カシオが初のAndroid Wearスマートウォッチを発表!

カシオ計算機は5日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスにて1月6日(水)から9日(土)まで開催されている世界最大級のIT・家電関連イベント「2016 International CES(CES 2016)」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、同社初のAndroid Wearを採用したスマートウォッチ「CASIO Smart Outdoor Watch(型番:WSD-F10)」を発表しています。

アウトドアでも使えるように5気圧防水性能を備え、MIL規格に準拠したほか、表示部分にはモノクロ液晶とカラー液晶を重ねた2層構造ディスプレイによって時刻情報のみをモノクロ表示する「タイムピースモード」なら電池寿命を1カ月以上に伸ばすことができるということです。

日本でも3月下旬に発売予定で、価格はメーカー希望小売価格が70,000円(税抜)。カラーバリエーションとしてオレンジおよびグリーン、ブラック、レッドの4色が用意されています。

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Smart Ouldoor WatchはPDAや携帯電話の開発も行ってきたカシオ計算機が時計と情報端末の両方の技術と経験を持つメーカーとして、その資産を大いに活用しながらユーザーにとって真に価値のあるリストデバイスとは何かを追求して開発したスマートウォッチです。

水辺や雨天時でも使える防水性とさまざまなアクティビティーに持ち出せるMIL規格を備えたアウトドアシーンに最適な製品となっており、同社がG'zシリーズなどで培ってきたタフネス性能やセンサー技術を盛り込み、腕に着ける情報機器として完成度の高い商品に仕上げたとのこと。

トレッキングやサイクリング、釣りなどのアウトドアシーンで役立つ多彩なアプリのほか、自然環境の変化や活動量を計測するオリジナルの専用アプリ(コンパスや気圧・高度、日の出・日の入り時刻、タイドグラフ、活動グラフなど)をプリセットしています。

OSにはAndroid Wearプラットフォームを採用しているため、アプリを追加してさまざまなアウトドアシーンに合わせて機能を拡張することも可能でカラー液晶によってさまざまな計測情報やアプリ表示できます。音声入力用マイクを搭載しているので、音声入力や操作も可能。

また、時計事業で培ってきた経験を最大限に活用し、日常で使う時計としての使いやすさも徹底的に追求しており、操作ボタンはグローブ着用時でも押しやすい大型サイズで滑り止め加工を施し、右サイドに集約し、バンドには腕にフィットするソフトウレタンを採用し、長時間でも快適に使用可能だということです。

さらにユニークな機能として、デジタルカメラ「EXILIM Outdoor Recorder EX-FR100」と連携するアプリを搭載し、カメラをリモートコントロールしてアウトドアでの躍動感あふれるシーンの撮影が可能となっています。

主な仕様としては静電容量式タッチパネル対応の約1.32インチ320×320ドット2層構造液晶(カラーTFT液晶+モノクロ液晶)およびIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1 LE、圧力(気圧・高度)センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気(方位)センサー、バイブレーターなど。

ボタンはTOOLボタンおよび電源ボタン、APPボタンを搭載し、充電はマグネット圧着式充電端子によって行います。タイムピースモードの時計のみなら約1ヶ月以上持つほか、通常使用でも約1日以上持つとしています(ともに使用環境によって変動)。

サイズは約61.7×56.4×15.7mm(本体部分)および約93g(バンド含む)。Android Wearアプリが利用できるので、対応するスマートフォン(スマホ)はAndroid 4.3(開発コード名:JellyBean)以上およびiOS 8.2以上のiPhone 5以降。

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記事執筆:memn0ck


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