CES 2014のファーウェイブースを写真で紹介!

米ラスベガスにて1月7日(火)から10日(金)まで開催されていた世界最大級のIT・家電関連イベント「2014 International CES(CES 2014)」におけるHuawei(ファーウェイ)ブースでは、発表されたばかりのLTE対応6.1インチスマートフォン「Ascend Mate2 4G」が展示されていました。

また、他にもMediaTek製オクタコア(8コア)CPU内蔵SoC「MT6592」を搭載したスマホ「Ascend G750」、LTE対応10.1インチAndroidタブレット「Media Pad 10 Link+」、Windows Phone 8搭載スマートフォン「Ascend W2」のほか、日本向けに発売しているモバイルWi-Fiルーター各種やスマホ向けアクセサリー、各種ソリューションなどの幅広い展示が行われていました。

今回は、そんなCES 2014におけるHuaweiブースの様子をAscend Mate2 4Gなどを中心に写真で紹介してきます。

◯Ascend Mate2 4G
Ascend Mate2 4Gは、昨年のCES 2013にて発表された6.1インチと大型のディスプレイを搭載したファブレット(スマホとタブレットの中間サイズの製品)「Ascend Mate」の後継機種で、新たにLTE(FDD-LTEおよびTDD-LTE)に対応したほか、各スペックが向上されています。

LTEはCategory 4に対応し、下り最大150Mbpsで利用可能。携帯電話ネットワークでは、LTEのほかにW-CDMA/UMTS(HSPA+)やCDMA 2000 EV-DO、TD-SCDMA、GSM/GPRS/EDGEに対応しています。

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スペックとしては、6.1インチHD(720×1280ドット)IPS液晶や1.6GHzクアッドコアCPU(Hisilicon製「K2V3」またはQualcomm製「Snapdragon 400 MSM8928」)、2GB内蔵メモリー(RAM)や16GB内蔵ストレージ(ROM)、最大32GBまでのmicroSDHCカードスロット、F2.0の明るいレンズを採用した13メガピクセル裏面照射型CMOSアウトカメラ、画角88°のF2.4広角レンズ採用の5.0メガピクセルフロントカメラ、Wi-Fi、Bluetooth 4,0、4050mAhバッテリーなどとなっています。

デザインとしては画面の周りの縁(ベゼル)が現在の流行に合わせて狭くなっており、サイズは約161×84.7×9.5mm、質量は約202gとAscend Mate(約163.5×85.74×163.5mm、約198g)よりもやや小型化されています。

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バッテリー駆動時間は通常利用時で最大60時間、インターネット利用時で最大12時間。なお、Ascend Mate2 4Gをホストとして他の機器を充電できる外部バッテリー機能に対応するとのこと。

ユーザーインターフェース(UI)には「Emotion UI 2.0」、OSにはAndroid 4.3(開発コード名:Jelly Bean)を採用。この他、手袋をしたまま使える「Gloves Mode」や運転中に音声操作が行える「Driving Mode」も用意されているということです。

この他、Ascend Mate2 4G用の専用ケースも展示されていました。タイプとしてはフリップ型で小窓があるなど、サイズ的に近いカテゴリーの競合他社製品「GALAXY Note 3」のS-Viewカバーに似ています。

発売時期は2014年第1四半期(1〜3月)を予定しており、価格および販売される国・地域は現時点では発表されていませんが、米国や中国をはじめ、多くの国・地域で販売される予定。なお、日本での販売についても不明です。

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◯Ascend GおよびYシリーズ
Android搭載スマホでは、Ascend Mate2 4G以外にも「Ascend Gシリーズ」や「Ascend Yシリーズ」が展示されていました。展示されていたのは、MediaTek製オクタコアCPUを搭載したAscend G750を中心に、「Ascend Y660」および「Ascend Y600」、「Ascend Y530」、「Ascend Y330」、「Ascend G730」といった製品が並んでいました。

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Ascend YシリーズおよびAscend Gシリーズの展示。写真右はAscend Y330

14オクタコアCPU搭載スマホのAscend G750



◯Ascend P6
昨年6月に発表された当時世界最薄スマホ「Ascend P6」も展示されていました。薄さ6.18mmと非常にスリムで、現在、LTE版も開発されており、日本向けにも検討されているモデルです。詳細は、国内でも昨年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2013」などでも展示されていたので、それらの記事を参照してください。

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◯Ascend W2
Ascend W2は、昨年のCES 2013に合わせて発表された「Ascend W1」の後継機種で、Windows Phone 8搭載スマホです。

昨年11月に発表されており、スペックとしては、4.3インチWVGA(480×800ドット)IPS液晶や1.4GHzデュアルコアCPU「Krait」およびGPU「Adreno 305」を内蔵したQualcomm製「Snapdragon 400 MSM8230」、512MB内蔵メモリー(RAM)、8GB内蔵ストレージ、microSDHCカードスロット、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 3.0、加速度センサー、近接センサー、GPS、1700mAhバッテリーなど。

質感としてはいかにもプラスチック的でしたが、色合いとしては同じくWindows Phoneを開発・販売しているNokiaを意識したようなBlue(ブルー)がありました。その他、Black(ブラック)およびRed(レッド)、Yellow(イエロー)の4色展開。サイズは約67×134×9.9 mm、質量は約160g。

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◯Wi-Fiルーター
無線LAN(Wi-Fi)関連製品のところには、日本でUQコミュニケーションズおよびau向けに発売されている「WiMAX Release 2.1」(TDD-LTE互換)およびモバイルWiMAX、FDD-LTEに対応したモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」や、「AXGP」(TDD-LTE互換)およびFDD-LTE対応モバイルWi-Fiルーターのイー・モバイル向け「Pocket WiFi GL10P」と、ソフトバンクモバイル向け「Pocket WiFi 301HW」といった製品がありました。

この他、TDD-LTEとFDD-LTEに対応した「LTE Speed Cube E5180」というWi-Fiルーターも展示。LTE Category 4対応で、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsで利用でき、LTEの対応周波数帯はFDDが800および900、1800、2100、2600MHz、TDDが2600MHzとなっています。なお、LTE以外にもUMTS/HSPA+/DC-PA+といった3Gや、GSM/GRPS/EDGEといった2Gにも対応しているということです。

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Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14はFDD-LTEおよびTDD-LTE、WiMAX対応製品として展示

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Pocket WiFi GL10PおよびPocket WiFi 301HWはFDD-LTEおよびAXGP、UMTS対応製品として展示(ただし、恐らく間違いだと思いますが、パネルではLTEとAXGPがBand 3となっていました)

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TDD-LTEおよびTDD-LTE対応LTE Speed Cube E5180



◯アクセサリーやソリューションなど
その他、各種アクセサリーやソリューションも展示。LTE製品としては、LTE対応10.1インチAndroidタブレット「Media Pad 10 Link+」も展示されていました。

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記事執筆:S-MAX編集部


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