTTドコモではホワイトおよびチャコール、ブルー、コーラルの4色展開となっています。なお、AQUOS wishと同様に本体の筐体には再生プラスチック材を35%使用し、紙の使用量を削減した薄型でシンプルな仕上げのパッケージと合わせ、環境にも配慮しているとのこと。
外観はAQUOS wishで好評な持ち心地の良さを追求して優しい手触りのマットな質感や指がかりのよい中央が凹んた側面形状などを採用しており、片手でも使いやすいデザインを実現し、植物などの自然をモチーフとした年齢や性別を選ばないカラーバリエーションに加え、ノイズを抑えたシンプルで飽きのこないデザインに仕上げられており、側面には「アシスタントキー」も搭載しています。
また防水(IPX5およびIPX7)や防塵(IP6X)に加え、耐衝撃やアルコール除菌シートでの拭き取りをはじめとする米国国防総省基準(MIL-STD-810H、MIL-STD-810G)の18項目にも準拠し、おサイフケータイ(FeliCa)やNFC Type A/Bにも対応し、決済アプリを一瞬で起動する「Payトリガー」機能を搭載ているため、日々の買い物もスマートに支払いが可能です。
主な仕様は4GB LPDDR4X内蔵メモリー(RAM)および64GB UFS 2.1内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、3730mAhバッテリー(取外不可)、急速充電(PD3.0)、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、FMラジオ(ラジスマ対応)、位置情報取得(A-GPSなど)、加速度センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパスなど。
リアカメラは約1300万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、焦点距離26mm相当、画角78°)で、ポートレートモードや翻訳モード、夜間モードなどに対応。ワンセグやフルセグ、赤外線通信、ワイヤレス充電には非対応。通信面ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.1に対応。
携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub6に対応し、NTTドコモでは最大通信速度が下り1.9Gbpsおよび上り218Mbpsで、対応周波数帯は5G NR方式のn28およびn77、n78(3.5GHz、3.7GHz)、n79、4G LTE方式のBand 1および2、3、5、7、8、12、17、18、19、39、3G W-CDMA方式のBand IおよびII、V、VIII、2G GSM方式の850および900、1800、1900MHzとなっており、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つのみのシングルSIMです。
AQUOS wishはまさに低価格なエントリーモデルとなっていましたが、他のメーカーも含めてSnapdragon 480 5G Mobile Platformはそれなりには動きますが、やや物足りないケースもあったため、AQUOS wish2ではSnapdragon 695 5G Mobile Platformとなってそうした部分がなくなり、かなり実用性が上がったのでより初心者や初級者に優しくなったと思われ、価格にもよるものの、人気機種となりそうです。
製品名 | AQUOS wish2 |
サイズ | 約147×71×8.9mm |
質量 | 約162g |
本体色 | ベースカラー:オリーブグリーン、アイボリー、チャコール NTTドコモ:ホワイト、チャコール、ブルー、コーラル |
ディスプレイ | 約5.7インチHD+(720×1520ドット) TFT液晶 |
HDR表示 | ー |
チップセット(SoC) | Qualcomm Snapdragon 695 5G Mobile Platform |
CPU | オクタコア(2.2GHz×2+1.8GHz×6) |
GPU | Adreno 619 |
内蔵メモリー(RAM) | 4GB(LPDDR4X) |
内蔵ストレージ | 64GB(UFS 2.1) |
外部ストレージ | microSD/microSDHC/microSDXC(最大1TB) |
リアカメラ | 約1300万画素CMOS/広角カメラ(F2.0) |
フロントカメラ | 約860万画素CMOS/広角レンズ(F2.0) |
バッテリー容量 | 3730mAh(取外不可) |
接続端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | ー |
生体認証 | ○(指紋) |
防水/防塵/耐衝撃 | ○/○/○ |
おサイフケータイ(FeliCa/NFC) | ○/○ |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー |
ハイレゾ音源 | ー |
テザリング同時接続数[Wi-Fi/USB/Bluetooth] | 10台/1台/4台 |
無線LAN(Wi-Fi) | IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠 |
Bluetooth | Version 5.1 |
最大通信速度(5G)[受信時/送信時] | 1.9Gbps/218Mbps |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ |
SIM | nanoSIMカード |
OS | Android 12 |
メーカー | シャープ |
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・AQUOS wish2 関連記事一覧 - S-MAX
・AQUOS wish2 SH-51C | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ
・AQUOS wish2の特長|AQUOS:シャープ
・AQUOS 2022 夏 最新モデル AQUOS R7 / wish2|シャープ公式