スマホを音で充電できるようになるかも!

Microsoft(マイクロソフト)は10日(現地時間)、Nokiaの技術者チームがロンドン大学クイーン・メアリー校のJoe Briscoe博士およびSteve Dunn博士とともにナノテクノロジーによって騒音による振動から発電することで、スマートフォン(スマホ)を充電する技術のプロトタイプを開発したとお知らせしています。

ナノサイズまで微細に分散させた酸化亜鉛を支持材表面に塗布することでできる被膜が押しつぶされたり、曲げられたりすると電圧を生じることを応用し、スマホなどの外装表面に酸化亜鉛被膜を形成することで、騒音などの音の振動程度の運動エネルギーから電気エネルギーに効率良く変換し、充電できるようになるということです。

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実験装置


今回の実験では同社スマホ「Lumia 925」と同じサイズの表面を持つプラスチックシートに酸化亜鉛被膜を形成させた実験装置を用い、環境音からスマホなどを充電できる5Vの電圧を生じさせることに成功したとしています。

なお、本来被膜を形成させるときに電極として電気伝導効率の良い金が用いられますが、実験ではより安価なアルミ箔で代用しているとのことで、実用化も視野に入れた内容になっているとのこと。

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実用化されると街中の騒音などでも充電できるようになるわけですが、どの程度の電流まで出るのかは記載されていませんので、音からだけの充電で済むというほどにはなかなか難しいのかなとも思われます。

Nokiaでは光からの充電も開発しているということで、今後、こういった環境からの各種充電方法をまとめることでケーブルに接続したり、充電台に置いたりといった行為をしなくていいようになるとありがたいですね!そういえば、太陽光充電はその後出てきませんね(;´Д`)

記事執筆:memn0ck


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