楽天モバイルが新たな基地局を5月16〜31日に全国33都道府県96市区町村で設置!ASTが衛星構成変更で日本に注力。ローミングから切替か


楽天モバイルが2026年5月16〜31日に設置した基地局リストを公開!Rakuten最強衛星サービスを10月に開始か

楽天モバイルは15日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービス( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において2023年7月より実施している「Rakuten最強プラン」プロジェクトとして新たに2026年5月16日(土)から5月31日(日)までに全国33都道府県96市区町村で基地局を設置したとお知らせしています。

なお、サービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/ )は更新されておらず、2026年6月1日(月)付に更新されたままで、2026年5月18日(月)時点のデータとなっており、4Gや5GのSub6およびミリ波が色分けして表示でき、4Gのみや楽天モバイルショップの表示も可能になっています。ただし、このサービスエリアマップの4Gについてはパートナー(au)回線との合算となっています。

そのため、楽天回線のみの4Gエリアについてはホームルーターサービス「Rakuten Turbo」で利用できるサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )にて確認できるほか、パートナー(au)回線のサービスエリアマップ( https://network.mobile.rakuten.co.jp/internet/turbo/area/ )も個別に公開しています。

またKDDIおよび沖縄セルラー電話による楽天モバイルへのau回線のローミング提供期間が少なくとも現時点では2026年9月30日(水)までとなっていますが、すでに紹介しているようにKDDIによって楽天モバイル向けローミングサービス提供エリアの更新が行われ、2026年5月末時点と2025年6月以降のエリアが確認できるようになり、ローミング提供期間の終了前にかなりローミングエリアが狭くなっていることが明らかになりました。

一方、楽天モバイルではAST SpaceMobile(以下、AST)と共同で衛星と携帯電話の直接通信による「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」(以下、Rakuten最強衛星サービス)を2026年第4四半期(10〜12月)に提供開始する計画であることを昨年4月に案内しており、タイミング的には早ければ、au回線のローミングと入れ替わりで提供開始となる可能性があり、一部の情報では実際に10月にも提供が開始されると噂されています。

ASTでは今年3月に世界電気通信連合(ITU)に同社が展開する衛星「BlueBird」の構成を大きく変更する申請を行なっており、衛星の数は248機から249機とほぼ変わりないものの、以前はほとんどを高度740Km以上へ比較的に満遍なく配置していましたが、新たに申請した内容では半数以上の192機を軌道傾斜角53°で高度690Kmにすべて異なる軌道で配置するようになっています。

これにより、192機がすべて異なる軌道で地球を周回するため、地球上のどの場所でも異なる方位に衛星が見えやすくなり、特にスマートフォン(スマホ)などと衛星の直接通信(Direct To Cellular:DCT)での利用の場合に常に1機以上の衛星と接続しやすくなるほか、さらに日本(北緯20〜46°)では全土で天頂を通過するようになるため、衛星からの電波を遮られにくく、スマホなどと衛星の直接通信でより安定した接続が見込めるようになり、au回線のローミングの代わりとして衛星通信に切り替えるという大技を決めてくる可能性もありそうです。

楽天モバイルでは楽天回線による正式サービス「Rakuten UN-LIMIT」を2020年4月に開始し、楽天回線エリアにおけるデータ通信は使い放題、専用アプリ「Rakuten Link」での音声通話・SMSも無料で月額3,278円(金額はすべて税込)で使え、さらに何度かアップグレードされて2023年6月から新料金プランのRakuten最強プランに刷新し、パートナー(au)回線エリアも含めて3GB以下なら月額1,078円、20GB以下なら月額2,178円、使い放題で月額3,278円となっています。

なお、Rakuten Linkでの音声通話・SMSはカウントフリーとなっているほか、Rakuten Linkは2023年8月にパソコン(PC)向けデスクトップ版も提供開始されました。また公式メールサービス「楽メール」も提供されています。そんなRakuten最強プランの提供開始に合わせてサービスエリアマップが更新され、Rakuten最強プランでは楽天回線だけでなくau回線でも同じ料金となることに伴い、4Gエリアについては楽天回線とau回線の合算表示となっています。

一方、2023年7月より新たに快適な通信環境を提供するために「Rakuten最強プラン」プロジェクトに取り組んでおり、全国各地の楽天モバイル基地局設置情報が市町村単位で公開されて確認可能で、一時は月1回の更新になったりもしていましたが、最近は再び月2回のペースに戻っており、今回は2026年5月16〜31日に全国33都道府県96市区町村で新たな基地局が設置されたとのことです。

特にau回線のローミング提供期間の問題もあり、楽天モバイルでは2026年に前年比3倍以上の2,000億円強という設備投資を計画しており、新たに「つながりやすさ強化宣言2026」としてトラフィックが集中するエリアなどでの通信品質向上を加速させ、特に都市部を中心に加入者数が増加しているエリアなどにおいてトラヒック増加分を自社ネットワークでカバーしきるように都市部をはじめとして設備を増強を行っているところです。

とはいえ、一気にau回線のローミングから切り替えられるようなエリア展開を基地局の設置で行うのは難しく、楽天モバイル 代表取締役会長の三木谷 浩史氏は「(利用者に)迷惑をかけないことが一番重要」だとし、この点について「しっかりとKDDIに理解していただいていると考えている」と語っていたため、au回線のローミングを9月末で完全に終了するのか注目が集まっています。仮に完全に終了するということになった場合は切り札としてRakuten最強衛星サービスを入れ替えで提供開始するという可能性もありそうです。

記事執筆:memn0ck

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