ZenFone 2 Laserの実力は?

ASUS JAPANが11月13日に発売したAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)を搭載したSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「ASUS ZenFone 2 Laser(型番:ZE601KL)」(以下、ZenFone 2 Laser)は、国内の「ZenFone」シリーズでは初の6インチ大画面モデルだ。CPUはQualcomm Snapdragon S616チップセット内蔵のオクタコアCPU、メモリーは3GB(RAM)、内蔵ストレージは32GB(ROM)、ディスプレイの解像度はFHD(1920×1080ドット)でミドルレンジながらバランスの取れた文句なしのスペックだ。

今回はZenFone 2 Laser ZE601KLの実力がどれ位のものなのか、昨年発売の「ZenFone 5」と比較しながら調べてみたいと思う。

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まずは仕様のチェックからということで、「CPU-Z」でSoC(System-on-a-chip)の表示を行ってみたところ「Snapdragon 615」と表示される。気になったので「CPU-X」でCPU表示を行ってみたところ型番「MSM8939」の表示。Snapdragon 616と616はどちらもMSM8939であることからこのような表示となるのだろうか。「3DMark」ではデバイスが登録してあるためなのか「Snapdragon 616(MSM8939V2)」と表示されているのでひとまずここを着地点としておく。


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CPU-Xで搭載されているセンサーを表示。搭載しているセンサーはジャイロセンサーを含む13個。


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左がZenFone 2 Laser ZE601KL、右がZenFone 5 A500KL

「AnTuTu Benchmark」では、ZenFone 5の倍近いとなる37,768。一方でIntelのSoCを搭載する「ZenFone 2」よりもスコアは低い。

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Geekbench 3では、ミドルレンジなりの結果がでた。こちらもZenFone 5より性能が高く、マルチコアは倍の数値となっている。


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Quadrant Standard Editionでは17004というスコアで、ZenFone 5の8092の倍、さらにグーグルブランドのリファレンススマートフォン「Nexus 5」より性能が高い。ミドルレンジのSoCであるため、最新のハイエンドモデルには及ばないが、なんとか過去のモデルなら上回れるといったところだ。


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3D Markは「Ice Storm Unlimited」で計測を行い、その結果は7462となった。もちろんZenFone 5の4598というスコアを軽く越える。

1年使ったZenFone 5だが現役バリバリで使えてはいるものの、広告の多いニュースサイトの読み込みで操作を受け付けない間があったりしたのだが、ZenFone 2 Laser ZE601KLはその部分に関して処理速度が上がった分、改善されている。



記事執筆:mi2_303


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