超コスパな完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds SE 4 ANC」をレビュー!

イヤホン部分が左右で分離している完全ワイヤレスイヤホンは昨今ではワイヤレスイヤホンの主流モデルとなっており、ハイエンドモデルからエントリーモデルまで各メーカーから多数の製品がリリースされています。特にエントリーモデルの進化は著しく、価格を抑えながらもより高性能になってきています。

そんなエントリーモデルの中でも機能が高くコストパフォーマンス(コスパ)の良いモデルとして華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)の「HUAWEI FreeBuds SE 4 ANC」が2025年8月29日(金)に発売されました。価格(金額はすべて税込)はオープンながら市場想定価格が6,580円と、6千円台で購入できる製品ながら最大50dBのノイズキャンセリングや最大50時間のバッテリー持ち時間が特徴です。

販路は公式Webサイト( https://consumer.huawei.com/jp/ )内の公式Webストアのほか、HUAWEI 公式楽天市場店HUAWEI 公式Yahoo!店
HUAWEI 公式TikTokショップAmazon.co.jp、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、タイムマシン(e☆イヤホン)などとなっています。今回、そんなHUAWEI FreeBuds SE 4 ANCをお借りして実際に試してみましたのでその模様を紹介したいと思います。

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HUAWEI FreeBuds SE 4 ANCのパッケージ

HUAWEI FreeBuds SE 4 ANCは同社の完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds」シリーズにおける気軽に手に取りやすい価格帯で投入するエントリーモデルで初めてアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載し、同シリーズ史上最長のバッテリー持ちとなっており、アクティブノイズキャンセリングがオフで充電ケース込みで50時間、イヤホン単体で10時間の音楽再生ができます。

また快適な装着感をかなえる軽量コンパクトなカナル型で、口径約10mmのダイナミックドライバーによる高音・中音・低音のバランスに優れた音質はもちろん、前機種「HUAWEI FreeBuds SE 3」にはなかったANC機能が加わってより音楽やエンターテインメントに没頭できるようになりました。なお、アクティブノイズキャンセリングがオンの場合、イヤホン単体で7時間、充電ケース併用で30時間となっています。充電時間は、イヤホン単体が約60分、充電ケースが約110分で、ワイヤレス充電には非対応です。

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HUAWEI FreeBuds SE 4 ANCのイヤホンと充電ケース

外観は手に馴染むシンプルなデザインで、ホワイトとブラックの2色展開となっており、サイズはイヤホン単体が約32.3×21.3×24.0mm、充電ケースが約46.5×61.8×24.7mm、質量はイヤホン単体が約4.3g、充電ケースが約36gです。充電方法はイヤホン本体を充電ケースに収納すると自動的にワイヤレス充電され、充電ケースはUSB Type-C端子で行います。またイヤホンは生活防水・防塵(IP54準拠)となっています。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)は平均24dB、最大50dBまでノイズキャンセリングが可能で。マルチノイズキャンセリングモードを搭載しており、ノイズ環境に合わせて自動的に切り替えることができます。またBluetooth 5.4に対応して安定した通信によりラグが少なく、動画視聴やゲームといったエンターテインメントにさらに没入できます。

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HUAWEI FreeBuds SE 4 ANCのイヤホン部分

さらにポリマー複合ダイアフラムを組み合わせることによってクリアなボーカルと高音、中音、低音のバランスに優れた音が楽しめ、無料でダウンロード可能な専用のスマートフォン(スマホ)など向けアプリ(Androidでは「HUAWEI AI Life」、iPhone・iPadでは「HUAWEI Audio Connect」)にてノイズコントロール(アクティブノイズキャンセリング)とサウンド効果(イコライザー)の設定が可能です。

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HUAWEI AI Lifeアプリのノイズコントロールとサウンド効果

イヤホンにはタッチセンサーを内蔵しており、音楽の再生/一時停止や通話の応答/終了などを、イヤホンのステムをタップ、長押しやスワイプするなどで操作が可能で、専用アプリでジェスチャー操作の割り当てをカスタマイズできます。さらに通話ノイズリダクション機能を搭載しており、マイクが前機種の片側1つずつから、片側3つずつに増え、AIによるノイズリダクション機能によって屋内外の騒がしい場所で通話しても自分の周りの騒音をカットし、相手に自分の声をクリアに届けることが可能です。

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HUAWEI AI Lifeアプリのジェスチャー操作

シリコン製のイヤーピースは3サイズが同梱されており、耳のサイズに合わせて交換することができます。再生周波数帯域は20〜20000Hz、対応するBluetoothコーデックはSBC(mSBC)およびAAC、バッテリー容量はイヤホン単体が41mAh、充電ケースが510mAh、充電時間はイヤホンのみが約60分、充電ケースが約110分。また外部音取り込みモードにも対応し、3色インジケーターやホールセンサーが搭載されています。

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充電ケース


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HUAWEI FreeBuds SE 4 ANCの同梱物

実際に利用してみると、ノイズキャンセルの効果はハイエンドモデルほどの強力さはありませんが、音楽を再生するには心地良い効果となっています。シリコン製のイヤーピースによるパッシブノイズキャンセル効果もありますが、ポリウレタンフォームのサードパティ製のイヤーピースを導入するのも効果がさらに大きくなると思います。

サウンドについてもハイエンドモデルのような迫力のある音質ではありませんが、素直な音質になっており、専用アプリによるイコライザーでカスタムしやすい印象です。筆者は低音を強めにして丁度良いバランスに感じました。再生時間も長く、IP54の生活防水・防塵に対応しているので使いやすいモデルとなっているのではないでしょうか。6千円台でコスパが良いと思いました。

<「HUAWEI FreeBuds SE 4 ANC」の主な仕様>
ドライバー10mmダイナミックドライバー
通信規格Bluetooth 5.4
再生周波数帯域20〜20000Hz
コーディックSBC、AAC
アクティブノイズキャンセル最大50db(マルチモードノイズキャンセル)
再生可能時間(イヤホン/充電ケース)最大10時間/最大50時間(ANC OFF)、最大7時間/最大35時間(ANC ON)
満充電時間(イヤホン/充電ケース)約60分/約110分(ワイヤレス充電非対応
充電方法有線充電UDB-C
通話ノイズリダクション対応(AI通話ノイズリダクション+片側3マイク)
外部音取り込みモード対応
マイク片側3マイク
イコライザー機能対応
重量イヤホン:約4.3g
充電ケース:約36g
サイズイヤホン:約32.3×21.3×24.0mm
充電ケース:約46.5×61.8×24.7mm
防水/防塵△(IPX4)/◯(IP5X)






記事執筆:伊藤浩一


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