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Qualcommからミドルレンジ向け新チップセット(SoC)「Snapdragon 6 Gen 4」が登場! |
Qualcomm傘下ののQualcomm Technologiesは12日(現地時間)、同社が展開する「Snapdragon」ブランドにおける新しいミッドハイレンジクラスのスマートフォン(スマホ)などのモバイル製品向けのチップセット(SoC)「Snapdragon 6 Gen 4 Mobile Platform(型番:SM6650)」(以下、Snapdragon 6 Gen 4)を発表しています。
このプラットフォームは最新のKryo CPUによってCPU性能が11%向上し、Adreno GPUによってGPU性能が最大29%向上しつつ、12%の電力節約によって全般的にユーザー体験(UX)が向上して全般的に新たなパフォーマンスの高さを実現しているとのこと。なお、Snapdragon 6 Gen 4を搭載した製品はOPPOやrealme、Honorなどのメーカー/ブランドが採用する予定となっており、それらの商用製品が今後数カ月以内に発表される予定だということです。
Snapdragon 6 Gen 4は4nmプロセス(TSMC「N4P」)で製造されたミドルレンジ向けSoCで、CPUとGPUの高い処理性能と長時間バッテリーを実現する省電力性能、超高速5G接続を実現し、ゲームから生産性、日常のタスクまであらゆる面を強化しており、パフォーマンスがCPUで約11%向上、GPUで最大29%向上、さらに電力消費が12%減少されているということです。
また日常のタスクを特別な体験に再定義するように設計されており、4KビジュアルとSnapdragon Soundによるワイヤレスロスレスオーディオを求めるゲーマーからほぼどこでも信頼性の高い接続を必要とするプロフェッショナル、昼夜を問わず明るいキャプチャーで写真やビデオを撮影するクリエイターまで、幅広いユーザーのニーズに応えるために開発されたとのこと。
CPUは2.3GHz Kryo Gold(Cortex-A720ベース)コア×1+2.2GHz Kryo Gold(Cortex-A720ベース)コア×3+1.8GHz Kryo Silver(Cortex-A520ベース)コア×4のオクタコアで、Hexagon NPUによって高いAI処理性能も備えており、メモリー(RAM)は最大3200MHzのLPDDR5を、ストレージはUFS 3.1をサポートしています。またUSBはUSB Type-CやUSB 3.1をサポートしており、急速充電「Quick Charge 4+」に対応しています。
さらに位置情報取得はトリプルバンド(L1/L5/L2)のGNSSに対応し、衛星はGPSおよびGlonass、Galileo、BeiDou、QZSS、NaviICに対応しており、通信面でもMU-MIMOや160MHz幅などによる最大2.9GbpsのWi-Fi 6Eに対応しているほか、Bluetooth 5.4やLE Audio、下り最大2.9Gbpsの5G(Sub-6 4x4 MIMO、mmWave 2x2 MIMO 2キャリア)に対応しています。
記事執筆:memn0ck
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コメントのご投稿および誤字のご指摘をありがとうございます。
該当部分を確認しましたので修正いたしましたm(__)m
いまだに新機種でもSnapdragon 6 Gen 1だったりしますが、Snapdragon 6 Gen 4搭載スマホ、日本でも発売して欲しいですね!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
では、失礼いたします。