ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」を写真と動画でチェック!

華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)が都内にて新製品発表会を11月28日に開催し、デュアルエンジン低消費電力システムにより、GPS測位と心拍センサーを起動していても2週間持続するバッテリーシステムを搭載したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT」(Huawei Technologies製)を発表しました。

HUAWEI WATCH GTは2モデルあり、価格(税抜)および発売日はブラックカラーのスポーツモデルが24,880円および12月7日、シルバーカラーのクラシックモデルが25,880円および12月19日となっています。

今回は発表会の展示コーナーにてHUAWEI WATCH GTの実機をタッチ&トライする機会がありましたので、外観や主な機能について写真や動画ともにご紹介します。

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スポーツモデル、クラシックモデルの差はカラーのみ


■最大30日間連続駆動の超ロングライフ設計
モバイルデバイス業界でのスマートウォッチ市場もすっかり定着し、デバイスベンダー各社からさまざまな機種が発売されるようになりましたが、本機が最大の特徴としているロングライフバッテリー設計はそれらの機種に対する大きなアドバンテージになるかもしれません。

24時間着用した上で、時間の確認やスマートフォン(スマホ)との連携によるメールなどのスマート通知といった日常利用では最大30日間駆動可能としているほか、同じく24時間着用の前提で心拍センサーや睡眠モニターを利用し1日90分程度のGPS測位を用いたトレーニングを行っても約2週間の駆動が可能としています。

またマラソンなどで常時心拍センサーやGPS測位などを稼働させた場合でも約22時間の連続駆動を確保しており、これまでの一般的なスマートウォッチよりもさらに安心して利用できるようになりました。

常に自宅やオフィスなどで充電できる環境がある場合は1日~数日の連続駆動でも問題はありませんが、旅行や出張など、数日間充電できないような状況でもバッテリー残量を全く気にしなくて良いという安心感は大きなメリットです。

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基本性能を疎かにしないことはとても重要だ


■スポーツに適したサイズ感と重さ
バッテリー持続時間を最優先にした設計でもあるため本体サイズが1種類しかない点は時計として少々残念ですが、約46.5mmのケース径はスポーツウォッチとしてなら男女ともに使いやすいサイズです。

また厚みも10.6mmに抑えられている上、クラシックモデルではベゼル部とケースサイドをツートンカラーで分けることで、実際の厚みよりもかなり薄く見せることに成功しています。

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そもそも10.6mmならそれほど厚みがあるわけではないが、シルバーのケースサイドを採用することでさらに薄くフォーマルな印象を与えている


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スポーツモデルはケースサイドもブラックにすることで敢えてサイズ感を出している


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カラーでだいぶ印象が変わる


ディスプレイには1.39インチの有機EL(AMOLED/326ppi)タッチディスプレイを採用しており、暗い場所から明るい場所まで非常に視認性が良い印象です。

ボディのケース素材には腐食しにくく剛性の高い316Lステンレスを採用。ベゼルにはセラミックを使用しています。重量も46g(ベルトなし・本体のみ)と非常に軽量で、スポーツ向けスマートウォッチとして十分な軽さを維持しています。

付属のベルトはスポーツモデル・クラシックモデルともにラバー素材ですが、市販の腕時計用ベルトと交換が可能なので、シーンや好みに応じて付け替えて利用できます。

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バンド形状の違いにより、総重量はスポーツモデルが66g、クラシックモデルが63gとなる


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レザー素材のように見えるクラシックモデルのバンドもラバー製


■高い位置測位精度と豊富な機能
性能および機能の面では、精度の高い位置測位が大きな特徴です。現在位置の測位には「GPS」、「GLONASS」、「Galileo」の3つの衛星測位システムが採用されており、より正確で精度の高いトラッキングを可能としています。

このほか気圧センサー、ジャイロセンサー、コンパスなど6つのセンサーを搭載し、ランニングからウォーキング、ハイキング、サイクリングなどさまざまなスポーツのトレーニングサポートが可能です。5気圧防水にも対応しているため、スイミングにも利用できます。

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ディスプレイ表示を自在に変更できるスマートウォッチだからこそ、普段利用からアウトドア用途まで自由に表示情報を変えられる


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スイミングでも安心して使える5気圧防水は頼もしい


睡眠トラッキングや心拍モニターなど、ヘルスケア機能も充実しています。

睡眠トラッキングではハーバードメディカルスクール CDB センターの睡眠試験認証を取得した睡眠モニタリング技術「HUAWEI TrueSleep 2.0」を搭載。睡眠時間に加えて睡眠の質や睡眠の連続性なども解析。この解析データに基づいて200件以上あるアドバイスの中から適切なアドバイスを表示してくれます。

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本体裏面に心拍センサーなどが搭載されている


本体デザインや機能の概要などは、以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:ファーウェイ「HUAWEI WATCH GT」タッチ&トライ

動画リンク:https://youtu.be/w9L4QqLj5BU

■過不足なく満足感の高い良質なスマートウォッチ
利用シーンに応じて自動的に切り替えられるデュアルエンジン低消費電力システムによるロングライフ設計や精度の高い位置測位システムなど、本機の魅力は多数ありますが、価格の安さも大きな魅力でしょう。

25,000円前後という価格は多機能型スマートウォッチの中でもかなり安価で、しかも機能面で妥協することなく使える点は高く評価できます。またバンド部を市販の腕時計用バンドと交換可能な点も、汎用性やファッション性の面でメリットがあります。

本格的なスマートウォッチは欲しいもののバッテリー持続時間が不安だという方や、仕事や遊びなど場所を選ばず常に身に付けていたい方、そして安価なスマートバンドでは機能面で物足りないという方などに適した製品ではないでしょうか。

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そろそろスマートウォッチもいいかもしれない




記事執筆:秋吉 健


■関連リンク
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GPSと心拍センサー起動でも2週間持続する長時間バッテリーを搭載 『HUAWEI WATCH GT』 12月7日(金)より順次発売