SHARPの最新フラッグシップスマホ「AQUOS R2」が発表!

シャープは8日、都内にて『スマートフォン「AQUOS」新製品発表会』を開催し、画面上部中央に切り欠き(いわゆる「ノッチ」)のある縦長な約6.0インチQHD+(1440×3040ドット)IGZO液晶ディスプレイを搭載した新しいフラッグシップスマートフォン(スマホ)「AQUOS R2」や「AQUOS sense plus」を発表しています。

AQUOS R2は現時点で販売する販路が明らかにされていませんが、発売時期は2018年6月以降順次投入され、従来通りであれば各携帯電話会社から販売されると見られます。なお、すでに紹介しているように認証やリークなどの情報から少なくともNTTドコモ向け「AQUOS R2 SH-03K」として投入される見込みなほか、シャープの公式製品ページにてauやSoftBank向けがあることが記載されています。

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AQUOS R2は昨年10月に発表したコンパクトプレミアムスマホ「AQUOS R compact」と外観などのコンセプトは共通しており、AQUOS R compactで初搭載した「IGZOフリーフォームディスプレイ」によって実現した丸みのあるデザイン「EDGEST fit」を採用し、Snapdragon 845や4GB LPDDR4X内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイエンドモデルです。

流行りの縦長画面もAQUOS R compactでは若干縦の短いアスペクト比9:17を採用していましたが、AQUOS R2ではノッチのある製品では主流の9:19とより縦長になっており、ディスプレイは100Hz駆動の「ハイスピードIGZO」や「バーチャルHDR」や高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」をサポートし、応答速度も従来製品よりも25%向上しているとのこと。

液晶パネルはAQUOS R compactと同じく大きなサイズの「マザーガラス」を作り、そこから切り分けて角の丸みや切り欠き部分を研磨して形成。ノッチもiPhone Xなどのように横幅が広い形状ではなく、またディスプレイの下中央には指紋センサー兼ホームキーも搭載しています。

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IGZO液晶がさらに美しく


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5.3インチだったAQUOS R(左)から6.0インチのAQUOS R2へ

本体カラーはプラチナホワイトおよびプレミアムブラック)の2色展開。なお、前機種の「AQUOS R」やAQUOS R compactなどと同様にこれらの2色がベースモデルで、各携帯電話会社向けに別の色も用意されている予定。

側面はアルミフレームで内部設計を見直したことによってひねり強度が約40%向上しているほか、背面パネルは光沢感のあるガラス素材を採用し、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)にも対応。サイズは約156×74×9mm、質量は約181g。

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さらに新たに背面にはデュアルカメラを搭載し、カメラ機能を強化。過去に「AQUOS」シリーズとしては“3Dカメラ”として2眼カメラを搭載していた時期もありましたが、昨今の流れで再び2眼カメラを搭載することになり、35mm換算で22mm相当の広角レンズ(90°・F1.9)+約2260万画素CMOSと動画撮影用の同19mm相当の超広角レンズ(135°・F2.4)+約1630万画素CMOS「ドラマティックワイドカメラ」の構成になっています。

AI(人工知能)を活用した「AIライブシャッター」によって広角レンズでワイドな動画を撮影中に高画質な標準レンズでオススメの写真を自動的に撮影可能になりました。これは世界初の機能とのこと。同社ではデュアルカメラをあえて静止画用と動画用として搭載した理由は静止画と動画の撮影に適したレンズやセンサーは異なっており、それぞれに合わせたものを採用しているためとのこと。

なお、動画用カメラのほうは電子式手ぶれ補正を利用するときには画角が狭くなる仕様となっているとのこと。さらにカメラでは新画像処理エンジン「ProPix」を搭載し、ノイズを抑えて夜景シーンを綺麗に撮影できるほか、AIによって自動的にシーンを選択してくれる「AIオート」にも対応。フロントカメラは広角レンズ(90°・F2.0)+約1630万画素CMOSに。

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電池パックは3130mAhバッテリーで、取外不可。急速充電「Quick Charge 3.0」やワイヤレス充電「Qi」に対応。充電などの接続端子はUSB Type-Cを採用。省電力機能はさらに進化し、画面を操作していない間は使用電力を抑える「液晶アイドリングストップ」などの独自技術によって電池持ちがより長くなっているということです。

映像や音響についてもスマホでははじめて最先端のHDR映像方式「ドルビービジョン」と立体音響技術の「ドルビーアトモス」を採用し、加えて次世代オーディオコーデック「Dolby AC-4」にも対応し、シーンに合わせたリアルな映像と没入感のあるサウンドとなり、さらに「HDR10」や「VP9」などのHDRコンテンツの再生にも対応し、映像をきめ細かく色鮮やかに表示可能に。

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AQUOS R2の右側面。アルミフレームのラウンドデザインに

その他の仕様としては2.4および5.xGHzデュアルバンドに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 5.0 LE(最大2Mbps)、64GB内蔵ストレージ(UFS)、microSDXCカードスロット(最大400GB)、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、nanoSIMカード(4FF)など。

OSはAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)を採用し、他のシャープ製スマホと同様に発売後2年間は最大2回のOSバージョンアップを保証しています。AIによるアシスト機能であるエモパー(COCORO EMOPA)もVersion 8.0)に対応しています。



※別途発表会において実際にタッチ&トライをした実機レポートも後日公開予定。

記事執筆:memn0ck


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