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NTTドコモが7月1日より提供を開始している訪日外国人旅行者向けプリペイドSIMサービス「Japan Welcome SIM」を購入してみた。

申込方法は以前に紹介した通りで名目上は訪日外国人旅行者向けとなっているが、日本在住の日本人でも申込・利用ともにOKだ。

今回は実際に申込したJapan Welcome SIMのSIMカードが届いたので使ってみた印象などをご紹介する。

【受取方法は事前申込後にカウンターで「SIM引換コード」を提示】

Japan Welcome SIMを利用するためには、事前に公式Webサイト( https://docomo.prepaid-sim.jp/lp/ )にてアカウントを登録した上で、SIMカード引換に対応するカウンター(現時点では主要空港のJAL ABCカウンターのみ)にてSIMカードを受取する。

Japan Welcome SIMは主に訪日外国人向けとなっているものの、少なくとも現時点では「海外に在住していること」は提供条件として設定されておらず、日本国内に在住している場合でも申込は可能だ。

また当然ながら海外在住の日本人(日本パスポート保持者)が一時帰国する際にも利用できる。なお、「SIM引換コード」はJapan Welcome SIMの公式Webサイト上のメニューから表示が可能となっている。

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カウンターでSIM引換コードを提示してSIMカードを受け取る(SIMカードの引換場所一覧はこちらにて)

SIMカード受け取りの際には、パスポートなどの本人確認書類は不要だ。データ通信料の支払も公式Webサイト上にて完結しているため、カウンターでの手続はSIMカードを受取するのみとなっている。

簡単と言えば簡単ではあるけれど、SIMカード受取後の設定などなどに関するサポートは一切受けられないので、アクティベーション手続きなどに関しては自ら行う必要がある。

なお、Japan Welcome SIMの申込方法に関しては前述通り、すでに「日本人でもOK!データ通信料金が完全無料プランもあるNTTドコモの訪日外国人向けプリペイドSIMカード「Japan Welcome SIM」申込方法を紹介【レポート】」にて紹介しているので参考にして欲しい。

SIMカードを受取後、実際にデータ通信を利用するためにはまずはアクティベーションが必要となる。Japan Welcome SIMは、NTTドコモとしては初のマルチサイズ対応SIMカード(標準/micro/nano)となっているので、利用する機種のSIMカードを特に気にせずに購入・受取ができる。

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Japan Welcome SIMのSIMカード

スマートフォン(スマホ)にSIMカードを挿入しようとした際に気付いたのが、SIMカードスロットを開けるための「SIMピンが付属していない」ということ。普段は持ち歩いているけど、この時はうっかり忘れていたのだが、持ち歩いていないという人もいると思う。

たまたまとはいえ「うーむ。こまったなぁ……。仕方ないけど帰ってからセットアップするか。」と思いながら同梱品を見てみると、取扱説明書にクリップが付属しているのに気付いた。恐らく、これは「SIMピン代わりにどうぞ」ということだと思う。が、これは気づきにくい。

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取扱説明書にクリップが付属

取扱説明書に付属しているクリップを使って、SIMカードスロットを開き、SIMカードを挿入することができた。

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Japan Welcome SIMをスマホに挿して利用


【専用サイトでアクティベーションしよう】

Japan Welcome SIMは、利用開始時にアクティベーションを行う必要がある。アクティベーションは「Japan Welcome SIM」を挿したスマホなどからアクセスが可能なWebサイト( https://welcome.ne.jp/ )にて行う。

アクティベーション用のWebサイトは、Japan Welcome SIMの申込用Webサイトとは異なるURLで提供されているので注意してください。

なお、Japan Welcome SIMに同梱されている取扱説明書にはURLのみが記載されており、QRコードなどは印刷されておらず、URLを手入力する必要があるのは少々面倒かも。また、Japan Welcome SIMのドメインとは異なるためWebブラウザーのオートログインによるパスワード認証も行えない。

アクティベーション用サイトにアクセスしてからのアクティベーション手続きの流れは以下の通り。

(1)アクティベーション用サイトにアクセス
(2)Japan Welcome SIM申込時のdアカウントでログイン
(3)SIMカードに記載されている電話番号(090・080・070)を入力する
(4)SMSで届く認証コードを入力する

なお、アクティベーションで注意が必要なのは(3)の電話番号入力だ。というのも、SIMカードの台紙には「この番号が電話番号である」ことを示すわかりやすい表示がなく、訪日外国人が一見で「この番号が電話番号」と理解できるかは少々怪しい。

このあたりはアクティベーション用サイトに画像で説明があった方がわかりやすいように感じるところ。今後の変更などに期待したい。

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電話番号(SIMカードの台紙に記載されている)


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アクティベーション用サイトで電話番号を入力する


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SMSで認証コードが届く

認証コードの入力が正常に完了すると、インターネット接続が利用可能となる。Japan Welcome SIMはAPN(アクセスポイント)設定を意識する必要がなく、スマホなどでのAPN設定が何であってもインターネット接続が可能となっている。

実際にSIMフリースマホ「HUAWEI Mate 9」にて挙動を確認してみたところ、プリインストールされているMVNOのAPNを適当に選択してもデータ通信が利用可能だった。

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APN設定は変更不要

同プリペイドSIMカードが利用されるであろう海外向けに販売されている多くのスマホでは、NTTドコモのAPNはプリセットされていないことを考えると、APN設定を意識することなくデータ通信が利用可能となる点はお手軽だ。

ただし、そもそもSIMカードの申込にあたって事前にdアカウントの作成が必要であったり、SIMカードを受取後にアクティベーションが必要だったりと、一連の手間が割と大きい点は事実で、「買ってすぐに使えるプリペイドSIMカード」という意味では事前申込不要・アクティベーション不要なSIMカードを購入して使った方が便利かと思う。

【「広告表示でデータ通信料が無料」だけど……。】

Japan Welcome SIMの大きな特長の一つに「広告表示でデータ通信料が無料となる」(高速データ通信量を獲得できる。」という点があるものの、サービスが提供開始直後のためか、7月3日時点で提供されている広告メニューは動画広告(動画1件あたり10MB)の視聴のみ。

なおかつ、一度表示された広告については繰り返し閲覧しても無料通信量の獲得ができないので、広告在庫が無い場合については無料通信量を獲得することができない。

実際に、現時点で閲覧可能な動画広告を全て閲覧した状態でも、獲得可能なデータ通信量は200MB程度。高速データ通信量を獲得するための広告が潤沢に用意されるかは不明なので「広告閲覧でデータ通信が無料」に対する過度な期待は禁物かも。

もちろん、広告閲覧以外にも高速データ通信料を購入することも可能となっており、料金はデータ通信量は100MBが200円、500MBが700円(ともに税別)。

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Japan Welcome SIMでは現在、動画広告のみが掲載されている


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Japan Welcome SIMの広告メニューと高速データ通信量

訪日外国人など、日本に短期滞在する人向けのプリペイドSIMカードはJapan Welcome SIMにも多数の選択肢があり、主要空港別に過去に筆者のブログにて紹介しているので、最後に参考までに紹介しておく。

【2016年12月版】成田空港で買えるプリペイドSIMカードをターミナル別に総まとめ – 音声通話対応SIMや容量無制限SIMカードも登場
【2016年12月版】羽田空港で買えるプリペイドSIMカードまとめ – 到着フロアのビックカメラが品揃え充実
【2017年5月版】関西国際空港で購入できるプリペイドSIMカードまとめ



記事執筆:shimajiro@mobiler


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