楽天モバイルの自社回線エリアマップが更新!障害で一時利用できない状態も

楽天モバイルは26日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線を構築して提供している携帯電話サービス「楽天モバイル」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において2020年3月25〜26日に障害が起きていたことを案内しています。

障害は3月24日と3月26日のそれぞれ3:00から5:00に行った2回のメンテナンスの後に起き、東京や大阪の一部の「無料サポータープログラム」の利用者が接続できない状態となっていました。

すでに3月26日の夜に障害がすべて復旧しているとしています。なお、原因はメンテナンスに伴うソフトウェア書き換え時のトラブルとのことで、同社では「小規模だっため、公式Webサイトでの周知や総務省への報告は行わない」ということです。

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3月16日付で更新されたサービスエリアマップ

楽天モバイルでは昨年10月よりMNOとして提供する携帯電話サービスを“スモールランチ”として5000人限定で無料で利用できる無料サポータープログラムを提供しており、今年1月には無料サポータープログラムにさらに最大2万人を追加して提供しています。

この無料サポータープログラムでは昨年12月今年2月にも障害によって一部の利用者が音声通話およびデータ通信を利用できないもしくは繋がりにくい状況が発生した障害となり、昨年12月の件では総務省から「電気通信役務の安定的かつ円滑な提供を確保するための対策の要請」を受けていました。

楽天モバイルではすでに案内しているように4月8日から正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」を提供開始予定で、これまでに「完全仮想化クラウドネイティブネットワーク」方式を採用することによって低コストで安定した携帯電話ネットワークが構築できるとしていますが、安定性に不安が残る状況となっています。

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対応エリアの市区町村一覧ページにおける埼玉県

なお、同社は16日、自社回線における対応エリアの市区町村一覧ページを公開したとお知らせしています。当初の東京23区や名古屋市、大阪市以外にも埼玉県ふじみ野市や埼玉県三芳町、兵庫県芦屋市などがエリアとされています。

またサービスエリアも最新情報(2020年3月16日時点)に更新しており、さらに市区町村一覧ページでは案内されていない北海道札幌市などの一部でエリア化していることがわかり、実際に楽天モバイルの電波が出ているようです。

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Rakuten UN-LIMITの海外ローミング対象国・地域

その他、同社は17日、4月8日に提供開始するRakuten UN-LIMITの海外ローミング(データ通信)について海外指定66の国と地域では2GB/月までを無料、その他の国と地域では従量課金と案内しておりましたが、高額請求発生を防ぐ利用者保護の観点から指定66の国と地域での提供のみに変更することになったとお知らせしています。



記事執筆:memn0ck


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