arrows最新モデルの特徴とは?

富士通コネクテッドテクノロジーズおよび富士通クライアントコンピューティングは13日、都内にて「最新パソコン・タブレット・スマートフォンの内覧会」を開催し、NTTドコモから発売されるAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)搭載ミドルレンジスマートフォン「arrows SV F-03H」とAndroid 6.0 Marshmallow搭載ハイエンドタブレット「arrows Tab F-04H」の特徴を紹介した。

arrows SV F-03Hは6月下旬発売予定、arrows Tab F-04Hは7月下旬の発売を予定しており、ドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などで予約が開始されている。

発表会では、arrows SV F-03Hに込めた意味とデザイン、タブレットの利用シーンを考慮したというarrows Tab F-04Hについて語られた。今回は発表会の模様を紹介していく。

02

同社執行役員の林田健氏は、arrows SV F-03Hは2015年冬モデルでミドルレンジクラススマホ「arrows Fit F-01H」の「手にフィットする持ちやすさ」、「電池3日持ち」、「快適な文字入力」を継承しつつ、ワンランク上のデザインへのニーズに応えるべくして開発したことに触れた。SVという名称については「Superior(上質)を追求し、新たなValue(価値)を想像するモデル」であると説明。

03


04

そのワンランク上のスマートフォンに欠かせないデザインについて、富士通デザイン チーフデザイナーの吉橋健太朗氏は、持ちやすさと手当たりを意識し、ダイヤモンドを原石から削り上げるようなアプローチでデザインを行ったのだという。

05

側面の金属が持つ独特の質感には、高質感、強度感を表している。スマートフォンを手にした時の持ちやすさをそのフォルムと、四隅の形状で具現化している。具体的には、握るように持つ側面はラウンドした丸い形状に、角の部分には指の形に合わせた窪みを持たせている。

06


07

こうすることで、持ちやすさと手当たりの良さをだしている。さらに、カメラや動画視聴などで四隅を持ったときにも安定する。

08

arrows SV F-03Hがもつもうひとつのワンランク上となるポイントはカメラだ。1310万画素のアウトカメラは、F2.0の明るいレンズと35mm判換算22mmの広角レンズを搭載しており、風景写真もよりワイドに撮影することができる。

インカメラは500万画素で、こちらも35mm判換算23mmのワイドレンズを搭載。セルフィーでも仲間との記念撮影が簡単であることをアピールした。

そのほかMIL規格14項目準拠のタフネスさと災害時でもTV視聴ができるロッドアンテナを内蔵したワンセグを搭載している。

09

ハイエンドタブレットarrows Tab F-04Hは、大画面タブレットは手に持って利用するよりも、置いて利用するシーンが多いことから、その問題点を洗い出している。

キッチンやバスルームでの利用シーンでは、従来のタブレットでは立てかけてもすべってしまう点に着目し、側面に滑りにくく摩擦力の高い素材を3面に取り付け立てかけて利用できるようにしているのだという。

また、立てかけるものがないデスクの上でも利用できるよう、4段階の傾斜が付けられる折りたたみ式のスタンドも付属する。

11


12

画面を見るだけでロック解除ができる虹彩認証をタブレットで初搭載。虹彩認証を採用した背景には指紋認証よりも利用度・満足度が高いと報告している。濡れた手では認証することが困難な場合もあるが、虹彩認証であれば画面に触れることなく認証することができるというメリットがある。

arrows SV F-03Hおよびarrows Tab F-04Hには、性能や見た目の派手さこそないものの、開発ストーリーを聞くことで使いやすさへのしっかりとした取り組みを知ることができた。なお、今夏は富士通のハイエンドスマホがないが、NTTドコモの販売サイクルの変更に伴うもので、そのため、2015年冬モデルのハイエンドスマホ「arrows NX F-02H」は併売されるとのことだ。

記事執筆:mi2_303


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
富士通 関連記事一覧 - S-MAX