楽天モバイルが人口カバー率73.8%に!2021年3月時点で80%超えを計画

楽天モバイルは23日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービスの正式プラン「Rakuten UN-LIMIT V」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において契約申込数が11月時点で179万に達したことを明らかにしています。同社では300万人までは1年間無料になる「Rakuten UN-LIMIT Vお申し込みキャンペーン」を実施しています。

また12月時点の日本全国における楽天回線の4Gの人口カバー率が73.8%となったとのこと。これまで10月時点では63.1%だとしていましたが、2ヶ月で10.7%も増加しています。なお、これらの申込数と人口カバー率は同日に総務省が開催した「デジタル変革時代の電波政策懇談会」にて示されました。

さらに同社は24日、公式Webサイトにて公開しているサービスエリア( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )を更新して新たに北海道旭川市・釧路市・帯広市および岩手県盛岡市、福島県いわき市、千葉県我孫子市、岐阜県各務原市、静岡県浜松市西区・函南町、愛知県豊橋市・刈谷市、京都府長岡京市・大山崎町、兵庫県播磨町、奈良県生駒市、山口県山陽小野田市、佐賀県佐賀市が楽天回線エリアに加わったとお知らせしています。

なお、エリアマップは12月17日付でも更新されており、このときには宮城県仙台市泉区および福島県郡山市、埼玉県北本市、石川県金沢市、静岡県静岡市葵区、愛知県東浦町が楽天回線エリアに追加されています。対応予定エリアについては12月3日付で更新された際の「2021年2月末」と「2021年春以降」で変更はありません。

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楽天モバイルでは基地局の開設を5年前倒しして2021年夏までに人口カバー率96%をエリア化する計画で今秋より急ピッチでエリアを拡大しており、以前は2021年3月末時点で人口カバー率70%をめざしていましたが、すでに12月時点で73.8%に達したということです。なお、今年11月に開催された発表会では2021年3月末までに人口カバー80%超えをめざしているとしていました。

なお、楽天回線エリアとなっていない地域についてはパートナー(au)回線のローミングサービスで提供されており、2026年3月31日(火)までは「東京23区、名古屋市、大阪市および局所的なトラヒック混雑エリアを除く全国エリア」および「地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部」にてau回線が利用できます。

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一方、このローミング協定では「都道府県毎に楽天モバイル株式会社の自前エリアの人口カバー率70%を上回った時点で両社の協議を以て、各都道府県のローミング提供の継続・終了を決定」するとしており、すでに紹介しているように10月22日時点で2020年10月以降に東京都(23区除く)の一部や大阪府(大阪市除く)の一部、奈良県の一部にて順次、au回線のローミングを終了しています。

さらに東京都では2021年3月末に原則ローミングサービスを終了すると案内されており、少なくとも2021年3月末までには東京都については基本的にエリア化していないと利用できなくなってしまうこともあり、その期限にかなり迫ってきています。なお、東京都の人口カバー率は10月時点では87.4%となっていました。

契約申込数については9月時点で143万でしたが、11月時点で179万となったとのこと。Rakuten UN-LIMIT Vでは300万人までは1年間無料で使えるため、まだまだ枠は残っており、同社では契約事務手数料などの手数料を無料とする「ZERO宣言」とともに楽天ポイントをプレゼントするキャンペーンも行っているので行動範囲がエリア化するなどした場合にはお試しで契約してみるのもありかと思われます。





記事執筆:memn0ck


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