NTTドコモから発売中のAndroid 2.3(開発コード名:Gingerbread)を搭載したコンパクトでスリムなスマートフォン「Xperia ray SO-03C」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)。約3.3インチディスプレイを搭載したコンパクトでかわいいモデルということで、女性を意識した機種となっています。
とはいえ、Xperiaシリーズの最新モデルということで、ソフトウェアは、Xperia arc SO-01CやXperia acro SO-02C、Xperia acro IS11Sと比べてさらに新しくなっています。
そこで、今回は、Xperia ray SO-03Cの進化したポイントについて、主にソフトウェアを中心に見ていきたいと思います。
1. インカメラ搭載
最も大きな点は、有効32万画素のインカメラを搭載したことかと思います。インカメラ搭載は、Xperiaシリーズで初となります。これでも日本市場向けに、日本の開発者が開発したからといっても過言ではないでしょう。
自分撮りができるほか、Skypeなどのビデオチャットアプリで“テレビ電話”のようなことが可能となります。アウトカメラとインカメラの切り替えが素早いのも嬉しいところです。
インカメラを搭載した代わりといってはなんですが、ハードウェア的には、Xperia arcやXperia acroと比べて、以下の2つが省かれています。
・シャッターキーが廃止
・HDMI端子が廃止
シャッターキーは、タッチ撮影ができるので、なんとかなるとしても、HDMI端子については、利用したいという人には、少し残念なところですね。
2. テザリング対応
今夏モデルの多くが対応していた中、Xperia acro SO-02Cでは、非対応となっていたパソコンと接続してスマートフォンの通信をパソコンで利用できる「テザリング」。ようやくXperia ray SO-03Cで対応しました。
利用できるのは、
・USBテザリング
・Wi-Fiテザリング
の両方となります。
Wi-Fiテザリングでは、セキュリティとして「WPA2 PSK」しか利用できないのは、ポータブルゲーム機などで利用したい場合には、使えない場合があるのが残念です。これは、F-12CやMEDIASシリーズのほうが「WEP」などにも対応しているので良いですね。
3. POBox touch 4.3搭載
文字入力システムが最新の「POBox touch 4.3」にバージョンアップしています。
新しく対応したのは、
・音声入力
・予測変換候補エリア拡大
・予測変換候補エリアが下にフリックしてさらなる候補を表示
・記号と顔文字のタブ対応
となっています。
4. テーマ変更
Xperiaシリーズといえば、ブルーのテーマが印象的でしたが、このブルーのテーマを変更できるようになっています。
変更できるのは、ブルー以外に6つあって、以下の上段左からRuby、Orchid、Fluorite、下段左からSunflower、Willow、Onyxが用意されています。
5. お気に入りと通話履歴ウィジェット
より簡単に電話をかけられるように、電話帳のお気に入りを表示したり、通話履歴を表示したりできる「お気に入りと通話履歴」ウィジェットが追加されています。デフォルトでは、一番左端のホーム画面(デスクトップ)に配置されています。
6. 各種設定ウィジェットが個別配置に
これまでも「電源管理」として無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth、GPSなどのオン・オフをトグルすることができるボタンを設定するウィジェットがありましたが、Xperia ray SO-03Cでは、このボタンが個別に別々に1つずつ配置できるようになっています。
用意されている個別ウィジェットは、Bluetooth、GPS、Wi-Fi、サウンド、バックライト、ローミングとなっています。このうち、デフォルトで、一番左端のホーム画面(デスクトップ)にWi-Fi、Blueetooth、GPS、バックライトの4つが配置されています。
7. アプリ一覧から直接アプリがアンインストール可能に
これまでもアプリ一覧で、配置などを変更することが可能でしたが、Xperia ray SO-03Cでは、さらに追加したアプリをアンインストールすることができるようになっています。これは、なかなか便利ですね!
8. infinityボタンの進化
ミュージックプレイヤで曲を再生中に画面下中央に表示される「infinityボタン」の機能がパワーアップしています。これまでは、YouTubeで再生中の曲を検索するだけでしたが、「Googleで歌詞を検索」「Wikipediaでアーティスト情報を検索」「YouTubeカラオケビデオ」といった項目が追加されています。
とはいえ、どれもあまりきちんと検索結果が思い通りのものが出ない感じなので、便利になったかといえば、微妙なところです。
9. xLOUDに対応
ソニー独自のオーディオ向上技術「xLOUD」に対応し、デフォルトでオンになっています。ミュージックプレイヤで音楽を聴いたりするときに音が良くなる……らしいです。
10. 配置したウィジェットをまとめて表示したときに本体を振ると……
すでに発表会時の端末レポートでも紹介しましたが、ホーム画面でピンチインするとホームに置いてあるウィジェットがすべてまとめて表示できる機能が、Xpeiraシリーズにはありましたが、これが端末を振るのに合わせてウィジェットが動くようになっています。なかなか遊び心がありますね。
以上のように便利なものから特にそうでないものまで、色々とXperia ray SO-03Cになって進化がありました。なお、すでに、海外向けのXperia arcには、これらのうちのいくつかの機能がソフトウェア更新で提供されていますので、国内でもXperia arc SO-01CやXperia acro SO-02C、Xperia acro IS11Sに提供される可能性はあります。提供されると良いですね!
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
最も大きな点は、有効32万画素のインカメラを搭載したことかと思います。インカメラ搭載は、Xperiaシリーズで初となります。これでも日本市場向けに、日本の開発者が開発したからといっても過言ではないでしょう。
自分撮りができるほか、Skypeなどのビデオチャットアプリで“テレビ電話”のようなことが可能となります。アウトカメラとインカメラの切り替えが素早いのも嬉しいところです。
インカメラを搭載した代わりといってはなんですが、ハードウェア的には、Xperia arcやXperia acroと比べて、以下の2つが省かれています。
・シャッターキーが廃止
・HDMI端子が廃止
シャッターキーは、タッチ撮影ができるので、なんとかなるとしても、HDMI端子については、利用したいという人には、少し残念なところですね。
2. テザリング対応
今夏モデルの多くが対応していた中、Xperia acro SO-02Cでは、非対応となっていたパソコンと接続してスマートフォンの通信をパソコンで利用できる「テザリング」。ようやくXperia ray SO-03Cで対応しました。
利用できるのは、
・USBテザリング
・Wi-Fiテザリング
の両方となります。
Wi-Fiテザリングでは、セキュリティとして「WPA2 PSK」しか利用できないのは、ポータブルゲーム機などで利用したい場合には、使えない場合があるのが残念です。これは、F-12CやMEDIASシリーズのほうが「WEP」などにも対応しているので良いですね。
3. POBox touch 4.3搭載
文字入力システムが最新の「POBox touch 4.3」にバージョンアップしています。
新しく対応したのは、
・音声入力
・予測変換候補エリア拡大
・予測変換候補エリアが下にフリックしてさらなる候補を表示
・記号と顔文字のタブ対応
となっています。
4. テーマ変更
Xperiaシリーズといえば、ブルーのテーマが印象的でしたが、このブルーのテーマを変更できるようになっています。
変更できるのは、ブルー以外に6つあって、以下の上段左からRuby、Orchid、Fluorite、下段左からSunflower、Willow、Onyxが用意されています。
5. お気に入りと通話履歴ウィジェット
より簡単に電話をかけられるように、電話帳のお気に入りを表示したり、通話履歴を表示したりできる「お気に入りと通話履歴」ウィジェットが追加されています。デフォルトでは、一番左端のホーム画面(デスクトップ)に配置されています。
6. 各種設定ウィジェットが個別配置に
これまでも「電源管理」として無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth、GPSなどのオン・オフをトグルすることができるボタンを設定するウィジェットがありましたが、Xperia ray SO-03Cでは、このボタンが個別に別々に1つずつ配置できるようになっています。
用意されている個別ウィジェットは、Bluetooth、GPS、Wi-Fi、サウンド、バックライト、ローミングとなっています。このうち、デフォルトで、一番左端のホーム画面(デスクトップ)にWi-Fi、Blueetooth、GPS、バックライトの4つが配置されています。
7. アプリ一覧から直接アプリがアンインストール可能に
これまでもアプリ一覧で、配置などを変更することが可能でしたが、Xperia ray SO-03Cでは、さらに追加したアプリをアンインストールすることができるようになっています。これは、なかなか便利ですね!
8. infinityボタンの進化
ミュージックプレイヤで曲を再生中に画面下中央に表示される「infinityボタン」の機能がパワーアップしています。これまでは、YouTubeで再生中の曲を検索するだけでしたが、「Googleで歌詞を検索」「Wikipediaでアーティスト情報を検索」「YouTubeカラオケビデオ」といった項目が追加されています。
とはいえ、どれもあまりきちんと検索結果が思い通りのものが出ない感じなので、便利になったかといえば、微妙なところです。
9. xLOUDに対応
ソニー独自のオーディオ向上技術「xLOUD」に対応し、デフォルトでオンになっています。ミュージックプレイヤで音楽を聴いたりするときに音が良くなる……らしいです。
10. 配置したウィジェットをまとめて表示したときに本体を振ると……
すでに発表会時の端末レポートでも紹介しましたが、ホーム画面でピンチインするとホームに置いてあるウィジェットがすべてまとめて表示できる機能が、Xpeiraシリーズにはありましたが、これが端末を振るのに合わせてウィジェットが動くようになっています。なかなか遊び心がありますね。
以上のように便利なものから特にそうでないものまで、色々とXperia ray SO-03Cになって進化がありました。なお、すでに、海外向けのXperia arcには、これらのうちのいくつかの機能がソフトウェア更新で提供されていますので、国内でもXperia arc SO-01CやXperia acro SO-02C、Xperia acro IS11Sに提供される可能性はあります。提供されると良いですね!
記事執筆:memn0ck
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