Galaxy Note7の爆発問題が継続!販売・交換・製造は停止に

Samsung Electronics(サムスン電子)は11日(現地時間)、バッテリーの発火・発煙などといった"爆発"問題が起きている同社の最新スマートフォン(スマホ)「Galaxy Note7」について調査が終了するまで販売やリコールによる交換を停止すると発表しています。

また、Galaxy Note7を購入した所有者には交換した安全と見られる個体も含めてすべて電源を切って使用を中止するように案内しています。

さらに韓国・金融監督院の電子公示システムを通じてGalaxy Note7の製造と販売中止を決定したことを10月11日付けで明らかにしています。

Galaxy Note7は日本でも発売する計画がありましたが、同日にサムスン電子の公式WebサイトにおいてGalaxy Note7の日本語ページも削除され、発売の可能性が大きく遠のいたと見られます。

当初は子会社のSamsung SDIが供給した電池パックに原因があるとして問題がある個体を販売している国・地域にて販売を停止し、リコールを実施していました。

またリコールでは、もう1つの供給元であるTDK子会社のアンプレックステクノロジー(ATL)の製造した電池パックを内蔵した個体と交換を行い、地元・韓国では販売を再開していました。

その後、リコールで交換した安全と見られていた個体がアメリカの航空機内で発煙したことを受けて、米国消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission:CPSC)と協力して原因の特定などの調査を実施して迅速に結果を報告する計画であると発表していました。

特にこの航空機内における発煙は、電源を切った状態でポケットに入れていただけで起こったとして強く問題視されており、サムスン電子としては問題を重大に受け止め、今回新たに携帯電話会社や販売店などのパートナーに販売および交換の停止を要請しました。

また一部メディアにてGalaxy Note7の製造中止が伝えられていましたが、正式に製造を中止することを告知。すでに品質管理を強化するために供給量を調節していたものの、安全を最優先とするために現在実施している調査が完了するまで販売と製造を停止するとしています。

記事執筆:memn0ck


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