新しい強化カバーガラス「Corning Gorilla Glass 7i」が登場! |
Corning(コーニング)は4日(現地時間)、同社が展開している「Gorilla Glass」ブランドにおける新商品として新しいガラス技術によってエントリーからミッドレンジ向けスマートフォン(スマホ)に適したアスファルトを模した表面上で最大1mの高さから落下しても耐えることができる耐落下性能と耐傷性能が向上した強化ガラス「Gorilla Glass 7i」を発表しています。
これにより、同社ではスマホなど向けカバーガラスの製品ラインナップを拡充し、他のメーカーの競合するリチウムアルミノシリケートガラスと比較して優れた落下性能と耐傷性能を提供するとのこと。またこのGorilla Glass 7iを採用したスマホをOPPO Mobile Telecommunications(以下、OPPO)が最初に発売するということが明らかにされています。
Gorilla Glassはこれまでに45を超える主要ブランドによって80億を超える製品に採用されていおり、Corningではパフォーマンスを向上させて新しい接続機能を提供し、新しい設計を可能にする拡張現実と3Dセンシングによる没入型のユーザーエクスペリエンス(UX)をサポートするような市場をリードするカバーガラスおよび半導体製品用のガラスおよび光学部品によってモバイルコンシューマエレクトロニクスの革新の伝統を継承しています。
今回、そんなGorilla Glassにエントリーからミッドレンジスマホなど向けカバーガラスとなるGorilla Glass 7iが発表され、OPPOなどの製品に搭載されることになりました。他のメーカーの競合リチウムアルミノシリケートガラスは通常0.5m以下の高さから落とすと故障するということですが、Gorilla Glass 7iは同社のラボテストではアスファルトを模した表面上で最大1mの高さから落下しても耐えることができるとのこと。
またGorilla Glass 7iは競合するリチウムアルミノシリケートカバーガラスよりも最大2倍の耐傷性能を備えているということです。発表に際して同社の副社長兼ゼネラルマネージャーであるDavid Velasquez氏は「スマートフォンの購入は多額の投資となっており、Gorilla Glass 7iは手頃な価格で購入できるエントリークラスやミッドレンジクラスに高度な耐久性を提供することによってより多くの消費者が購入を保護できるようにします。」と述べています。
また「エントリークラスからフラッグシップとなるプレミアムクラスに至るまであらゆる市場セグメントに渡って顧客が最も困難な技術的課題を解決できるよう支援することに引き続き取り組んでいる」とし、さらに「Gorilla Glass 7iはあらゆる消費者の進化するニーズを満たすのに役立つガラス技術の開発における重要な役割を示す最新製品です。」ということです。なお、Gorilla Glass 7iは厚みが0.5〜0.7μmで、屈折率(590nm)が1.51などとなっています。
記事執筆:memn0ck
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