LINEモバイルがソフトバンクと提携!出資比率はLINEが49%、ソフトバンクが51%に

LINE Corp.の100%子会社であるLINEモバイルおよびソフトバンクは31日、LINEモバイルが回線を借りて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「LINE MOBILE」( https://mobile.line.me )のさらなる成長を目的とする戦略的提携を進めることについて2018年1月31日(水)に基本合意したと発表しています。

なお、この戦略的提携は、LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける資本提携とMVNOによる携帯電話サービス事業推進のための業務提携となっており、詳細は今後の両社協議によって決定されるとしています。

これにより、LINEモバイルは取引完了時の出資比率がLINE Corp.が49%、ソフトバンクが51%となる予定で、今後はLINEモバイルの事業がLINE Corp.とソフトバンクの下で行われることになるということです。取引は2018年3月頃完了予定。

戦略的提携によってLINEモバイルは、ソフトバンクとのパートナーシップを生かして総合通信事業者の知見を活用した事業運営を実現し、さらなる成長を目指します。なお、LINEモバイルの代表取締役社長は引き続き嘉戸 彩乃が務めるとしています。

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LINE MOBILEは現在、仮想移動体サービス提供者(MVNE)としてNTTコミュニケーションズと提携してNTTドコモから回線を借り入れて提供している携帯電話サービスで、いわゆる「格安SIM」といわれるMVNOでは後発の2016年9月にサービスを開始しました。

そんなLINEモバイルが一転、ソフトバンクと提携して第三者割当増資をソフトバンクが引き受けてソフトバンク傘下となります。現時点では現在のNTTドコモ回線のサービスをそのまま継続予定となっていますが、将来的には「ソフトバンク網に移行していく可能性」はあるとのこと。

またLINE Corp.では、LINE MOBILEでわかりやすく、利用者ごとの動向やニーズに合ったプラン展開を特長としてきた結果、現時点でもLINE MOBILEのサービス開始以降、料金プランのシンプルさ、圧倒的なコストパフォーマンス、充実したカスタマーサポートなどが支持され、ユーザー満足度は91%、顧客推奨度は82%を超えているとしています。

さらにMVNO全体の成長率が鈍化する中、LINE MOBILEでは、2017年10〜12月における申込件数が前年同期比約2.3倍、2017年12月にはユーザー1人あたりの平均月額サービス利用料(ARPU)は前年同月比約1.3倍まで成長、サービス開始からこれまでの平均月間解約率は0.92%となるなど、順調に成長を続けているとのこと。

そして同社では引き続いて「SIMPLE」および「FREE」、「VALUE」という3つの価値を提唱し、コミュニケーションサービス「LINE(ライン)」をはじめ、カウントフリーサービスを提供している「Twitter」や「Facebook」、「Instagram」といった主要SNS、そして音楽サービス「LINE MUSIC」が使い放題となるサービスを推進していくとしています。




記事執筆:memn0ck


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