Android 2.2でIS03の真の実力が解放される!? |
auのAndroidスマートフォン「IS03」へのAndroid 2.2アップデートが、4月14日午前10時より配信開始となりました。Android 2.1でリリースされたIS03ですが、今回のアップデートによりパフォーマンス向上や新機能など、Android 2.2によるメリットがもたらされます。さっそく手持ちのIS03をアップデートしてみました。
IS03のAndroid 2.2へのアップデートは端末単体で行うことはできず、WindowsのPCから「アップデート実行ツール」を実行することで行います。またPCにはあらかじめUSBドライバをインストールし、IS03が認識されている状態にしておく必要があります。KDDIが公開しているアップデートの手順は以下のとおりです。
(1) USBドライバをパソコンへインストール
(2) アップデート実行ツールをパソコンへインストール
(3) アップデート実行ツールを使用して「IS03」をアップデート
(4) アプリ/ウィジェットを再インストール
またアップデータに表示された今回アップデートの変更点は以下のとおりです。
Android 2.1から2.2へバージョンアップにより、以下の機能が追加・搭載されています。
・Flash 10.1に対応しました
・JITコンパイラが利用可能になりました
・JavaScriptの処理系がV8エンジンとなりました
・C2DM(Cloud to Device Messaging)機能が搭載されました
・マイクロソフト社のExchangeのサポート範囲を拡充しました
・アプリのエラーレポート機能が搭載されました
・起動中アプリ一覧画面に「すべて終了」ボタンが追加されました
・アプリの自動更新・一括更新が可能になりました
・音声による文字入力が可能になりました
・赤外線送受信アプリになり、受信と送信が同じアプリでできるようになりました
・アプリケーション画面で「検索」、「ニュースと天気」が選べるようになりました
・microSD(TM)カードへのアプリ保存が可能になりました
・ロック解除画面のデザインを変更しました
・リダイヤル・着信履歴画面の詳細画面から発信し、通話を終了させるとリダイヤル・着信履歴の一覧画面に戻るようになりました
・「設定」の「サウンド&画面設定」が「サウンド設定」と「画面設定」になり、よりわかりやすくなりました
・お知らせ/ステータスパネルで「Wi-Fi」、「Bluetooth」、「GPS」、「自動同期」、「画面の明るさ」、「自動画面回転」の設定ができるようになりました
・電話帳・プロフィールにあるメールアドレスおよびチャットアドレスの複数行表示に対応しました
・半角英字入力で自動スペース入力の設定ができるようになりました
・縦画面のキーボード画面で大きいサイズの文字入力キーの選択が可能になりました
・ステータスバーに表示されるアイコンのデザインを変更しました
・画面の背景を変更しました(「アプリケーション画面」、「設定」、「赤外線送受信」、「ブラウザ」のブックマークなど)
では手持ちのIS03を早速アップデートしてみましょう。まずシャープのWebページからアップデート実行ツールをダウンロードします。提供開始直後の午前10時頃はサーバーが混雑してなかなかダウンロードできませんでしたが、なんとかファイルを入手。
ダウンロードしたファイルをWindows上で実行すると、アップデート実行ツールがPCにインストールされます。デスクトップにできたプログラム上のショートカットを実行します。以後は基本的にこのプログラムを使ってアップデートを行っていきます。
まずアップデート実行ツールを使って、IS03をアップデートするためのデータをダウンロードします。私の場合、ダウンロードに要した時間は約2分半でした。
次にIS03をPCに接続し、「設定」→「端末情報」→「メジャーアップデート」から「アップデートを実行」を行います。私の場合「アップデートを実行」のまえに「アップデートの確認」を行う必要がありました。
「アップデートを実行」を行うとIS03が再起動し、アップデートの処理が始まります。私の場合処理終了まで約45分かかりました。最後にIS03がもう一度再起動し、アップデート完了です。
アップデート後は壁紙設定が初期化されましたが、電話帳やメールのデータは保持されていました。KDDIからの発表ではアプリやウィジェットは再インストールが必要とされていましたが、見た限りではアプリは保持されています。
設定画面は従来の黒ベースの画面から、白と青を貴重とした画面にデザインが変更されています。アップデートされたAndroidはバージョン2.2.1です。
アップデートの操作に難しいところはありませんでしたが、処理中にPCの電源が切れたりIS03のケーブルが抜けたりしないよう、あらかじめしっかり確認してからアップデートを始めるとよいかと思います。
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