スマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」の血圧測定機能を試す!

スマートウォッチは健康データの取得ができるため、健康管理に役立つウェアラブル製品です。腕時計のように手首に装着しているだけで、睡眠や心拍計、体温、血中酸素などの取得ができるため、手軽にデータ取得ができます。そんなスマートウォッチの新たなデータ取得項目として血圧があります。

日本でも血圧計を内蔵したスマートウォッチがいくつかリリースされていますが、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)がクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて管理医療機器の血圧計を内蔵したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」(以下、HUAWEI WATCH D2)の支援を2024年12月より開始しました。

すでに2025年1月8日(水)に支援総額1億円を突破して目標額の3,000万円を達成しており、支援が成功したため、支援者にはリワードとしてHUAWEI WATCH D2が2025年2月17日(日)より順次出荷される予定となっています。なお、まだ支援は継続されており、2025年1月30日(木)までは早割価格50,635円(税込)にて支援を受け付けています。今回はHUAWEI WATCH D2の血圧測定機能を試したのでその模様を紹介します。

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HUAWEI WATCH D2のGREEN FUNDINGの支援Webページ

HUAWEI WATCH D2は日本の管理医療機器の血圧計を内蔵し、すでに紹介しているように日本のプログラム医療機器の承認を得た心電図機能も搭載したスマートウォッチとなり、本体内部にはマイクロポンプを搭載しており、ベルトと一体化されたカフに空気を送り込みます。また2024年よりファーウェイ・ジャパンのウェアラブル製品に新たに導入された生体センシングシステム「HUAWEI TruSense」によって血圧測定結果の精度が向上しています。

血圧測定は手動で操作する血圧測定機能に加え、自動血圧モニタリング機能を搭載しており、開始時に日中と夜間の測定間隔などモニタリングプランを設定して24時間の血圧測定が可能になります。測定時には安静で測定姿勢の維持が必要ですが、夜間は就寝中に自動でモニタリングが可能です。測定結果はスマートフォン(スマホ)など向けアプリ「HUAWEI Health」に連携します。なお、夜間の自動血圧モニタリング結果は、管理医療機器認証外のため、医療目的で使用できません。

HUAWEI WATCH D2には約1.82インチAMOLED(有機EL)ディスプレイが搭載されており、付属するベルトはTPU樹脂で、カラーバリエーションは汗に強いフルオロエラストマー素材の「ブラック」と、ホワイトレザー素材の「ゴールド」の2色となっています。サイズは約38×48×13.3mm、質量は約40g(ベルト除く)で、IP68等級の防水・防塵に対応しています。なお、熱水には対応していないため、入浴時の着用は避けるように案内されています。

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血圧はベルトが膨らんで測定

血圧はスマートウォッチなので手首に装着したまま測定できます。測定が開始されると、ベルトが膨らんで圧がかかります。測定中は手首を心臓の位置まで上げて片腕で肘を固定し、身体を動かさないようにして測定します。なお、バッテリー持続時間は通常使用時では約6日間(1日6回血圧測定含む)ですが、自動血圧モニタリング機能使用時では約1日間となるということです。

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測定中の様子


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測定結果の表示

血圧測定の他にも睡眠モニタリング、心拍数、血中酸素レベル、皮膚温、ストレスレベルなどの健康管理機能を搭載しており、HUAWEI TruSenseによってヘルストラッキングが可能です。睡眠モニタリングは、心拍数と血中酸素レベルの変化から、睡眠中の呼吸の状態を知るのに役立つ「睡眠中呼吸乱れ検知」機能も搭載しています。睡眠の質を向上させるためのアドバイスも行ないます。

またワンタップで総合的なヘルスケアチェックをできる健康管理機能「Health Glance」も新搭載し、約90秒で現在の心拍数、血圧、血中酸素レベル、ストレスレベル、皮膚温をまとめて知ることができます。ペアリングはiOSおよびAndroidに対応しており、Bluetooth通話、スマホ通知の確認、カレンダー、アラーム、天気予報、リマインド機能などスマートウォッチとしての機能を搭載しています。

その他、運動管理機能ではウォーキング、ランニング、サイクリング、登山などで、歩数はもちろん、ルートマップや距離・ペースなどの詳細なモニタリングが可能です。計80種類以上のワークアウトモードに対応、活動リング機能(消費カロリー、エクササイズ時間、スタンド数や座りっぱなし時の通知機能を搭載しています。

発表会開催時には心電図機能への対応が未定でしたが、新たに心電図機能が搭載されることが発表され、出荷時には心電図機能が利用できる状態となっています。心電図機能の利用方法は反対の手の指でウォッチの右側面下側にあるボタンに約30秒間触れてボタンに内蔵された電極と心電図アプリケーションが連携して電気信号を読み取ります。

なお、心電図アプリは日本のプログラム医療機器の承認(承認番号:30600BZI00035000)を取得しており、HUAWEI Healthアプリからデータをダウンロードし、PDF形式で医師と共有することもできます。測定結果は「洞調律」「心房細動」「心拍数が110より上」「心拍数が50より下」「判定不能」のいずれかが表示されます。

このように一般的な血圧計は上腕に付けて測定する必要がありますが、スマートウォッチであれば手首に常時装着しているだけで測定できるため、測定の手間が大幅に軽減されます。日々の健康チェックに血圧測定は有効なため、血圧機能が搭載されたHUAWEI WATCH D2は魅力的な製品だと感じました。

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測定方法




記事執筆:伊藤浩一


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