ソニーが2020年度Q3決算で純利益1兆円超えへ!PS5や鬼滅の刃が牽引。Xperiaの年間販売台数は前年比28%減の280万台ながら通期黒字見込む


Sonyの2020年度Q3決算が発表!Xperiaスマホの販売台数はさらに減少

ソニーは13日、オンラインにて「2020年度 第3四半期 業績説明会」を開催し、子会社のソニーモバイルコミュニケーションズが手がけるスマートフォン(スマホ)「Xperia」シリーズを含むモバイルコミュニケーション(MC)事業では売上高1,110億6,100万円(前年同期比△1.7%)および営業利益212億9,200万円(前年同期比+206%)の減収増益となったと発表しています。

これは販売台数は100万台(前年同期比△23%)と減ったことによる減収となっているものの、MC事業におけるオペレーション費用の削減がさらに一層進んでおり、MC事業単体での通期業績見通しは明らかにしていませんが、通期黒字化を見込んでおり、MC事業を含むエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野は2月時点の通期業績見通しを上方修正しています。

同社ではフルサイズミラーレス一眼カメラ「α1」や5Gのミリ波に対応したプロフェッショナル向けスマートフォン(スマホ)「Xperia PRO」、ブラビア XRシリーズと認知特性プロセッサー「XR」などを直近で発表・発売しており、いずれもソニーの独自技術により差異化を図った商品で、今後も付加価値の高い商品をお客様に届けていきたいとしています。

なお、EP&S分野の2020年度第3四半期(Q3)は売上高が前年同期比ほぼ横ばいの6,490億円(前年同期比△0.2%)、営業利益が1,058億円(前年同期比+32%)と減収増益となり、ホームAV商品に対する巣籠もり需要の継続に加え、デジタルカ メラなどの需要回復も見られ、通期見通しは昨年10月時点から売上高1兆8,900億円と+200億円、営業利益1,250億円と+580億円となっています。

その他、イメージング&センシング・ソリューション(I&SS分野)はHuawei Technologies(以下、ファーウェイ)と見られる中国の特定大手顧客向けモバイルイメージセンサーの出荷を昨年9月に停止したため、モバイル機器向けイメージセンサーの大幅な減収となったものの、昨年11月下旬以降に一部の出荷を再開したことに加え、こちらも明言は避けていますが、カメラ用イメージセンサーを100%提供しているApple製「iPhone 12」シリーズが当初予定よりも販売が好調だということです。

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ソニーでは2020年度 第3四半期 業績説明会に合わせて2020年度(2020年4月〜2021年3月期)の決算内容を公開し、連結業績で売上高2兆6,965億円(前年同期比+9%)および営業利益3,592億円(前年同期比+20%)、純利益3,719億円(前年同期比+62%)の増収増益となったと発表しています。

中でもゲーム機「PlayStation 5」(以下、PS5)の発売に伴って各種ゲームソフトやネットワークサービスが好調で、ハードウェアでの戦略的な価 格設定による損失計上はあったものの、ゲーム&ネットワークサービス分野では売上高8,832億円(前年同期比+40%)および営業利益802億円(前年同期比+50%)の大幅な増収増益となったということです。

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同社では巣篭もり需要の影響もあって「PlayStation」の利用者の総ゲームプレイ時間が前年同月比約30%増と大幅に伸び、PS5購入者のネットワークサービス「PlayStation Plus」の加入率は12月末時点で87%と、極めて高い水準が実現できているほか、PS5の発売に合わせてPlayStationシリーズ史上歴代最多のタイトルラインアップを用意したゲームソフトの販売も好調で、自社制作タイトル『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』は12月末までに約410万本の実売を記録しているとのこと。

なお、PS5の販売台数は昨年11月の発売以来、12月末までに累計450万台となっており、目標である2020年度中760万台に向けて計画通り進捗しちえるものの、搭載する半導体の供給不足によって強い需要には充分に応えられていない状況で、購入できずに待っている人に1台でも多く販売できるように全力で取り組んでいるとしています。

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また音楽分野においても傘下のアニプレックスが製作・配給に関わる映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車 編』が1月31日までで興行収入368億円を記録して日本の映画史上歴代1位を達成しているほか、ストリーミング売上が前年同期比+21%と、引き続き高い成長を続けており、売上高2,645億円(前年同期比+22%)および営業利益597億円(前年同期比+64%)となりました。

その他、映画分野やEP&S分野は減収増益、I&SS分野は減収減益となったものの、I&SS分野はスマホなど向けイメージセンサーの需要が回復してきていることもあり、映画分野の売上高を除き、2020年度業績見通しを情報修正し、2月時点での見通しとして通期純利益1兆850億円と過去最高の1兆円を超えることを発表しました。

【ソニーのMC事業の売上高の推移】
年度 Q1 Q2 Q3 Q4 通期(合計)
2018 1,303億5,400万円 1,148億8,600万円 1,349億7,800万円 1,071億1,200万円 4,873億3,000万円
2019 1,005億5,000万円 777億1,400万円 1,135億円 703億8,000万円 3,621億4,400万円
2020 942億2,900万円 791億4,000万円 1,110億6,100万円

【ソニーのMC事業の営業利益の推移】
年度 Q1 Q2 Q3 Q4 通期(合計)
2018 △107億5,800万円 △298億1,400万円 △155億200万円 △410億6,200万円 △971億3,600万円
2019 10億3,900万円 6億3,500万円 69億6,500万円 △296億9,600万円 △210億5,700万円
2020 110億3,600万円 94億5,800万円 212億9,200万円

【ソニーのスマホ販売台数の推移】
西暦 1〜3月 4〜6月 7〜9月 10〜12月 合計
2016年 340万台 310万台 350万台 510万台 1510万台
2017年 290万台 340万台 340万台 400万台 1370万台
2018年 270万台 200万台 160万台 180万台 810万台
2019年 110万台 90万台 60万台 130万台 390万台
2020年 40万台 80万台 60万台 100万台 280万台
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記事執筆:memn0ck

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Sony Japan | 2020年度 第3四半期 業績説明会

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