約3万円で高コスパなSIMフリースマホ「ZenFone 3 Laser」のカメラをチェック!

発売日が11月26日とまだ1ヶ月も経っていないものの、早くも売れ行きが好調だというASUS JAPANが販売するSIMフリーのAndroidスマートフォン(スマホ)「ZenFone 3 Laser(型番:ZC551KL)」。

昨年の人気機種「ZenFone 2 Laser(型番:ZE500KL)」と同じ"Laser"モデルで、同様に価格が3万円程度でありながらフルHD(1080×1920ドット)液晶や4GB内蔵メモリー(RAM)、指紋センサーなどを搭載し、2.5Dラウンドガラスとメタル素材による質感の良い外観など、高いコストパフォーマンスで注目されています。

すでに紹介してきたように筆者もZenFone 3 Laserを購入し、これまでに開封して外観や同梱物を紹介したほか、ベンチマークと実際に操作しているところの動画によって操作性や快適性をレポートしてきました。

少し間が空きましたが、今回はそんなZenFone 3 Laserのカメラ機能ついて紹介していきたいと思います。なお、カメラ撮影については参考までに「iPhone 7 Plus」と同じ場所・時間で撮影し、ZenFone 3 Laserは撮影サイズを最大にして特に記載がない場合はそれぞれオートで撮影しています。

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ZenFone 3 Laserのカメラは、背面に第2世代のレーザーオートフォーカス(AF)に対応した約1300万画素、前面に84° ワイドアングル撮影に対応した約800万画素を搭載しています。

第2世代のレーザーAFは従来の約3倍となる1.2mの焦点距離まで対応し、最速約0.03秒でピント合わせが行えるようになっているとのこと。

上位機種のZenFone 3などと比べると画素数こと下がっていますが、機能的には大きくは変更されておらず、マニュアールモードなどにも対応。縦持ちでシャッターボタンの右側の「M」ボタンで簡単にマニュアルモードに切替可能。

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マニュアルモードでは、ホワイトバランスやシャッター速度、ISOなどを手動で変更可能。またその他のモードは、縦持ちで左下にあるボタンから。オートやマニュアルを含めると、夜景や単焦点、ミニチュア、パノラマ、タイムシフト、オートスマイルなど21種類が用意されています。

例えば、最近では「HUAWEI P9」や「HUAWEI Mate 9」などのデュアルカメラを搭載して背景をぼかせる「ワイドアパーチャ撮影」が話題ですが、ZenFoneシリーズでも単焦点モードにすれば、自動的に連射して擬似的に単焦点レンズで撮影したような背景をぼかした写真が撮影できます。

ただし、同じような機能はGalaxyなどにもありますが、Galaxyのそれやワイドアパーチャ撮影は後でも背景のぼかし具合を変更できるのに対し、ZenFoneシリーズの単焦点モードは撮影時のみとなっています。

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リアカメラの撮影サイズは、標準で16;9の10M(4160×2340ピクセル)となっていますが、最大撮影サイズは4:3で13M(4160×3210ピクセル)です。また標準カメラアプリでは保存形式はJPEG形式のみでこちらは初期状態で「ファイン」になっています。

なお、アプリを追加すればRAW形式でも保存できますが、他のZenFoneシリーズと同様にかなり癖があるようです。

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アプリ「Manual Camera Compatible」でCamera APIに対応していることを確認

以下にZenFone 3 LaserとiPhone 7 Plusの実際の写真作例を掲載しておきます。単焦点モードは、ZenFone 3 Laserのみでボケ具合の例として。また気になったのは、ZenFone 3 Laserの撮影画像では、ファイル名にモード名やHDRのありなしなどが入っているようで「P_20161127_064837_vHDR_On」とか「P_20161209_165604_NT」となっていました。

【風景1】
・ZenFone 3 Laser
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・iPhone 7 Plus
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【風景2】
・ZenFone 3 Laser
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・iPhone 7 Plus
09_iphone

快晴というよりはやや曇りの早い時間だったため、色味としてはZenFone 3 Laserのほうが合っている印象。iPhone 7 Plusの空の色は実際にはここまで青くなかったり、枯れ葉の色も少し強く出ているように思えました。

【食事1】
・ZenFone 3 Laser
10_zenfone

・iPhone 7 Plus
10_iphone


【食事2】
・ZenFone 3 Laser
11_zenfone

・iPhone 7 Plus
11_iphone

一方、食事2はZenFone 3 Laserの色味はかなり実際とは異なり、iPhone 7 Plusのほうが合っていました。

【室内1】
・ZenFone 3 Laser
12_zenfone

・iPhone 7 Plus
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【室内2】
・ZenFone 3 Laser
13_zenfone

・iPhone 7 Plus
13_iphone

ZenFone 3 LaserのほうがHDRが効いているからかかなり明るく撮影できてる模様。その分、少し絵っぽくなっている感じも。

【夜景(夜景モード)】
・ZenFone 3 Laser
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・iPhone 7 Plus
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こちらは夜景モード。ZenFone 3 Laserではもう少し全体の明るさを落として、明るい部分を浮き出しても良いように思えました。最近では夜景などを綺麗に撮影できることが重要になってきているだけにZenFoneシリーズはこの辺りはもう一歩という印象です。

【単焦点モード】
・ZenFone 3 Laser
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最後に撮影モードで紹介した背景をぼかせる単焦点モード。ボケ具合は最大にしたもの。全般的に約3万円と考えれば他メーカーの同価格帯と比べて無難に撮れるのかなと思われました。そもそも筆者のカメラ撮影の腕がかなり悪いので参考になるのか微妙ですが、ざっくりとご紹介まで。







記事執筆:memn0ck


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