ゼロから始めるスマートフォン

Googleブランドのスマートフォン「Nexus 5」のボリュームダウンキーが押したまま戻らなくなるという事態に見舞われ、返品交換を希望していた話。前回はサポートチームに問い合わせをして交換の約束をとりつけたところまで書きましたが、今回はその続きです。

交換までの流れは以下のようになります。
1. サポートチームからメールが届く
2. メールに記載の専用ページからNexus 5を再注文
3. 交換品のNexus 5が届く
4. 元の端末をGoogleへ発送
5. Google側で元の端末が初期不良と判断されれば完了

再注文してからの流れは通常購入時と同じで、再注文をした日の翌日には交換品発送の連絡があり、中2日を挟んで交換品が到着しました。相変わらずなかなかの素早さです。

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返品交換に際し、留意しておくことがいくつかあります。

まず、交換品をクレジットカード決済で注文した場合、クレジットカードにその分の引き落としが一時的に設定されます。しかし、これは便宜上のものであるため、元の端末をきちんと返送すれば請求が行われることはありません。 デビットカードで注文した際も同じ。

次に、元の端末は交換品が到着した日から21日以内にGoogleに届ける必要があります。これを過ぎても送付がない場合は、端末の正規価格分の料金を請求されます。

最後に、サポートセンターで元の端末の破損が保証外と判断された場合、端末の正規価格を上限として追加料金が発生します。

今回の場合、初期不良と申告して交換品を送ってもらったわけですが、Googleが元の端末を調べた結果、仮に私の過失による故障と判断されてしまうと、いくらかの料金が請求されることになるわけです。

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交換品は通常購入した商品と同じように梱包されて届きました。

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中にはNexus 5のほか、元の端末を梱包する際に使う袋や伝票も入っていました。

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どうやら正真正銘の新品のようで、USBケーブルやACアダプタも新品同様に収められています。

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袋に詰める前に元の端末を初期化します(初期化の前にはバックアップも忘れずに)。

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Nexus 5と一緒に、サポートチームからメールで送られてくる「返品保証書(PDF)」をプリントアウトして同梱します。Nexus 5は緩衝材(交換品が送られてくる時に使われていたものを再利用)で梱包します。

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必要な物を全て包み終えたら、修理返品リクエストを行います。発送方法は「ゆうパック」のみ。郵便局またはコンビニに持込み発送するか、または自宅への集荷を希望することもできます。

これでGoogleに無事到着し、申告どおり初期不良と確認されれば、返品交換の手続きは全て完了ということになります。

通常はこれで終わりなのですが、今回は続きがあります。

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左が交換品。右が元の端末。


交換品の液晶が暗い……(泣)。元の端末と画面輝度をMAXにして比較すると、全体的にやや暗めなだけでなく、左下に光のムラが生じているように見えます。いつもなら気が付かない程度のことなのですが、今回は同じ端末2台を並べて比較することができるので、妙にこの違いが気になって仕方がなくなってしまいました。

そこで、再度サポートチームに問い合わせをすると、もう一度交換品を送ってくれるということでしたので、「こいつ細かい奴だな」と思われることを承知で再送をお願いしました。

この後、記事冒頭の手続きをまた1から行うことになります。ただし、一番最初に買った端末をGoogleに送り、Google側で到着確認ができてからの手続きとなるので、手続きがすべて終わるまでにおよそ1週間ほどかかるものと思われます。

ちなみに、液晶以外にも異なる箇所をいくつか見つけました。どちらが良いというものではありません。”おまけ”としてお楽しみください。

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下が交換品、上が元の端末


側面の塗装にほんの少し違いが見られます。元の端末のほうが粗く厚手に塗ってある感じで、触った時に摩擦による抵抗をより感じます。交換品はすべすべで色も若干薄く見える。

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左が交換品(まだ前面のフィルムを剥がしていない状態)、右が元の端末。


前面上部のスピーカーのドット穴がくっきりしました。

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上が交換品、下が元の端末。


物凄くどうでも良いのですが、化粧箱側面のシールに書かれているテキストの太さも違っていました。このほか、SIMカードトレイが本体側面から少し飛び出ている点と、全面カメラのレンズが円の中心から少しずれている点が改善されていました。

しかし、こうやって全く同じ機種を並べて違いを見つけるというのもなかな面白いものです。



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Nexus 5のボリュームダウンキーが押したまま戻らなくなった話の続き――また交換する羽目に | ゼロから始めるスマートフォン

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