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香港の移動体通信事業者「3」(以下、3HK)のデータ通信専用のプリペイドSIM(LTE対応)をSIMフリーの「iPhone 5s」で使用してみた。

写真は購入した3HKのSIMカードのパッケージ。今回購入した3HKのnanoSIMカードは「4G LTE Data SIM」という商品名で、3HKの公式Webページ「4G LTE Data Prepaid SIM」でも紹介されている。

SIMカードは3HKの販売店にて購入が可能だ。販売価格はHKD 198(約2,600円)と、香港で入手可能なSIMカードとしてはかなり高い部類にはなる。

3HKのnanoSIMカードは、発売開始から日が浅いためか深水埗などのSIM屋台では販売されていなかったので、3HKのショップでSIMカードを購入する必要があった。なお、SIMカードの購入にあたってパスポートなどの提示は不要。

3HKのnanoSIMカードは、香港で購入可能なその他のプリペイドSIMカードと同様に、
・アクティベーション不要で利用可能
・データ通信は1日あたりHKD 33の定額が自動適用(1MBあたりHKD 2)
となっているので、「特に意識しなくても使い過ぎることがない」というあたり、細かなことを気にせずに安心して使うことができるのが嬉しいところだ。なお、iPhone 5sではAPN設定も不要でインターネットに接続された。

その他のサービス仕様は以下の通り。
有効期限:アクティベーション(利用開始)後 180日間
管理費:HKD 2.5/30日間
データ通信パッケージ:
 10日間:HKD 63/500MB
 30日間:HKD 50/300MB
 30日間:HKD 178/1.5GB


SIMフリーのiPhone 5sで使用
SIMフリーのiPhone 5sで使用

SIM形状はnanoSIMカード
SIMカードの形状はnanoSIMカード専用

SIMカードをiPhone 5sに挿入
SIMカードiPhone 5sに挿入


SIMカードをiPhone 5sに挿入すると、アクティベーションなど不要ですぐにLTEに接続された。3HKのnanoSIMカードを使うのは初めてだったけれど、あまりにもあっさりと使えてしまったので何だか拍子抜けしたくらいだ。

もちろん、トラブル無く使えること自体は歓迎すべきことであはるけれど……。また、テザリングも利用可能だった。

あっさりとLTEに接続される
あっさりとLTEに接続される

テザリングも利用可能
テザリングも利用可能

スピードテストでは下り/上り共に10Mbps超え
スピードテストでは下り/上り共に10Mbps超え


宿泊したホテルの室内にて行った速度測定サービス「Speedtest.net」にてスピードテストを行ってみたところ下り/上り共に10Mbps超えとなり、iPhone 5sで使う分には特に不都合無く、通信速度は必要十分に快適だった。

今回購入した3HKのプリペイドSIMは最初から「nanoSIMカード」として販売されているため、iPhone 5などのnanoSIMカード対応機種で安心して利用できる……とは言え、販売価格が割高である点や、音声通話に非対応となっている点などを考慮すると「どうしてもnanoSIMカードが必要」という方以外にはオススメしにくい。

というのも、深水埗あたりのSIM屋台ではnanoSIMカードが販売されていなくてもその場でSIMカッターを使ってnanoSIMカードにカットしてもらえるので……。

なお、ここで紹介している3HKのプリペイドSIM買物隊にて販売されている。
[3HK] 4G LTE (Nano-SIM) Data プリペイドSIM

記事執筆:shimajiro@mobiler


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香港、3HKのプリペイドSIM(nanoSIM)をSIMフリーのiPhone 5sで使う | shimajiro@mobiler

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