「M1000」や「NM850iG」、「F2611」の通話や通信が来年12月から利用不可!

NTTドコモは9日、総務省が2005年12月1日に施行した携帯電話などの電波強度等に関する規則の改正(「無線設備のスプリアス発射強度の許容値に係る技術基準の改正」)によって「FOMA F2611」(富士通製)および「FOMA M1000」(モトローラ製)、「FOMA NM850iG」(ノキア製)の各製品がこれらの規則に対応していないため、2015年12月1日(火)よりすべての通話・通信が利用できなくなるとお知らせしています。

現在利用中の場合にはご注意ください。なお、新規則の詳細については総務省のWebサイトを参照するように案内されています。

M1000はSymbian OSをベースにしたプラットフォーム「UIQ」を採用し、ネイティブアプリケーションを自由にインストールできる初期スマートフォン(スマホ)世代とも言える製品です。2005年7月発売。

NM850iGはM1000に続く3機種目の国際ローミングサービス「WORLD WING」対応携帯電話で、W-CDMA、GSM、GPRSの通信方式に対応した製品です。Symbian OSをベースにした「S60」を採用していましたが、こちらはアプリの追加ができないようになっており、その代わりにiアプリに対応していました。2006年3月発売。

一方、F2611はルーターやHUBといった機能を搭載した据置型携帯電話端末で、主に業務向けとして販売された製品です。2002年4月発売。

これらの3機種について不必要な電波(不要電波)をできる限り低減させることによって、電波利用環境の維持および向上、電波利用の推進を図るためにWRC(世界無線通信会議)において無線設備のスプリアス発射の強度の許容値に関する無線通信規則(RR)の改正が行われたことにより、国内においても無線設備のスプリアス発射の強度の許容値に係る技術基準などの改正が行われ、改正された新規則に対応していないため利用できなくなるとしています。

◯問い合わせ先
【電話番号】 0120-463-360(無料) ※一部のIP電話からは接続できない場合があります。
【受付時間】 午前9時から午後8時まで
【お問い合わせ期間】2014年12月9日~2015年12月末日(年中無休)


記事執筆:memn0ck


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総務省 電波利用ホームページ | 無線設備のスプリアス発射の強度の許容値