Optimus vuの特徴の一つである4:3ディスプレイ

昨日3日から発売となったNTTドコモのNEXTシリーズスマートフォン「Optimus Vu L-06D」(LGエレクトロニクス製)。1.5GHzデュアルコアCPUや防水、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線、NOTTV、そして、Xiiに対応した全部入りスマートフォンとなる。

本機の特徴の一つである768×1024ピクセルの4:3ディスプレイはどのように見えるのかを、ほぼ同じサイズで縦横比の違う5.3インチディスプレイを搭載した「GALAXY Note SC-05D」(サムスン電子製)と比較してみたいと思う。

それぞれのメリットやデメリットはどういったところにあるのか?さっそく紹介していこう。

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ブラウザによるPCサイトの縦表示は、当たり前だが縦解像度が1280ピクセルとなるGALAXY Noteの方が情報量が多い。


横画面ではどうだろうか。
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GALAXY Noteは縦方向の解像度800ピクセルと、Optimus Vuの768ピクセルよりも解像度が高いのだが、画面のフィット表示により縦の情報量が極端に少なくなっている。

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ブラウザをOpera Mobileに切り替えてみた。どちらも同じ倍率で表示されるためGALAXY Noteの解像度が活かされ、若干縦方向の情報量が増えた。

その代わり、左右に余白が発生しOptimus Vuよりひと回り小さい表示となってしまった。

4:3と縦横の比率が近いOptimus Vuは、webブラウザの縦・横表示において使い勝手良いことがわかった。縦持ち限定であれば、ワイドディスプレイとなるGALAXY Noteの方が情報量が多く読みやすい。


動画はどうだろうか。
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Optimus VuのYoutube動画全画面表示



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GALAXY NoteのYoutube動画全画面表示

4:3とアナログテレビと同じアスペクト比となるOptimus Vuは、16:9の動画表示をすると上下に大きく枠が付き大画面を活かせない。一方、アスペクト比16:10となるGALAXY Noteは上下にわずかに枠が付く程度で、画面いっぱいに動画表示される。

紙媒体を元にした電子書籍やWebブラウザなどの縦持ち・横持ちでもどちらでも見やすいのがOptimus Vuで、Webブラウザの縦表示や動画の横表示に関してはGALAXY Noteをはじめとするワイド画面のスマートフォンが適していると言える。

昨今のスマートフォンやタブレットではワイド画面が当たり前となっているが、縦持ち・横持ちでも使い勝手が変わらない4:3の方が良いシーンもあり、手で握れるサイズを超す端末はワイド画面である必要はないのかも知れない。


記事執筆:mi2_303


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