タフネススマホ「GALAXY S5 Active SC-02G」をフォト&ムービーで紹介! |
既報通り、NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2014-2015冬春モデル新商品発表会」を開催し、サムスン電子製Androidスマートフォン「GALAXY S5 Active SC-02G」(以下、SC-02G)を発表した。
発売時期は10月4日(土)に開始され、発表した9月30日(火)正午12時からドコモショップや公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約受付が開始されている。価格はすでに紹介したように、実質負担額が新規契約・機種変更・他社から乗り換え(MNP)で55,728円とのことだ。
SC-02Gはこれまでに海外にて販売されていたグローバルモデル「GALAXY S5 Active」のNTTドコモ版で、今夏モデル「Galaxy S5」をベースにアメリカ(米国)国防総省が定める米軍に必要なさまざまな物資の調達に使われる「MIL-STD-810G」(以下、MIL)規格の全18項目における耐久試験をクリアした機種となっている。また、NTTドコモ向けとして国内でニーズの高いワンセグやおサイフケータイ(Felica)などの機能に対応した。
今回はこのSC-02Gについて実際に発表会後の展示会場にてタッチ&トライすることができたので写真と動画を交えて紹介する。
ディスプレイはGalaxy S5がベースとなるため同じ約5.1インチフルHD(1080×1920ドット)Super AMOLED(有機EL)ディスプレイ(約1677万色表示)を搭載している。サイズは約145×74×9.2mm、質量は約171gとなっており、ベースのGalaxy S5(約142×73×8.3mmおよび約147g)と比べ、高さが3mm、幅が1mm、厚みが0.9m、質量が24gとそれぞれ増えている。
外観はしっかりと握ることができる“バンパーデザイン”で持ちやすさも考慮されており、Galaxy S5よりも多少大きくなっているとはいえ、耐久性能を考えると十分にスリムであり、タフネススリムボディーだ。
表面にはディスプレイの上に広角撮影に対応した210万画素フロントカメラを搭載し、自分撮りがしやすくなったほか、VoLTEでのビデオコールで視野の広く映ることで印象の良い表情を相手に伝えることができるようになっている。また、自分撮りでは美肌モードでつるつるお肌にエフェクトしたり、声でシャッターを切るといった機能が利用可能だ。
また、GALAXYシリーズは最近のAndroid搭載スマートフォンとしては珍しくディスプレイの下にハードキーを搭載しているが、SC-02Gではさらにディスプレイの下のハードキーが中央のホームキーだけではなく、その左右にあるタスクキーとバックキーもクリック感のあるメカニカルキーとなっている。
これはタフネスモデルであるため手袋をしたり、濡れた手で操作したりといった場合でもしっかりと利用できるように配慮されたことによる。なお、Galaxy S5と同様にタスクキーを長押しすると従来のメニューキーの動作が行えるが、Galaxy S5がホームキー部分に搭載している指紋センサーは非搭載となっている。
カラーバリエーションはミリタリー調のカモフラージュ柄「Camo Green」(カモグリーン)と、シックな「Titaniumu Gray」(チタニウムグレー)の2色を用意。背面カバーは外せるようになっており、中にバッテリーやSIMカードスロット、microSDXCカード(最大128GBまで)スロットなどが配置。
MIL規格に準拠するため耐衝撃だけではなく、防水および防塵にも対応しており、それぞれIPX5およびIPX7、IP6Xに準拠している。そのため、背面カバーには内部が水濡れしないようにパッキンが付けられている。
これらの防水・防塵・耐衝撃性能はスマートフォンではトップクラスとなっており、塩水耐久や防湿、耐日射、温度耐久、低圧耐久、震動耐久、氷結耐久などもあるため、例えば、汚れた場合に水道の水で洗い流すことができるほか、高温・低温環境での試験をクリアしているので、スキーやスノーボード(スノボ)などのウィンタースポーツや夏の屋外でも安心して使えるようになっている。
バッテリーは2800mAhと大容量で、取り外しできるタイプとなっており、今夏モデルに続いて、NTTドコモ向けの2014-2015冬春モデルでは取り外しできるのはGALAXYの2機種(SC-02Gと「GALAXY Note Edge SC-01G」)のみとなった。
また、SIMカードスロットもGALAXYの3機種(上記2機種とタブレット「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G)のみがmicroSIM(ドコモminiUIM)カードとなっており、その他のスマートフォン5機種とタブレット1機種の合計6機種は「iPhone 5」などで採用されているnanoSIM(ドコモnanoUIM)カードとなった。
背面にはバッテリーのほか、カメラやスピーカー、FelicaおよびNFCのアンテナ、心拍数センサーなどが配置。リアカメラは約0.3秒の高速オートフォーカスに対応した1600万画素裏面照射型CMOSを搭載し、逆光でも顔を明るくした状態を確認して撮影できるほか、写真を撮影した後に「カメラエフェクト」を選択すると背景をぼかせる「フォーカス選択」やまるで撮影現場にいるようなリアルな写真が撮影できる「バーチャルツアーショット」、4K動画撮影などに対応。
各種センサーは心拍数のほか、ジェスチャーセンサーおよび加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、照度センサー、気圧計センサー、近接センサーを搭載し、コンパスや気圧計、ストップウォッチ、トーチライトなどのアウトドアで便利に使える機能も搭載している。
左側面にはアクティブキーおよび音量上下キー、右側面には電源キーを搭載。アクティブキーはアウトドアに便利なアプリ「アクティブゾーン」を簡単に呼び出せるほか、設定で好きなアプリを登録でき、ワンプッシュで起動可能となる。単押しと長押しの2つを設定可能。
上側面には3.5mmイヤホンマイク端子、下側面にはmicroUSB端子が配置。
防水・防塵仕様のため、Galaxy S5と同様にmicroUSB端子はカバー(蓋)がある。ただし、端子はGalaxy S5のUSB 3.0とは異なり、USB 2.0となっている。USB OTG(On-The-Go)やMHL 2.0には対応。内蔵メモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージはGALAXY S5 SC-04Fの32GBよりも少ない16GBだ。
チップセットはQualcomm製「MSM8974AC(Snapdragon 801)」の最大2.5GHz駆動のクアッドコアCPUとなり、通信機能はLTEが800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のクアッドバンド対応で、UE Category 4にも対応し、20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が可能。
また、3G(W-CDMA/HSPA+)は「FOMAハイスピード」対応で下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応。この他、海外ではGSM/GPRS/EDGEも利用可能で、ローミングではLTEがBand 1およびBand 3、W-CDMA(UMTS)がBand 1およびBand 5、GSMが850MHzおよび900MHz、1.8GHz、1.9GHzとなる。
他に、2.4GHzおよび5.xGHzのデュアルバンド(HT80およびMIMO対応)によるIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0、ANT+、テザリング(Wi-FiおよびUSB)、DLNA、DTCP、Wi-Fi Direct、NFC、ハイレゾ音源再生、急速充電2などに対応。赤外線はIRリモコンのみに対応し、フルセグやNOTTV、DTCP+には非対応。なお、ワンセグの視聴には同梱の外付けアンテナが必要となっている。OSはAndroid 4.4.2(開発コード名:KitKat)を採用。
最後に、会場の説明員にSO-01Gの特長、主な仕様を操作しながら、さらに同梱品や純正のアクセサリなどについて解説してもらったので、その様子を動画で紹介する。最近ではMIL規格に対応したタフネスモデルも日本国内でau向け「TORQUE G01」やY!mobile向け「DIGNO T 302KC」などと発売されてきていますが、スペック的に少し劣ったりといったことがあり、そういう点で手が出せなかったという人も今回のSC-02GはほぼGalaxy S5と同等の高性能かつ多機能ということで待望の機種という人もいるのではないかと思う。すでに店頭などに実機(ホットモック)なども展示されているので是非興味がある人はチェックしてみて欲しい。
◯主な仕様
機種名 | GALAXY S5 ACTIVE SC-02G |
寸法(高さ×幅×厚さ:mm) | 約145×74×9.2 |
質量(g) | 約171 |
OS | Android 4.4 |
CPU (チップ名、クロック) | MSM8974AC 2.5GHzクアッドコア |
内蔵メモリー (ROM/RAM) | 16GB/2GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSDXC(128GB) |
バッテリー容量 | 2800mAh |
連続待受時間(静止時[自動]) (LTE/3G/GSM:時間) | 約450/約570/約460 |
連続通話時間 (LTE/3G/GSM:分) | 約1020/約1020/約770 |
実使用時間(時間)※1 | 約67.1時間 |
ディスプレイ (サイズ:インチ、解像度:ドット、 方式、発色数) | 約5.1インチ フルHD 1080×1920 有機EL Super AMOLED 1677万色 |
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大) | 150Mbps/50Mbps |
VoLTE | ○ |
LTE対応周波数帯 (2GHz/1.7GHz/1.5GHz /800MHz/700MHz) | ○/○/○/○/ー |
対応方式 (FDD-LTE/TD-LTE) | ○/ー |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1600万/約1590万 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約210万/約210万 |
防水/防塵 | ○/○(IPX5、7/IP6X) |
Bluetooth | ○(4.0) |
ワンセグ/フルセグ (◎は録画対応) | ◎/ー |
ハイレゾオーディオ対応 | ○ |
LTE/Wi-Fi同時接続による 高速ダウンロード | ○ |
LTE/Wi-Fi同時接続による スムーズな通信 | ー |
UIMカード | miniUIM |
色 | Camo Green Titanium Gray |
製造メーカー | サムスン電子 |
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があり。
記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm
写真・動画撮影:2106bpm
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