cm6nightly_top
HT-03AのカスタムROMにもAndoid 2.2のものが……

HT-03AやNexus Oneには、メーカーやキャリアが供給している公式なファームウェアのほか、一部のパワーユーザーが制作した「カスタムROM」と呼ばれるファームウェアが非公式に存在しています。
それらの中には動作がいまいち芳しくない物がある一方、公式ファームウェアよりも高性能なものも存在しています。

今回、HT-03AにカスタムROM「CM6 Nightly Build 221」を導入してみましたので紹介していきます。

【注意】
カスタムROMを導入する際、標準のファームウェアを書き換えるため製品保証の対象外となってしまいます。また、導入作業に失敗すると起動しなくなるなどのトラブルを起こす危険をはらんでいる他、導入に成功しても動作が芳しくない場合もあり得ます。

この記事を読んで導入を行われる際は、くれぐれもご注意下さい。


カスタムROMを導入する際には、大きく分けて「リカバリイメージの変更」と「カスタムROM本体の導入」という二つの作業が必要になります。

リカバリイメージとは、本体をリカバリモードで立ち上げる際に起動するシステムのイメージファイルです。リカバリイメージの変更作業を行うためには、パソコンにAndroid SDKを導入し、パソコンからコマンドを打ち込んで作業を行わなければいけません。

リカバリイメージの導入が完了したら、カスタムROMのイメージファイルをSDカードに入れ、リカバリモードで立ち上げた後に導入作業を行います。

作業の詳細については本稿では割愛させていただきます。

HT-03AのカスタムROMについて検索をすると、手順を紹介したサイトが多数ヒットしますので、是非そちらをご参照の上、作業が理解できるのでしたら実施された方がいいでしょう。

cm6nightly_001

今回導入した「CM6 Nightly」は、カスタムROMの中でも有名な「CyanogenMod 6.0」のバリエーションとなります。ベースとなるAndroidのバージョンは2.2.1(Froyo)となっています。

cm6nightly_002

設定画面にはCyanogenModの拡張設定のほか、ホーム画面として統合されている「ADW Launcher」の設定画面も含まれています。それ以外の部分はAndroid 2.2のメニューと共通となっています。

cm6nightly_003

Android 2.2で標準機能として搭載されているUSBテザリングはもちろん利用可能(ただし、日本のキャリアの回線で使用した場合、パケット定額内で収まるかは保証いたしかねます)。

さて、Android 2.2から搭載された機能のひとつとして、パソコンのウェブブラウザ“Google Chrome”との連携機能「Chrome to Phone」があります。

この機能はGoogle ChromeとAndroid端末それぞれに拡張機能(アドオン)やアプリを導入し、Googleアカウントで接続することで、パソコンで閲覧しているサイトのリンクなどをAndroid端末に送ったり、パソコンからAndroid端末に対してアプリのインストールをリモートで指示するといった利用が可能になります。

cm6nightly_004

Chrome to Phoneアプリがマーケットからダウンロードできたので、早速試してみます。
ウィザードを進み、使用するGoogleアカウントを選んで接続します。使用するGoogleアカウントは「設定」→「アカウントと同期」でGoogleアカウントを複数登録しておくと、端末でメインに設定しているアカウントとは別のアカウントとやりとりをすることが出来るようになります。

筆者もHT-03Aに設定しているアカウントと、Google Chromeに登録しているアカウントが別なので、端末側に後者のアカウントを追加して設定しました。

cm6nightly_005

接続が完了すると、受け取ったリンクを自動で表示するか、手動で表示するかを選択できます。これは、後ほど変更することもできますが、手動に設定すると通知領域にリンクが届いていることが表示され、それをタップすることでリンクを開くという操作になります。

実際にやってみました。
cm6nightly_006

cm6nightly_007

パソコンでS-MAXを表示し、Chrome to Phoneのボタンを押したところ、数秒でHT-03Aの通知音が鳴り、自動でブラウザが立ち上がってS-MAXを表示してくれました。パソコンで見ているサイトのリンクを端末に送りたいときなどは非常に便利です。

まだ2日ほどしか使っていないので、あまり深くまで触ることができていませんが、動作は思っていたより軽快、Snapdragon搭載の最新スマートフォンと同等とまではいきませんが、不便しない程度には十分使えると感じました。

しかし、HT-03Aはもともとバッテリーのもちが芳しくないのですが、CyanogenMod 6.0になってからバッテリーもちが更に少し悪くなったこともあり、このバージョンもいまいちバッテリーもちに不安があります。

標準状態でCPUが定格の528MHzで動作しており(標準のHT-03Aは384MHzに抑えてある)、動作クロックを落としてもそれほど改善していないため、少し工夫が必要かもしれません。

今回紹介したカスタムROMの他にも、非常に様々なカスタムROMが作成され公開されています。オウンリスクではありますが、もし機種変更してHT-03Aを余らせていたり、HT-03Aに不満を感じている場合は、試してみる価値はあるかも知れません。


記事執筆:Highmount


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
CyanogenMod | Android Community Rom based on FroYo.