ソニーの次期スタンダードスマホ「Xperia 10 VII」は秋頃に投入へ!写真は既存のXperia 10 VI

既報通り、Sony(ソニー)は13日(現地時間)、同社が展開する「Xperia」ブランドにおける新商品として5G対応フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia 1 VII」を発表しました。グローバル市場にて2025年5月下旬より順次発売され、日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)のほか、NTTドコモやKDDIおよび沖縄セルラー電話、ソフトバンクから2025年6月5日(木)より順次発売されます。

一方、例年であれば、同じタイミングでミッドレンジクラスのスタンダードスマホ「Xperia 10」シリーズも発表されてきましたが、今年は同時には発表されませんでした。これに対して同社では現行機種「Xperia 10 VI」の後継となる機種について「市場動向や社内開発状況を総合的に判断」して「2025年秋頃」に投入する予定であることを明らかにしています。さらに昨年は発売されなかった「Xperia 5」シリーズや「Xperia Ace」シリーズの後継機種については「現時点で未定」としています。

なお、これまで通りならXperia 10 VIの後継機種は順当にXperia 1 VIIと同様に製品名が「Xperia 10 VII」(仮称)となることが予想され、噂ではチップセット(SoC)にQualcomm製「Snapdragon 6 Gen 4 Mobile Platform」が採用され、新たにXperia 1シリーズで搭載されているカメラ/シャッターキーが搭載されるのではないかと言われています。またXperia 1シリーズは前回の「Xperia 1 VI」から画面の縦横比がより一般的な19.5:9となっていますが、Xperia 10 VIIでは引き続いてより縦長な21:9となるとされています。

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ソニーでは近年、Xperiaブランドのスマホにおいてフラッグシップモデル「Xperia 1」シリーズやその小型モデル「Xperia 5」シリーズ、ミッドレンジモデル「Xperia 10」シリーズ、そして日本市場においてはエントリーモデル「Xperia Ace」シリーズを展開しているほか、不定期でプレミアムモデル「Xperia PRO」シリーズを投入してきましたが、昨年はXperia 1シリーズのXperia 1 VIとXperia 10シリーズのXperia 10 VIの2機種のみが発売されました。

そうした中で今年もXperia 1シリーズとしてXperia 1 VIIが発表され、2025年5月下旬より日本を含めた各国・地域にて順次発売されることになりました。一方、例年ならXperia 1シリーズと同じその年の前半にXperia 10シリーズも発表されていましたが、今年はXperia 1 VIIが単独での発表となり、Xperia 10シリーズの後継機種の発表はありませんでした。

一方、ソニーではXperia 10シリーズについてもXperiaブランドの間口を広げる重要な商品カテゴリーとして位置付けているとしつつ、昨年のようにXperia 5シリーズやXperia Aceシリーズを投入しない状況ではその年の後半に新機種を投入しないということになってしまうため、今年はXperia 1 VIIと時期をずらし、Xperia 10シリーズの次機種を秋頃に投入する計画だということで、現在発売に向けて開発を進めている段階だとしています。

なお、フランス領ポリネシアにおいて「Vini」ブランドで携帯電話サービスを提供している移動体通信事業者(MNO)のOnatiがeSIMの対応機種( https://www.vini.pf/assistance/mobile/esim/telephones-et-tablettes-compatibles-e-sim )として未発表なモデル名「PM-151*-BV」(「PM-1510-BV」および「PM-1511-BV」、「PM-1512-BV」、「PM-1513-BV」、「PM-1514-BV」、「PM-1515-BV」)を掲載しており、これが恐らくXperia 10シリーズの後継機種になるのだと考えられます。

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記事執筆:memn0ck


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