AndroidベースのKindleが発表! |
Amazonは、28日(米国時間)、電子書籍「Kindle(キンドル)」の新ラインアップとして、7インチタッチパネルを搭載したAndroid OSベースの独自タブレット「Kindle Fire」を発表しています。
発売日は、2011年11月15日(火)。価格はなんと199ドル(約1万5000円強)となっています。
ただし、現在は、米国以外の発送はしておらず、日本を含む海外からの購入はできないようになっています。コンテンツも米国向けのもので、アクセス制限もかけられており、購入しても基本的には利用できないということです。
スペックは、事前に噂されていた通りのものとなっていて、7インチでWSVGA(1024×600ドット)のIPS液晶ディスプレイ、TI製デュアルコアCPU、8GBの本体メモリ(ROM)などを搭載しています。カメラやマイクは、非搭載です。また、モバイルネットワークに対応していないため、通信をするには、無線LAN(Wi-Fi)でのみ行います。
プラットフォームは、Androidベースとなっており、基本的にはウェブや音楽・動画再生、電子書籍、アプリ実行などの一般的なタブレットと同様の用途で使うことができますが、ユーザーインターフェイス(UI)がAmazon独自のカスタマイズが施されており、これらの機能へ素早くアクセスすることのできるシンプルなものになっています。
また、基本アプリもオリジナルのものが用意されています。例えば、独自のWebブラウザ「Split Browser」を搭載していて、このブラウザは、「Amazon Silk」という技術が採用されていましす。これによって、レンダリング処理をクラウド上で実行してブラウザ上に表示するといったことが可能なため、複雑なページでも高速に表示ができます。
さらに、音楽や電子書籍、動画閲覧は、Amazonで購入したものがすべて無料で提供される容量無制限のオンラインストレージに保存される仕組みというようにクラウドサービスになっています。再ダウンロードも可能なので、タブレット本体のリソースを有効に使用することができます。
対応フォーマットは、書籍および文章がkindle(AZW)、TXT、PDF、プロテクトなしMOBI、PRC、Audible(Audible Enhanced)、DOC、DOCX。画像がJPEG、GIF、PNG、BMP。音声および動画がDRMなしAAC、MP3、MIDI、OGG、WAV、MP4、VPBとなっています。
スペック
- OS:Androidベース
- サイズ:190×120×11.4mm
- 重量:413g
- ディスプレイ:7インチ WSVGA(1024×600) IPSパネル ゴリラガラス マルチタッチ対応
- CPU:TI製デュアルコア
- ストレージ:8GB
- カメラ:非搭載
- 無線LAN:IEEE802.11 b/g/n/x
- 外部端子:USB、オーディオジャック
- 稼働時間:読書時最大8時間、動画再生時最大7.5時間
記事執筆:S-MAX編集部
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