Galaxy S6 edgeとGalaxy S6を他の機種を比べた! |
いよいよ来週4月23日(水)に日本でも発売されるサムスン電子(以下、Samsung)の最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Galaxy S6 edge」および「Galaxy S6」。
日本ではNTTドコモから「Galaxy S6 edge SC-04G」および「Galaxy S6 SC-05G」、au by KDDIから「Galaxy S6 edge SCV31」(32GB版および64GB版)の3機種4モデルが販売され、これらの価格についてはすでに紹介した通りです。
また、グローバル版と国内版の違いについても紹介していますが、なにより話題となっているのは国内版はグローバル版では本体の表と裏にある「Samsung」ロゴがなくなっている点でしょう。
これについては従来から日本ではSamsungブランドを抑えてきましたが、さらに抑えてロゴや表記が新しくなった「Galaxy」ブランドを強化することで、シェア拡大をめざすとのこと。
日本ではトップシェアのAppleのスマホは「iPhone」で認知されており、人によってはiPhoneか(その他の)スマホかというくらいとなっており、このその他のスマホからGalaxyが飛び出す、その一歩を原点に立ち戻ってゼロから開発されたGalaxy S6 edgeおよびGalaxy S6が担えるかという重要な節目ということです。
そこで今回はGalaxy S6 edgeとGalaxy S6を前モデル「Galaxy S5」や他のスマホと写真やスペックで比較しながら紹介したいと思います。
Galaxy S6とGalaxy S6 edgeとGalaxy S5の幅の比較。1番上は左がGalaxy S6、右がGalaxy S5、真ん中は左がGalaxy S6 edge、右がGalaxy S5、1番下は左がGalaxy S6 edge、右がGalaxy S6
並べてみればわかると思いますが、2012年に発売されたGalaxy SIIIはサイズ的にまだ小さかったこともあり、デザインとしてかなり丸みがあったものの、2013年に発売したGalaxy S4でディスプレイサイズが大型化したことに伴って丸みがだいぶ減り、2014年に発売したGalaxy S5ではほぼデザインは変わらず、今回のGalaxy S6およびGalaxy S6 edgeも基本的にはGalaxy S4やGalaxy S5に近いデザインとなっています。
ただし、これまでにも紹介してきた通り、Galaxy S6 edgeは本体左右側面に曲面ディスプレイを搭載した「デュアルエッジスクリーン」となっており、正面から見るとまるでフレームレスかのように非常にフレームが狭く見えます。また、今回のエッジスクリーンはメインディスプレイとシームレスな表示が行われており、合計でWQHD表示となっています。
さらに、背面もこれまでのプラスチックな背面カバーから電池パックが取り外せなくなるというデメリットがありながらもガラスパネル「Gorilla Grass 4」を採用し、非常に質感が高くなったことに加え、ガラス素材の下には光学フィルムが挟んであり、光が乱反射してさまざまな色に見えるようになっています。
◯主なスペック比較
機種 | Galaxy S6 edge SC-04G | Galaxy S6 SC-05G | GALAXY S5 SC-04F | GALAXY S4 SC-04E |
メーカー | サムスン電子 | サムスン電子 | サムスン電子 | サムスン電子 |
OS | Android 5.0 | Android 5.0 | Android 4.4 | Android 4.2 |
発売日 | 2015-04-23 | 2015-04-23 | 2014-05-15 | 2013-05-23 |
寸法 (高さ×幅×厚さ:mm) | 約142×70×7.0 | 約143×71×6.8 | 約142×73×8.3 | 約137×70×8.0 |
質量(g) | 約132 | 約138 | 約147 | 約134 |
LTE連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約400 | 約390 | 約440 | 約360 |
3G連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約440 | 約430 | 約500 | 約410 |
GSM連続待受時間 (静止時[自動])(時間) | 約360 | 約350 | 約440 | 約320 |
LTE連続通話時間(分) | 約950 | 約930 | 約1020 | ー |
3G連続通話時間(分) | 約920 | 約900 | 約1020 | 約720 |
GSM連続通話時間(分) | 約640 | 約680 | 約700 | 約720 |
実使用時間(時間)※1 | 約72.1 | 約70.7 | 約65.0 | 約45.1 |
メインディスプレイ (サイズ、ドット数[横×縦通称]、種類、発色数) | 約5.1インチ 1440×2560 WQHD 有機EL(Super AMOLED) 1677万色 | 約5.1インチ 1440×2560 WQHD 有機EL(Super AMOLED) 1677万色 | 約5.1インチ 1080×1920 フルHD 有機EL(Super AMOLED) 1677万色 | 約5.0インチ 1080×1920 フルHD 有機EL(Super AMOLED) 1677万色 |
ROM/RAM | 64GB/3GB | 32GB/3GB | 32GB/2GB | 32GB/2GB |
外部メモリ (最大対応容量) | ー | ー | microSD (2GB) microSDHC (32GB) microSDXC (128GB) | microSD (2GB) microSDHC (32GB) microSDXC (64GB) |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1600万画素/約1600万画素 | 裏面照射型CMOS 約1600万画素/約1600万画素 | 裏面照射型CMOS 約1600万画素/約1590万画素 | 裏面照射型CMOS 約1320万画素/約1260万画素 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約500万画素/約500万画素 | 裏面照射型CMOS 約500万画素/約500万画素 | 裏面照射型CMOS 約210万画素/約210万画素 | 裏面照射型CMOS 約210万画素/約207万画素 |
CPU (チップ名/クロック) | Exynos7420 オクタコア(2.1GHz×4+1.5GHz×4) | Exynos7420 オクタコア(2.1GHz×4+1.5GHz×4) | MSM8974AC (2.5GHzクアッドコア) | APQ8064T (1.9GHzクアッドコア) |
SIMカードサイズ | nanoSIM | nanoSIM | microSIM | microSIM |
「Xi」(クロッシィ) (LTE) | 225Mbps/50Mbps | 225Mbps/50Mbps | 150Mbps/50Mbps | 100Mbps/37.5Mbps |
LTE対応周波数帯 (2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz) | (○/○/○/○/○) | (○/○/○/○/○) | (○/○/○/○/―) | (○/―/○/○/―) |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps | 14Mbps/5.7Mbps |
Wi-Fi(無線LAN) (11a/b/g/n/ac) | ○ (○/○/○/○/○) (10台) | ○ (○/○/○/○/○) (10台) | ○ (○/○/○/○/○) (10台) | ○ (○/○/○/○/○) (10台) |
GPS/オートGPS(◎は海外対応) | ◎/◎ | ◎/◎ | ◎/○ | ◎/○ |
赤外線通信 | ― ※IrRC(リモコンに対応) | ― ※IrRC(リモコンに対応) | ― ※IrRC(リモコンに対応) | ― ※IrRC(リモコンに対応) |
Bluetooth | ○(4.1) | ○(4.1) | ○(4.0) | ○(4.0) |
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応) | ◎/― | ◎/― | ◎/― | ◎/― (アンテナ内蔵) |
防水/防塵 | ―/― | ―/― | ○/○ (IPX5、7/IP6X) | ―/― |
指紋センサー | ◎ | ◯ | ― | ― |
おくだけ充電 | ― | ― | ― | ― |
バッテリー容量 | 2600mAh | 2550mAh | 2800mAh | 2600mAh |
バッテリー取外 | ― | ― | ○ | ○ |
色 | Green Emerald Gold Platinum | White Pearl Black Sapphire Gold Platinum | shimmery WHITE charcoal BLACK sweet PINK | Black Mist White Frost Blue Arctic |
ハードウェアとしてはディスプレイやチップセット、内蔵メモリー(RAM)が強化されたほか、Galaxy S5から搭載されている指紋センサーがiPhone 5sなどに搭載されている「Touch ID」に近くなり、指をずらさなくても認証できるようになっています。
一方、Galaxy S5から比べると防水・防塵や外部ストレージ(microSDカード)スロットがなくなっている点はマイナスでしょう。特にmicroSDカードスロットがないのは、過去のGalaxy SIIIやGalaxy J、Galaxy S4から機種変更する際にも注意が必要だと思われます。また、通常の機種変更時なら無償で交換してくれるため問題ないですが、SIMカードサイズも変更されています。
この辺りは特にNTTドコモ向けではGalaxy S4とXperia Aでツートップとして販売台数を伸ばしたときからちょうど2年が経ち、サムスン電子ジャパンではGalaxy S4が100万台以上、さらにその前も100万台以上稼働しているということなのでこれらから大きく機種変更されることが予想されるだけに気になるところです。
これもあり、NTTドコモではGalaxy S6 SC-05Gは特に機種変更時の実質負担額を抑え、Galaxy S6 edge SC-04Gは従来通りにハイエンドモデルとして他社からの乗り換えを誘発するようにMNP時の実質負担額が抑えられています。
NTTドコモ版とau版の比較。左からNTTドコモのGalaxy S6 SC-05G、Galaxy S6 edge SC-04G、auのGalaxy S6 edge SCV31だが、どの機種にもSamsungロゴはない
左から2013年秋冬モデルとして発売されたGalaxy S4の派生モデルで日本向けデザインとしてNTTドコモから発売された5インチサイズの「GALAXY J SC-02F」、Galaxy S6 edge SCV31、5インチサイズのAndroidのリファレンスモデル「Nexus 5」
記事執筆:memn0ck
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