![]() |
オリンパスがほぼレンズだけカメラ「OLYMPUS AIR A01」を発表! |
オリンパスイメージング(以下、オリンパス)は5日、デジタル一眼カメラの画質とスマートフォン(スマホ)での操作を融合させ、アプリで新たな写真表現を楽しむオープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」を2015年3月6日(金)に発売すると発表しています。
直営Webストア「
また、発売に合わせ予約キャンペーンを実施し、先着1000名に「MOLESKINEカスタムエディション・ハードカバーノートブック」がプレゼントされます。期間は2015年2月5日(木)~2015年3月31日(火)。

予約特典
OLYMPUS AIR A01はカメラ本体がほとんどないほぼレンズだけのサイズ構成され、スマホなどと連携して撮影するデジタルカメラで、これまでにもソニーから販売されている「レンズスタイルカメラ」とコンセプトは近い製品です。
OLYMPUS AIR A01はマイクロフォーサーズマウントを採用しており、レンズ交換式となっています。ボディー部分にはオリンパスのデジタル一眼カメラ「OM-D」および「PEN」シリーズの最新モデルと同等のイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載し、豊かな階調再現と暗いシーンの高感度撮影に強い4/3型1605万画素Live MOSセンサー(4:3)とレンズの描写力を最大限に引き出す画像処理エンジン「TruePicVII」を搭載し、さまざまなシチュエーションで一眼トップクラスの高画質を得ることが可能です。
加えて高速かつ高精度なオートフォーカスを実現した「FAST AF」システムを採用し、スマホなどの画面上でピントを合わせたい場所をタッチするだけで、瞬時にピントが合い同時にシャッターが切れるので、ストレスを感じさせない操作系となっています。
動きの速い被写体を捉える1/16000超高速シャッターや最高10コマ/秒の高速連写
最大3倍のデジタルズームとデジタルテレコン機能にも対応。撮影記録媒体はmicroSDXCカード(UHS-I対応、動画撮影時間はClass6以上推奨)で、記録画像方式はRAW+JPEGもしくはJPEG。
また、いつでもどこへでも持ち運びできる小型・軽量ボディーに、右手でも左手でも快適に撮影できるシントメリックデザインを採用し、スマホなどとの通常の撮影からハイアングルやローアングル、自分撮り、夜景撮影、リモート撮影など、撮影が難しかったアングルからユニークなアングルまで自由自在に撮影できます。
さらに、タブレットを使用すれば、カメラのファインダーや背面モニターでは難しかったマクロ撮影でのフレーミングや精緻なピントあわせ、露出のコントロールの認識がおこないやすくなります。
OLUMPUS AIRとコントローラとなるスマホなどはBluetoohとWi-Fiで通信を行ない、煩わしい初期設定はガイドに従って4ステップで完了し、難しいとされていたWi-Fi認証もボディー背面にあるQRコードを読み込むだけの簡単接続で完了します。
また、一度設定を行なえば、アプリを立ち上げるだけでOLYMPUS AIRが自動起動し、素早く撮影体制に入るほか、アプリ連携機能を使って「OA.Central」が各アプリの接続確立を行うため、難しい接続設定を行なう必要がないということです。そのため、カバンの中に入れたまま、アプリ「OA.Viewer」を起動させ写真の閲覧・編集することも可能となっています。
特長としてはオープンプラットフォームだとし、用途に合わせて選択できるスマホなど向けアプリを以下の8種類用意。スマホなどの簡単操作で一眼画質の写真が撮影できるほか、今後は「OPC Hack & Make Project」の活動を通じてさまざまなアプリの登場を促進することで、OLYMPUS AIRの世界を広げるよう取り組んでいくとしています。
オリンパスでは2014年より新しい映像・写真体験を開拓するための研究活動の一環として、日本国内にて「OPC Hack & Make Project」に取り組んでおり、近年急速に広まっているオープンプラットフォームの考え方を撮像機器に適用したカメラのプロトタイプおよびプロトタイプ用SDK(アプリ開発キット)、3Dデータなどオリンパス技術の一部を一般に公開し、ディベロッパーやクリエーターと共に新しい映像、写真体験の探索活動を行っています。
OLYMPUS AIR A01の発売に際して、OPC Hack & Make Projectの活動が行えるようにSDKや3DデータをWebサイト上で公開し、デベロッパー・クリエーター・ユーザーとともに新しい映像・写真体験の実現に向けてプロジェクトを進め、各種のアプリケーション、アクセサリーの登場を促進することで、OLYMPUS AIRをより一層楽しめるよう取り組んでいくということです。
1)1回の撮影で6パターンの写真が楽しめる「OA.Genius」
被写体に最適なフレーミング、色、明るさ、エフェクト、組み合わせを自動認識し1回の撮影で6枚の写真を生成、記録するアプリです。生成された6枚からお気に入りに登録すれば、次からOA.Geniusを起動させるだけで、同じ撮影設定のまま撮影ができます。
2)写真を印象的に仕上げる「OA.ArtFilter」
当社のデジタルカメラに搭載され、好評のアートフィルターが使える写真撮影アプリです。
14種類のアートフィルターと9種類のアートエフェクトの組み合わせを楽しめます。
3)色の明るさの変化で新たな表現をする「OA.ColorCreator」
色彩や彩度、明るさを細かいレベルで自在にコントロールできるアプリです。 イメージしづらかった色の演出を、ユーザーインターフェイス「カラーリング」や「トーンカーブ」を使って感性の赴くままに操れます。
4)何気ない日常を複数視点で表現す「OA.PhotoStory」
当社のデジタルカメラに搭載され、好評のフォトストーリーが使えるアプリです。
1シーンを複数視点から撮影して1枚の作品に組み合わせることで、日常の風景や思い出のシーンを多彩に演出することができます。
5)一眼の操作系で交換レンズの価値を活かす「OA.ModeDial」
デジタル一眼の一連の操作をスマートフォンでできるアプリです。シャッタースピードや絞りを自在にコントロールし、写真表現の幅を広げます。また、「OLYMPUS AIR」を三脚などに固定すれば、離れたところからもスマートフォンを使ったリモート撮影がおこなえます。
6)ショートムービーの撮影・編集を楽しむ「OA.Clips」
スマートフォンの直感的な操作でショートムービー「Clips」を作成するアプリです。複数のショートムービーをつなぎ合わせ、エフェクトやBGMを加えて、1つのムービーに仕上げます。
7)撮影した写真をスマートフォンで閲覧、編集する「OA.Viewer」
マイクロSDカード内のデータをスマートフォンで閲覧、編集できるアプリです。
アスペクト比の変更やトリミングなどの編集機能に加え、スマートフォンに保存された音楽をBGMにしたスライドショー機能も備えています。
8)「OLYMPUS AIR」を使うための基本アプリ「OA.Central」
OLYMPUS AIRとスマートフォンをつなぐための基本アプリです。接続のための準備や、Bluetooth、Wi-Fiの設定までの流れをサポートするほか、1)から7)のアプリをストアまで誘導します。
◯主な仕様
形式 | マイクロフォーサーズ規格準拠レンズ交換式カメラ | |
---|---|---|
画素数/アスペクト比 | カメラ部有効画素数 1605万画素/総画素数 約1720万画素 /1.33(4:3) | |
撮像センサー | 4/3型LiveMOSセンサー | |
撮像画面サイズ | 17.3mm×13.0mm | |
レンズマウント | マイクロフォーサーズマウント | |
記録媒体 | micro SDメモリーカード(SDHC/SDXC、UHS-I対応) ※動画撮影時間はClass6以上推奨 | |
静止画記録方式 | 記録フォーマット | DCF、DPOF準拠/Exif対応、PRINT Image Matching III |
記録画像方式/ 記録画像サイズ | RAW+JPEG、JPEG 「RAW」4608×3456、「JPEG」4608×3456、640×480 | |
フォーカス | AF方式 | ハイスピードイメージャAF |
フォーカスモード | シングルAF(S-AF)/マニュアルフォーカス(MF) 顔優先AF/瞳検出AF | |
側距離/側距点モード | 81エリア | |
露出制御 | アプリケーションにより設定が変わります | |
測光方式 (TTL撮像センサー測光) | 324分割デジタルESP測光、中央部重点平均測光、指定位置スポット測光(シングルポイント) | |
測光範囲 | EV-2-20(17mmF2.8、ISO100相当) | |
露出制御方式 | iAuto、プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル | |
感度(標準出力感度) | Auto、LOW(約100相当)、200-12800 | |
露出補正範囲 | ±5EV(1/3、1/2、1EVステップ選択可能) ※ライブビュー反映は±3EVまで、動画±3EVまで | |
シャッター | アプリケーションにより設定が変わります | |
形式 | 電子式 | |
シャッター速度 | 1/16000~4秒 | |
連続撮影速度 | 「連写H」約10コマ秒 ※ピント露出は連写1コマ目で固定されます | |
最大撮影コマ数 | 約23コマ(連写H・10fps時) ※撮影条件によっては途中から連写速度が落ちる場合があります M.ZUIKO DIGITAL 17mmF2.8使用時 サンディスク ウルトラ プラス microSDHC™ UHS-I カードモデル使用時当社測定条件による | |
動画撮影 | 記録方式 | MOV(映像:MPEG-4AVC/H.264音声ステレオリニアPCM/16bit、サンプリング周波数48kHz) |
記録画素数 | 「MOV」フルHD:1920x1080、30p(29.97fps)24Mbps(ファイン) / 16Mbps(ノーマル)、アスペクト 16:9 HD:1280x720、30p(29.97fps)12Mbps(ファイン) / 8Mbps(ノーマル)、アスペクト 16:9 | |
最長記録時間 | 「MOV」フルHD:約29min(ノーマル)、約22min(ファイン) HD:約29min(ノーマル)、約29min(ファイン) | |
動画撮影手ぶれ補正 | 電子式手ぶれ補正(マルチモーション有り) ※画角が変わります、手ぶれ補正レンズ使用可能 | |
露出抑制 | プログラムAE | |
音声記録方式 | Waveフォーマット準拠(ステレオリニアPCM/16bit、サンプリング周波数48kHz) | |
ホワイトバランス | アプリケーションにより設定が変わります。 | |
ホワイトバランスモード | オート、プリセット(晴天、日陰、曇天、電球、蛍光灯、水中) | |
カラーモード | 色空間 | sRGB |
ピクチャーモード | アプリケーションにより設定が変わります。 | |
モード | i-FINISH、Vivid、Natural、Flat、Portrait、モノトーン、カスタム、eポートレート | |
階調 | オート | |
マルチアスペクト | スマートフォンアプリケーションにより設定が変わります | |
アスペクト比 | 4:3/3:2/16:9/1:1 | |
水準器 | アプリケーションにより表示の有無が変わります | |
検出 | 2軸 | |
入出力 | USB/AV/リモコン端子 | マイクロUSBマルチコネクタ(USB:USB2.0 Hi-Speed、 USB Battery Charging) |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n | |
Bluetooth | 内蔵(Bluetooth Smart) | |
使用電池 | 内蔵式リチウムイオン電池 | |
撮影可能枚数 | 約320枚 東芝 SDHC UHS-I マイクロSDカードEXCERIATM Type1 32GB 使用時、CIPA基準による | |
大きさ | 56.9mm(W)×57.1mm(H)× 43.6mm(D) (CIPA基準 幅×高さ×奥行き 突起物含まず) | |
重さ | 約147g (CIPA準拠 バッテリーおよびメモリーカード含む) 約146g (本体のみ) | |
動作環境 | 使用可能温度 | -10 ~+40℃(動作時)、-20~+60℃(保存時) |
使用可能湿度 | 30~90%(動作時)、10~90%(保存時) | |
主な同梱品 | ボディー、エアーカップリング、USBケーブル(microB)、ストラップ、保証書 |
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・オリンパス ニュースリリース: アプリで楽しむ一眼画質、オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」を発売
・オリンパス ニュースリリース: オープンプラットフォームカメラ「OLYMPUS AIR A01」発売記念キャンペーン
・OLYMPUS AIR A01 | オープンプラットフォームカメラ | オリンパス