NTTドコモが「Tizen」搭載スマホの導入を当面見送り!

NTTドコモは16日、2013年度内の導入をめざしていた第3のOSとして注目されていた「Tizen(タイゼン)」を搭載したスマートフォン(スマホ)に関して、モバイル市場を取り巻く環境の変化に鑑み、導入を当面見送ることを決定したと発表しています。

なお、NTTドコモでは引き続き、Tizen Associationのメンバーとして、Tizen OSの普及に向けて取り組んでいくとしています。

NTTドコモではこれまで決算説明会などでサムスン電子などが中心となって開発を進めているiOSやAndroidに次ぐ、第3のOSとして期待されるTizen OSを搭載したスマホについて2013年度中に投入予定であることを同社代表取締役の加藤薫氏が明言していました。

その後、Tizen OS自体の開発の遅れが関係者や、各種報道によって指摘され、2014年前半にも投入されるのではないかといった報道がされていました。

しかしながら、本日付の産経新聞では、NTTドコモではTizen OS搭載スマホについて再延期することが報道され、今回、NTTドコモから正式に「当面見送り」されることが発表されました。

「延期」ではなく「見送り」というところに、現時点では、投入のめどや予定が決定していないということを示していると思われます。

産経新聞の記事では、当初、本日16日にサムスン電子製のTizen OS搭載スマホを発表する予定だったとのこと。しかしながら、再延期となり、OSおよび製品の完成度が低かったこともありますが、その理由としては他の事情もあるようだとしています。

Tizen OS搭載スマホを導入する計画が立ち上がった際に、NTTドコモでは昨秋に初導入した「iPhone」の計画はなく、その影響がAndroid搭載機種の在庫が増加しているなどを含め各所にあると見られます。今後のTizenの行方も含め動向を見守りたいと思います。

記事執筆:memn0ck


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