タッチセンサーキーボードとタッチペンが付属するお買い得タブレット「YOGA BOOK」

今年も千葉県・幕張メッセで2016年10月4日(火)から7日(金)までIoT(Internet of Things)の総合展示会「CEATEC JAPAN 2016」が開催された。

今年のCEATEC JAPANは、IoTを中心としたデバイスやパーツ、素材などの展示が展示され、タカラトミーなど玩具メーカーの出展もあり、これまでとは変わった一面も垣間見ることができた。

当ブログメディアでは、すでにレノボブースのスマートフォン(スマホ)やモバイルPCなどを中心にレポートを行っているが、今回はタッチセンサー式のキーボードを搭載する2in1タブレット「YOGA BOOK」の展示を詳しく写真と動画で紹介していく。


02

YOGA BOOKの主な仕様は、インテル「Atom x5-Z8550(クアッドコア)」、4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、microSD対応、約10.1インチワイドIPSパネル(1920x1200ドット)、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠)、Bluetooth 4.0、約800万画素リアカメラ、約200万画素フロントカメラ、8500mAhバッテリー、電子コンパス、光センサー、加速度センサー、近接センサー、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)など。

Wi-FiモデルのほかにLTEモデルもあり、こちらはnanoSIMカード(4FF)が1スロットあり、LTE対応バンドがFDD LTEのBand 1および3、5、8、9、18、19、TDD LTEのBand 38、W-CDMA (HSPA+)対応バンドがBand 1および3、5、6、8、9、19だ。

OSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を採用。販売価格はWi-FiモデルがレノボのWeb直販で39,800円(税別)、LTE対応モデルが44,800円(税別)となっている。両モデルともに、リアルペン(EMR芯装着)とボールペンとして使うためのインク替芯が3本、キーボードの上に載せてデジタイズするためのBOOK Padが付属する。

キーボードはタッチ式でバックライトによってキートップが表示される仕組み。打鍵感はないものの、画面タッチキーボードに慣れていれば、ごく普通に使える印象。逆にノートPCのようなキーボードを期待すると違和感を覚えるだろう。

キーボードをタッチすれば細かいながらも振動をするので、入力できたというフィードバックを感じることができる。タッチ式ということで、キーをタッチした位置を学習することで、より正確な入力ができるようにしているのだという。

03

展示機にはJISキーボード版とかな表記付きのUSキーボード版があった。こちらはJISキーボード版。スペースキーの下部分はタッチパッドとなっており、マウスカーソルでAndroidアプリの操作が可能だ。

「PrtSc」キーの上にある「ペン」のキーを長押しすると、キーボードの表示が消えペンタブレットモードとなり付属のワコム製リアルペンでの入力が可能となる。リアルペンは2048段階の筆圧に対応する。また、画面をリアルペンで直接操作することも可能だ。

キーボードがフラットであるため、反対面に折りたたんでタブレットモードにしても違和感がない。

04

右側面には、電源キーとボリュームキー、3.5mmイヤホンマイク端子がある。

05

左側面には、microUSB端子、microSDカードおよびSIMカードのスロット、microHDMI端子がある。

06

ペンタブレットモードに切り替えてから、紙を挟んだBOOK Padを置くと紙に書いた文字や絵がそのままデジタイズされる。紙にメモも残しておきたいという用途や、紙に書かれたイラストなどをトレースすることもできる。また、分厚い紙を置いてもデジタイズすることができた。

【YOGA BOOKの外観やペン入力を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/25kKEErGyJ8

キーボードには慣れが必要だとは思うが、約690gでノートPCのような入力環境ができるのはなかなか面白いと感じた。Wi-Fiモデル、LTEモデルともにタブレットとしては買いやすい価格帯なのも嬉しい。また、この価格で筆圧感知対応のリアルペンが付属するのもお買い得感がある。

Android版のほかにWindows版があり、こちらはWi-Fiモデルが52,800円(税別)、LTE対応モデルが59,800円だ。基本スペックはAndroid版に準ずるものでOSが「Windows 10 Home 64bit」となっている。ペンが付属するので新機能「Windows Ink」をフルに使えるのも良い。

Android版、Windows版ともに、従来のノートPC的な使い方もできるが、ペンによる革新的な入力を重視したい人にとって魅力的なモデルではないだろうか。



記事執筆:mi2_303


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
YOGA BOOK | 快適にクリエーションできる2 in 1タブレット| レノボジャパン
CEATEC JAPAN 2016 ( シーテック ジャパン 公式サイト )