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年末年始に海外から日本に一時帰国する人や訪日外国人など向けに成田空港で購入可能な日本で利用可能な「プリペイドSIMカード」をまとめて紹介する。なお、販売価格およびSIMカード容量などの情報は2015年12月26日時点で調査委したもの。

一方、羽田空港で購入可能なプリペイドSIMカードについても「羽田空港で買えるプリペイドSIMカードまとめ!年末年始に日本に一時帰国する人や訪日外国人など向け――24時間営業のコンビニでも購入可能 - S-MAX」にてまとめているので参照して欲しい。


◯成田空港:自動販売機での販売
SIMカード名称販売価格
(税込)
有効期間通信量容量超過時
通信速度
音声利用手続
U-mobile
プリペイドSIM
2,000円7日間200MB/日200kbps×不要
3,500円15日間200MB/日200kbps
Prepaid SIM
For JAPAN
3,726円7日間100MB/日200kbps×必要
5,345円14日間100MB/日200kbps
※SIMカードの名称をクリックすると各サービス詳細のWebサイトへ遷移。

・第1ターミナル:プリペイドSIM自動販売機
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第1ターミナルのプリペイドSIMカード自動販売機の設置場所は、国際線到着フロア、北ウイングと南ウイングの中間にある。バス停の番号で言うと3番と4番の間だ。

設置されている自動販売機はOCN モバイル ONEとU-mobileの1つだった。どちらもNTTドコモの回線を用いた仮想移動体通信事業者(MVNO)によるサービスだ。

・第2ターミナル:プリペイドSIM自動販売機
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第2ターミナルのプリペイドSIMカード自動販売機の設置場所は、国際線到着フロア、到着口AとBの間のエスカレーターの脇にある。設置されている自動販売機は同じくOCN モバイル ONEとU-mobileの2つ。

・第3ターミナル:プリペイドSIMカード自動販売機
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第3ターミナルのプリペイドSIMカード自動販売機の設置場所は、第3ターミナルの出入り口付近にある。なお、(入口から見て右手側)設置されている自動販売機はU-mobileのみだった。

・自動販売機で購入可能なSIMカードはデータ通信専用
成田空港の自動販売機で購入可能なプリペイドSIMカードは、OCN モバイル ONEとU-mobileの2つで、どちらもデータ通信専用となっている。

また、OCN モバイル ONEのSIMカードは自動販売機にて購入後にアクティベーションを行う必要があるので開通までは少々手間がかかる。その点、U-mobileはアクセスポイント(APN)設定さえすませればすぐにデータ通信を行えるようになる点では気軽に使える。

なお、各ターミナルの自動販売機共通でOCN モバイル ONEはクレジットカードのみ、U-mobileは現金のみだ。


◯成田空港:テレコムスクエアカウンターでの販売
SIMカード名称販売価格
(税込)
有効期間通信量容量超過時
通信速度
音声利用手続
Wi-Ho! Preapaid SIM
(Y!mobile)
5,500円15日間1GB通信不可必要
(店頭)
7,500円15日間3GB
Wi-Ho! Preapaid SIM
(docomo)
4,500円30日間1GB通信不可×必要
6,500円30日間3GB
So-net Prepaid
LTE SIM
4,500円30日間1GB通信不可×必要
※SIMカードの名称をクリックすると各サービス詳細のWebサイトへ遷移。

モバイルWi-Fiルーターのレンタルなどを行うテレコムスクエアのカウンターでもプリペイドSIMカードが購入可能で、テレコムスクエアで販売されているプリペイドSIMカードには、Y!mobileの音声通話対応プリペイドSIMカードもある。なお、テレコムスクエアのカウンターで購入可能なプリペイドSIMカードは上記のようになる。

テレコムスクエアのカウンターで購入できるプリペイドSIMカードで面白いのは、音声通話に対応するY!mobileのプリペイドSIMカード「Wi-Ho! Prepaid SIM(Y!mobile)」があることで、データ通信量1GBで5,500円、3GBは7,500円で販売されている。SIMカードの有効期間はどちらも15日間だ。ただし、テレコムスクエアの公式WebサイトにはY!mobileのSIMカードに関する情報は現時点では記載されていない。

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Y!mobileのプリペイドSIMカードは音声通話は「1回10分まで」と記載されているものの、音声通話可能な回数については記載がないので、SIMカードの有効期間中(購入から15日以内)は音声通話が回数は(ポストペイドサービスと同様に月300回のほぼ)使い放題の可能性もある。

音声通話に対応したSIMカードのため、購入時にはパスポートなどの身分証明書が必要となるけれど、国際線で成田空港に到着した場合は基本的にパスポートを持っているハズなので大きな問題はない。

Wi-Ho! Prepaid SIM(Y!mobile)は、データ通信専用のプリペイドSIMカードと比べると販売価格はやや割高だ。ただし、空港で購入可能な音声通話対応のプリペイドSIMカードは選択肢が限られていることを考えると、音声通話が必要な方にとっては貴重な選択肢と言える。

テレコムスクエアのカウンターの設置場所は以下の通りで、第1ターミナルから第3ターミナルまで、各ターミナルに設置されている。

【テレコムスクエア カウンター(成田空港)】
・第1ターミナル B1(鉄道 成田空港駅)
・第1ターミナル 1F(国際線到着ロビー)
・第2ターミナル B1(鉄道 成田空港第2ビル駅)
・第2ターミナル 1F(国際線到着ロビー)
・第3ターミナル 2F(国内線、国際線 出発&到着ロビー)

なお、12月27日時点でWi-Ho! Prepaid SIM(Y!mobile)を取り扱いしているテレコムスクエアのカウンターは成田空港および羽田空港のカウンターのみで、他の空港では販売されていない点には注意が必要だ。

テレコムスクエアの公式Webサイトにも情報がないことを考えると、ひとまず成田および羽田空港でテストを行い、テスト結果が良ければ他の空港でも販売を拡大するのかもしれない。

記事執筆:shimajiro@mobiler


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