NTTドコモがVoLTEの国際ローミングを2015年内に提供へ |
NTTドコモは26日、韓国のKT Corporation(以下、KT)およびアメリカ(米国)のVerizon Wireless(以下、ベライゾン)と協力し、国内の通信事業者として初めて日本と韓国および日本と米国間における「VoLTE(Voice over LTE)」の国際ローミング接続の実証実験に成功したと発表しています。
NTTドコモはVoLTEによる国際ローミングサービスを2015年内に提供することをめざし、移動通信分野の世界的な「GSMA」において世界の企業と幅広く連携しながらVoLTEの国際ローミング接続の普及に貢献していくとしています。
今回の実験では既存のLTEによるデータローミングサービスのネットワークをそのままVoLTEに活用することで早期の商用化が見込める「S8HR」方式という技術を用いて、VoLTEによる高音質通話およびビデオコールの発着信に成功したとのこと。
S8HRを利用することで、現在、NTTドコモが国内で提供するVoLTEによる高音質通話やビデオコール等のサービスを海外においても国内同様に利用できるようになります。
KTとの実験ではネットワーク上で一定の通信速度を保証するQoS制御技術を利用し、品質保証型の高音質通話およびビデオコールの発着信に世界で初めて成功し、ベライゾンとの実験では日本と米国間で初の長距離間でのVoLTEによる高音質通話に成功しています。
なお、商用のネットワークと同じ環境で実施しており、S8HRによるVoLTEの国際ローミング接続が従来の3Gネットワークを利用したローミング接続と比較して、長距離間であっても優れた品質でご利用いただけることを確認したということです。
記事執筆:memn0ck
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