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あなたのスマホにも知らぬ間に居座っている!? |
Androidスマートフォンやタブレットのアプリ一覧をなんとなく確認したら「Google Play開発者サービス」という見慣れないアプリが勝手にインストールされていたという経験はありませんか? 「自分でインストールした覚えがないのに勝手にインストールされるのはウイルスのようで気持ち悪い」と思ってしまいそうですが、実はこのアプリ、他のAndroidアプリにさまざまな追加機能を提供してくれる重要なアプリなのです。
そこで今回の「スマホのちょっと深いとこ」は、普段あまり注目されることのないこの「Google Play開発者サービス」について紹介してまいります。
Google Play開発者サービス(英語名:Google Play Services)は、Android 2.2以上の機種に対してGoogle Play ストアから自動的に配信されます。利用者が明示的にダウンロードの操作を行う必要はなく、アップデートも自動的に行われます。さらに通常のアプリと異なり、アンインストールすることができません。
Google Play開発者サービスの役割は、AndroidのOS本体と連携して、さまざまな機能を他のAndroidアプリに提供することです。アプリ開発者はGoogle Play開発者サービスの機能を用いることで、自分のアプリに追加機能を容易に実装することができます。
また、この方法ではOSのバージョンが古い機種においても、Google Play開発者サービスがバージョンアップされれば新機能を提供できるため、OSのバージョンアップ状況が機種によってまちまちになりがちなAndroidにおいて優れた方法と言えます(*1)。
*1:対照的にiPhoneやiPadで用いられる「iOS」では、比較的古い機種にもOSバージョンアップが提供されるため、おおむね「新機能=新OSの機能」という図式になっています。
2013年8月現在、Google Play開発者サービスが提供する機能は以下のようなものがあります(*2)。今後も新機能が提供される可能性は十分にあります。
・Googleアカウント認証関連機能
・地図関連機能(Googleマップの機能を用いた3次元・回転対応地図など)
・位置情報関連機能(高精度・低消費電力の位置情報取得、特定の場所に近づいたことを検知する機能など)
・Google+関連機能(情報取得、書き込みなど)
・プッシュ通知関連機能(GCM:Google Cloud Messaging)
・ゲーム関連機能(達成度・順位の管理、マルチプレイヤー、セーブ・ロードなど)
*2:Android本体において類似の機能が提供されているものもありますが、Google Play開発者サービスが提供する機能のほうがおおむねより優れた内容になっています。
Google Play開発者サービスは、開発者がより機能性の高いアプリを利用者に提供できるようにするためのサポートアプリと言えます。表舞台に現れることはあまりありませんが、他のアプリのために機能を提供するまさに「縁の下の力持ち」的な存在と言えるでしょう。Googleマップの地図を使ったアプリを見たら、是非、Google Play開発者サービスのことも思い出してあげてください。
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