IPカメラ「Arlo Pro 5S 2K」をレビュー!デュアルバンドWi-FiやHDR対応2K画質など

空き巣や強盗などのニュースを良く目にするようになり、オフィスだけでなく家庭のセキュリティー意識も高まってきており、簡単に導入できるセキュリティー機器としてネットワークに接続できる監視カメラ(いわゆる「ネットワークカメラ」や「IPカメラ」)があります。設置するだけで屋外や屋内の様子をライブや録画データで確認することができるため、留守宅でも安心ができます。

そんなIPカメラとしてアメリカのスマートホームセキュリティーメーカーとして定評あるArlo Technologies(以下、Arlo)から日本市場において「Arlo Pro 5S 2K」が2024年8月21日(水)に発売されました。価格(金額はすべて税込)はオープンながら希望小売価格では1台カメラキットが27,900円、2台カメラキットが51,900円となっています。今回、Arloよりサンプル品を提供していただき、実際に使ってみましたのでその模様を紹介します。

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Arlo Pro 5S 2Kのパッケージ

Arlo Pro 5S 2KはHDR対応の2K画質という高度なビデオ撮影機能を備えた無線LAN(Wi-Fi)に対応したワイヤレスIPカメラで、取り外しできるバッテリーを内蔵しているため、配線不要で屋内だけでなく屋外にも簡単に導入が可能です。また2.4GHzと5GHzのデュアルバンドWi-Fiに対応し、自動で強い電波の周波数帯に接続するスマートWi-Fi機能を搭載しているため、快適な接続を実現しています。

製品にはカメラ本体のほか、バッテリーや専用充電ケーブル、カメラマウントなどが付属します。またカメラに関しては2K HDR映像(ビデオモードは2Kのほか、1080pや720pに対応)で撮影し、自動追跡や自動ズームに対応しているため、動く対象物を鮮明にズームインでき、ズームは最大12倍のデジタルズームに対応しています。さらに対角160°の広視野角レンズと自動画像補正機能が搭載されており、中規模から大規模なスペースを保護するのに最適です。

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Arlo Pro 5S 2Kの同梱物

夜間も明るく照らすスポットライトを使用して屋外カメラで歓迎されないゲストを追い払うこともでき、カラー暗視機能によって夜間でも顔やナンバープレートなどの特徴をフルカラーで確認できます。さらに人や車、動物、荷物の検知でスマートフォン(スマホ)などに通知が届き、Arlo Secureサービスの無料トライアル(30日間)でライブや録画ビデオを直接チェックできます。

使用する際にはカメラの本体下部にあるボタンで本体を開けてバッテリーを挿入します。また専用充電ケーブルはマグネット式で本体下部に接続して充電することができます。利用方法はスマホなど向け専用アプリ「Arlo Secure」でスマホなどと同じネットワーク内にあるArlo Pro 5S 2Kをペアリングして使用します。カメラがアクティブになると、動きを検知して録画したデータとライブの動画を確認することができます。

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Arlo Pro 5S 2Kのカメラ本体にバッテリー(電池パック)を挿入


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専用充電ケーブルで充電


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専用のスマホなど向けArlo Secureアプリ

またArlo Secureアプリを使ってスマホなどから遠隔操作で警報を鳴らしたり、自動的に警報を鳴らすこともできます。さらに音も風や雑音を抑えたクリアな双方向録画となっており、来訪者との会話が可能です。なお、録画データの確認はスマホなど向けArlo Secureアプリで行いますが、無料トライアルが終了した後は有料の「Arlo Secureサブスクリプション」が用意されています。

Arlo Secureサブスクリプションのプランとしては「Basic」(最大4Kの直近30日間の録画保存、スマートアクティビティゾーン)のカメラ1台が月483円(最初の12か月は417円)、カメラ無制限が月958円(最初の12か月は833円)となります。上位プラン「Plus」(カメラ無制限、Basic機能に加えて人物と乗り物の認識、荷物と動物の検知、カスタム検知)は月1483円(最初の12か月は1,291円)となります。

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録画したデータを確認

またArlo Secureサブスクリプションではジオフェンシングやモード変更、スケジュール、アラームなどをイベント発生によって自動起動させる時短機能も活用できます。その他にもAmazon AlexaやApple Home(別売のベースステーションが必要)、Google Assistant、IFTTTといった主要なサービスと連携して簡単に自動化やコントロールができます。

このようにArlo Pro 5S 2KはWi-Fiを利用してバッテリー駆動できるので配線不要で導入できるため、手軽に使えます。また設置した場所で動きを検知して録画を開始しますが、動きを検知したい範囲をスマートアクティビティゾーンで設定することによって無駄な録画を防げ、バッテリー駆動時間の節約にもなり、通常利用であれば、数週間置きに充電するだけで良いようです。家庭でも手軽にIPカメラを導入したい場合にオススメな製品だと感じました。





記事執筆:伊藤浩一


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