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定額制音楽サービスと相性バッチリ!?Inateck製Bluetoothスピーカー「MarsBox BP2002」を紹介 |
スマートフォン(スマホ)やタブレットなどの周辺機器を開発・販売するドイツのメーカー「Inateck」がFMラジオに対応した持ち運びもできるバッテリー内蔵型ポータブルBluetoothスピーカー「MarsBox(型番:BP2002)」を日本国内で販売開始しています。
すでにAmazon.co.jpにて5,999円で販売されており、今回、このBP2002を入手しましたので使い勝手や質感などを写真を交えて紹介したいと思います。
BP2002は3.5mmオーディオ端子(有線)およびBluetooth(無線)でスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)などと接続することで利用できるスピーカーです。
また、2200mAhのリチウムイオンバッテリーも内蔵しており、持ち運んでポータブルスピーカーとしても使え、内蔵バッテリーでの利用時間はフル充電で約10〜15時間となっています。
ただし、サイズは約185.4mm×72.5mm×78mm(奥行きと高さはともに61.5mmながら斜めにカットされた形状なのでそれぞれ72.5mmと78mmに)、質量は約710gなのでポータブルスピーカーとしては大きめで、同じInateckのポータブルBluetoothスピーカー「BTSP-10 PLUS」には持ち歩き用のケース(袋)が付属していますが、このBP2002には付属していません。
特長は赤と黒の質感の高いデザインや低音が強化された大音量、そして、新たに追加されたFMラジオ機能搭載といった点。特に質感では付属のケーブルも通常の樹脂の被覆ではなく、ロープのような繊維質で高級感があり、音質にも配慮されているのかもしれません。音量はアンプ出力が10W、ドライバー出力が8W×2となっており、接続したスマホなど側だけでなく、BP2002側でも音量の上下ができてかなり大きな音が出るので、屋外で利用しても良さそうです。ただし、防水・防塵には対応していないのでご注意ください。

普段は見ることがない底面。各種情報が記載されており、電源の入力は5V/1.5Aとなっているのでタブレットなども充電できる出力の大きなモバイルバッテリーに接続すれば内蔵バッテリーがなくなっても利用可能(ただし、給電できるかどうかは実際に使うモバイルバッテリーで試す必要があります)
利用するにはまずmicroUSBケーブルを接続して給電し、電源キーを3秒程度長押しすると電源が入るので、3.5mmオーディオケーブルによる有線接続ならそのまま音が出ます。電源が入ると正面中央上側に青い小さなLEDが光るのでわかります。
一方、Bluetooth接続ならまずは電源が切れている状態から上記と同じように電源キーを3秒程度押して電源を入れるとペアリングできる状態になるので、接続したスマホなどからBluetoothの検索を行なうと「Inateck MarsBox」があるので接続(ペアリング)します。接続したら音楽などを再生すればBP2002から音が出ます。
スピーカーとして利用している場合にはプラスキーおよびマイナスキーの短押しはそれぞれ曲送り(次の曲)と曲戻し(前の曲)で、BP2002側の音量調整は長押しとなっています。その他、多機能キーを長押しするとペアリングが解除され、他の機器との再ペアリングが行えます。
音については確かにかなり大きな音量が出るようで、まだそれほど聴きこんではいませんが、ポータブルBluetoothスピーカーとしてはかなり音質も良いように思えました。特に低音重視の設計になっているということですが、必要以上に低音が響くというわけではなくバランス良く聴こえて手軽に聴くのであれば十分でしょう。
続いて、FMラジオ機能は電源が入った状態で多機能キーを短押しするとFMラジオモードとスピーカーモードが切り替わり、プラスキーとマイナスキーでFMラジオの番組を変更し、スピーカーのときと同様に長押しで音量調整となります。また、FMラジオの状態で再生/一時停止/オートサーチキーを長押しすると番組の自動検索を実施します。
感度はアンテナ内蔵型なのでそれほど良くはないようで、少なくとも東京都内のマンションの室内だと1つの番組は綺麗に聴けましたが、他の番組は窓際に移動してもノイズが入ったりしていたため、実用性としては微妙なところですが、屋外ならもう少し良いと思われますし、使い方によってだったり、災害用と割り切るならあっても良いのかなと思われました。
なお、Amazon.co.jpにはすでにレビューがあり、その中でmicroUSBケーブルを接続するとアンテナ代わりになるというコメントもあるので試してみましたが、上記で綺麗に聴けていた番組もノイズが入ってしまうほか、他の番組も綺麗に聴けるようにはならなかったのでケーブルの起き方次第ではあると思いますが、大きな効果は得られませんでした。
さらにこのBP2002には実はマイクも搭載されており、BluetoothのA2DPやAVRCPといった音楽用プロファイルだけではなく、HSPやHFPなどにも対応しており、スマホなどの電話やビデオチャットを受けてBP2002のスピーカーで声を聞きながらハンズフリー通話ができたりします。
このように意外と多機能なBP2002ですが、最近では日本でも「Apple Music」や「LINE MUSIC」、「AWA」などとサービス開始が相次いでいる定額制音楽サービスを利用する際にスマホの内蔵スピーカーでは少し物足りないなという場合にはこういった簡単に持ち歩けるポータブルBluetoothスピーカーはぴったりです。
その中でも1〜3,000円程度の安いスピーカーにありがちなスマホの内蔵スピーカーに毛が生えたようなレベルではなくきっちりと音量と音質が備わっているという点では1万円以上の高級スピーカーを買うほどではないもののある程度の音量と音質は欲しいという場合にはちょうど良い製品だと思われます。
Inateck
記事執筆:memn0ck
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