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東急電鉄がNFCによるかざす決済やQRコードを利用した乗車券を8月30日より実証実験として導入! |
東急電鉄および東急、三井住友カード、株式会社ジェーシービー(以下、JCB)、日本信号、QUADRACは21日、昨年12月に案内していたクレジットカード(デビットカードやプリペイドカードを含む)のタッチ決済(かざす決済)およびコード決済を活用した乗車サービスに関する実証実験を田園都市線全駅で2023年8月30日(水)より開始すると発表しています。
乗車券は同日3:00にオープンするデジタルチケットサービス「Q SKIP」( https://www.q-skip.tokyu.co.jp/ )の販売Webページ上でクレジットカード(VisaおよびMastercard、JCB、American Express、Diners、Discover)を使用して乗車前に購入し、入出場時はかざす決済に対応したクレジットカードまたはクレジットカードをスマートフォン(スマホ)やスマホなどのコード決済で表示したQRコードを対象の改札機の読取部にかざすことで券売機や窓口を介さずスムーズに利用できます。
まずは東急のDX特別組織「URBAN HACKS」が構築するQ SKIPでは同日から田園都市線と世田谷線、東急バスが1日乗り放題の「田園都市線・世田谷線 ワンデーパス」(680円)および「田園都市線・世田谷線・東急バス ワンデーパス」(1,000円)、「世田谷線散策きっぷ」(380円)といった企画乗車券を販売するほか、2023年冬以降に東急線ワンデーパスをはじめとする企画乗車券や東急線沿線のおでかけ施設や東急グループの各施設と乗車券の連携サービス、2024年度に料座席指定サービス「Q SEAT」の座席指定券を販売する予定だとのこと。
ただし、現状では世田谷線でデジタルチケットを利用の際は購入後にQ SKIP上に表示される画面を係員が目視で確認する形式となるとのこと。またQ SKIPのオープン記念として「Q SKIPオープンキャンペーン」( https://www.q-skip.tokyu.co.jp/campaign/top202308 )を2023年8月30日(水)から10月31日(火)まで実施し、期間中にQ SKIP内にて東急カードが発行したクレジットカードで商品を購入した場合に合計金額の50%をキャッシュバックするということです(キャッシュバック上限金額は2,000円)。
さらに東急電鉄では東急線をより便利に楽しく利用するためにQ SKIPにおいて東急グループの商業施設と連携した商品など、順次サービスを拡大して簡単かつスムーズに多様な乗車サービスを提供するデジタルチケットサービス販売サイトをめざすということで、先の案内通りに2024年春までには一部駅を除く東急線全駅への対象改札機の設置を予定しているとのことです。なお、クレジットカードのかざす決済を使用した改札機の通過サービスは三井住友カードの提供する公共交通向けソリューション「stera transit」を導入することで実現するとしています。
東急電鉄では人の移動・交流、街とのつながりを創出し続けており、誰もが利用しやすい安全・安心な鉄道サービスと新しい生活様式にあった社会的価値を持続的に提供するべく同社が運行する東急線域内移動需要の創出を目的としたさまざまな乗車サービスを実施しています。
そうした中で今般、東急線沿線に住んでいる人や来街者によりスピード感をもって多様な乗車サービスを提供することを目的としてスマホだけで場所を選ばずにさまざまな乗車券を購入でき、使い慣れた非接触IC機能「NFC Type A/B」によるクレジットカードのかざす決済やコード決済で乗車できる実証実験を田園都市線にて8月30日より実施することになりました。

Q SKIPにて会員登録(初回のみ)を行い、ログインの上で乗車券を購入し、利用日当日に購入した乗車券の「利用開始」ボタンを選択してクレジットカードのかざす決済またはコード決済を入出場時に対象となる改札機の読取部にかざす
実証実験においては参加する各社が共創して「人」や「まち」、「交通」をデジタルでつなぐ乗車サービスの構築をめざし、すでに多くの人が利用している非接触IC機能「FeliCa」による交通系ICカードによるかざす決済を主軸としつつ、新たにクレジットカードのかざす決済やコード決済を導入します。
これにより、東急線沿線に住んでいる人だけでなく、インバウンドの回復による訪日外国人を含む来街者にも柔軟でシームレスな乗車を実現し、さらに対象路線・駅も2023年冬には東横線や目黒線、大井町線・池上線・東急多摩川線の各駅および東急新横浜線の新綱島駅、2024年春にはこどもの国線各駅、2024年度内には東急新横浜線の新横浜駅に拡大予定となっています。
なお、世田谷線は2024年春に車両または改札窓口にクレジットカードのかざす決済およびコード決済に対応した読取機器を設置予定。またクレジットカードのかざす決済については2024年春以降に後払いの乗車サービスについても実施に向けて検討していくとのこと。その他、参加する各社の役割は以下の通りとなっています。
会社 | 役割 |
東急電鉄 | クレジットカードのかざす決済およびコード決済を活用した乗車サービスの企画・販売・提供 |
東急 | DX特別組織「URBAN HACKS」による「Q SKIP」の構築 |
三井住友カード | Visaにおけるクレジットカードのタッチ機能を活用したソリューションの導入支援およびsteraプラットフォームの提供 |
JCB | JCBおよびAmerican Express、Diners Club、Discoverの各ブランドにおけるクレジットカードのかざす決済を活用したソリューション提供 |
日本信号 | デジタルチケットシステムの開発 |
QUADRAC | 交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム「Q-move」の提供 |
価格:無料
カテゴリー:地図&ナビ
開発者:東急株式会社
バージョン:4.1.2
Android 要件:8.0 以上
Google Play Store:https://play.google.com/store/apps/details?hl=ja&id=jp.co.tokyu.tokyulinesapplication

価格:無料
カテゴリー:ナビゲーション
開発者:TOKYU CORPORATION
バージョン:4.1.1
互換性:iOS 14.0以降が必要です。
iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/app/id604757991?mt=8

記事執筆:memn0ck
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