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LTE規格やモバイルWiMAX規格の高速データ通信サービスが普及しつつある。今回、NTTドコモ「Xi(クロッシィ)」、UQコミュニケーションズ「UQ WiMAX」、イー・アクセス「EMOBILE LTE」といったサービスについて、実際の端末代の販売価格やキャンペーン条件などなどを反映させた上での比較をまとめてみた。
すべてのモバイルWi-Fiルーターやサービスを比較するのは困難なため、今回代表的な端末を選び、それぞれのサービスで現時点の最新端末となっている以下の3台で比較した。
NTTドコモ「Xi」:BF-01D
UQコミュニケーションズ「UQ WiMAX」:URoad-SS10
イー・アクセス「EMOBILE LTE」:GL02P
■ LTE、WiMAX対応のモバイルWi-Fiルータ比較
サービスごとのメリット/デメリットは以下。
■ Xi
「Xiデータプランフラット にねん」の契約時、通常料金は5,985円(ISP料別途必要}と、通常料金は高いXiだけれど、各種のキャンペーンによって料金を下げることも可能になっている。
上記の計算には含んでいないけれど、Xiのデータ通信回線を値下げする方法として、以下のキャンペーンを利用することで大幅に料金を下げることが可能なので、手間をいとわない人は挑戦してみる価値あり。
・MNPによる月々サポートの増額 2,100円/月 (総額最大 50,400円}
・Xi2割による割引 2,000円/月(Wi-Fiルータでの利用時}
参考記事:docomoのMNP出戻り契約&Xi2割の2セット目を契約してきた | shimajiro@mobiler
Xiサービスでちょっと弱いなと思っているのが、連続通信時間が長い端末が発売されてないという点で、ここで紹介しているBF-01Dも、Xi初のモバイルWi-FiルータであるL-09Cも、Xiでの連続通信時間は4~5時間前後とあまり長くなくて、他社のモバイルWi-Fiルータが9時間前後の連続通信時間になっているのと比べると「短い」と感じることが多い。
特に、同じLTEサービスを提供するEMOBILEが提供する端末は、連続通信時間が9時間になっているので、今後は「コンパクトかつ連続通信時間が長い」端末の実現に向けて頑張って欲しいところ。
※本当はBF-01Dにその期待をしていたのだけれど、BF-01Bから約2倍の重量になってしまった上、連続通信時間も長くはないので……(^ ^;
■ UQ WiMAX
Xi、EMOBILE LTEよりも早くサービスを開始したWiMAXの特徴は、
・契約期間が1年間と、2年が多い他社より短い
・月額料金が3,880円と安い
・通信量の制限がなく、自宅回線にも使える
というあたりで、サービス開始当初は「建物内で電波を掴まない」という状態が非常に多かったけれど、開始当初に比べれば、かなり改善されてきていることを実感できる。
ただ、どうしても各社の3Gサービスと比べれば建物内には弱いので、そのあたりの使い勝手を求めるのであれば、LTEだけでなくよりエリアの広い3Gにもつなげることが可能なXiやEMOBILE LTEを契約するほうが無難。
都内では地下鉄トンネル内のエリア化も一部始まっているので、今後は面的な意味のエリアに限らず、建物内や地下街などのエリア化にも期待。
■ EMOBILE LTE
EMOBILE LTEは4月に入って使い始めたばかりだけれど、
・LTEエリアが意外に広く、広がりも速い
・連続稼働時間が9時間と、Xi対応端末に比べて長い
・LTEエリアでなくても、HSPA+のエリアでも速度は速い
というあたりで、案外完成度の高いサービスかも。と思っているのがEMOBILE LTE。
ただし、現時点では端末の販売が割賦販売に限られていて、端末代が3万円台後半とモバイルWi-Fiルータとしては非常に高いのと、にねん+アシスト1,600の場合は、契約解除料が最大38,400円とこちらも非常に高いのはネックなので、このあたりは販売方法の改善に期待したいところ。
■shimajiro@mobiler
■LTE、WiMAX対応の最新モバイルWi-Fiルータ比較(2012年4月) | shimajiro@mobiler
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
カテゴリ | Xi | WiMAX | EMOBILE LTE |
---|---|---|---|
製品名など | BF-01D | URoad-SS10 | GL02P |
販売店 | 家電量販店、ドコモショップなど | BIGLOBE WiMAX | EMOBILE ONLINE STORE |
端末製造または販売元 | バッファロー | シンセイコーポレーション | AnyDATA |
端末価格 | 0円 | 0円 | 38,400円 |
契約こと務手数料 | 3,150円 | 2,835円 | 3,150円 |
利用可能な回線 | XiFOMA | UQ WiMAX | EMOBILE LTEEMOBILE G4 |
回線費用 | 5,985円/月 | 3,591円/月 | 3,880円/月 |
ISP料金 | mopera Uなど別途契約必要525円/月 | ベーシックコース210円/月 | 不要 |
通信料金割引 | 月々サポート840円/月 | なし | 月々割1,600円/月 |
2年間最低コスト | 13,125円 | 16,690円 | 79,950円 |
2年間最大コスト | 126,510円+従量で使った金額 | 102,050円 | 96,270円 |
契約期間 | 2年間。「Xiデータプラン フラット にねん」契約時 | 「WiMAX Flat 年間パスポート」契約の場合、契約から1年間。 | 2年間。「にねん + アシスト1,600」契約時 |
契約解除料 | 契約期間中の解約は9,975円の解除料発生。 | 契約から1年以内の解約:9,975円契約から1年以降の解約:5,250円 | 契約期間中の解約は最大38,400円の解除料発生。 |
備考(端末&回線費用関連} | 端末価格は量販店での実売価格。最低コストは契約直後に解約した場合を想定。2012年4月までの料金上限はキャンペーンにより1,575円/月割引。5月~9月は1,050円/月割引MNP契約で、2,100円/月(総額 50,400円}月々サポート額が増額するキャンペーンを5月末まで実施中。2012年10月以降は 7GB/月を越える容量は2GB/2,625円で追加購入可能。 | 端末価格/回線費用はBIGLOBE WiMAXで年間パスポート契約時。最低コストは契約直後に解約した場合。解約後は別のWiMAXこと業者と契約することが可能。最大12,000円がキャッシュバックされるキャンペーン実施中。 | データ通信タイプ「LTEフラット」の契約を解除した場合、基本料金の500円/月 + 端末の割賦代1,600円 = 2,100円/月で維持することが可能 |
対応通信方式/周波数(WAN側} | LTE2100MHzW-CDMA2100/800MHzWi-FiIEEE802.11a/b/g/n | WiMAX2.5GHz帯 | LTE1800MHzW-CDMA1700/2100Mhz |
SIMロック | 解除可能。(解除手数料は3,150円} | SIMカードなし解約後は別のWiMAXこと業者と契約可能。 | 解除状態で販売される |
無線LAN方式 | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
同時最大接続数 | 12台 | 10台(各SSID毎に5台ずつ} | 10台 |
固定回線のAPとして利用 | ○(クレードル必要} | × | × |
下り最大速度 | Xi:37.5Mbps(屋内の一部では72Mbps}FOMA:14.4Mbps | 40Mbps | EMOBILE LTE:37.5Mbps(一部エリアは75Mbps}EMOBILE G4:42Mbps |
上り最大速度 | Xi:12.5Mbps(屋内の一部では25Mbps}FOMA:5.7Mbps | 15.4Mbps | EMOBILE LTE:12.5Mbps(一部エリアは 25Mbps}EMOBILE G4:5.8Mbps |
サイズ(縦、横、厚} | 68mm108mm23mm | 90mm63mm11.3mm | 59mm97mm18mm |
重量 | 約193g | 約86g | 約123g |
連続通信時間 | Xi:5.5時間FOMA:4時間 | 9時間 | LTE:9時間3G:9時間 |
サービスごとのメリット/デメリットは以下。
■ Xi
「Xiデータプランフラット にねん」の契約時、通常料金は5,985円(ISP料別途必要}と、通常料金は高いXiだけれど、各種のキャンペーンによって料金を下げることも可能になっている。
上記の計算には含んでいないけれど、Xiのデータ通信回線を値下げする方法として、以下のキャンペーンを利用することで大幅に料金を下げることが可能なので、手間をいとわない人は挑戦してみる価値あり。
・MNPによる月々サポートの増額 2,100円/月 (総額最大 50,400円}
・Xi2割による割引 2,000円/月(Wi-Fiルータでの利用時}
参考記事:docomoのMNP出戻り契約&Xi2割の2セット目を契約してきた | shimajiro@mobiler
Xiサービスでちょっと弱いなと思っているのが、連続通信時間が長い端末が発売されてないという点で、ここで紹介しているBF-01Dも、Xi初のモバイルWi-FiルータであるL-09Cも、Xiでの連続通信時間は4~5時間前後とあまり長くなくて、他社のモバイルWi-Fiルータが9時間前後の連続通信時間になっているのと比べると「短い」と感じることが多い。
特に、同じLTEサービスを提供するEMOBILEが提供する端末は、連続通信時間が9時間になっているので、今後は「コンパクトかつ連続通信時間が長い」端末の実現に向けて頑張って欲しいところ。
※本当はBF-01Dにその期待をしていたのだけれど、BF-01Bから約2倍の重量になってしまった上、連続通信時間も長くはないので……(^ ^;
■ UQ WiMAX
Xi、EMOBILE LTEよりも早くサービスを開始したWiMAXの特徴は、
・契約期間が1年間と、2年が多い他社より短い
・月額料金が3,880円と安い
・通信量の制限がなく、自宅回線にも使える
というあたりで、サービス開始当初は「建物内で電波を掴まない」という状態が非常に多かったけれど、開始当初に比べれば、かなり改善されてきていることを実感できる。
ただ、どうしても各社の3Gサービスと比べれば建物内には弱いので、そのあたりの使い勝手を求めるのであれば、LTEだけでなくよりエリアの広い3Gにもつなげることが可能なXiやEMOBILE LTEを契約するほうが無難。
都内では地下鉄トンネル内のエリア化も一部始まっているので、今後は面的な意味のエリアに限らず、建物内や地下街などのエリア化にも期待。
■ EMOBILE LTE
EMOBILE LTEは4月に入って使い始めたばかりだけれど、
・LTEエリアが意外に広く、広がりも速い
・連続稼働時間が9時間と、Xi対応端末に比べて長い
・LTEエリアでなくても、HSPA+のエリアでも速度は速い
というあたりで、案外完成度の高いサービスかも。と思っているのがEMOBILE LTE。
ただし、現時点では端末の販売が割賦販売に限られていて、端末代が3万円台後半とモバイルWi-Fiルータとしては非常に高いのと、にねん+アシスト1,600の場合は、契約解除料が最大38,400円とこちらも非常に高いのはネックなので、このあたりは販売方法の改善に期待したいところ。
記事執筆:shimajiro
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