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ココロを宿した動く電話「RoBoHoN」登場!!

千葉県の幕張メッセにて2015年10月7日(水)から10月10日(土)の4日間に渡ってITとエレクトロニクスおよびその関連技術などの総合展示会「CEATEC JAPAN 2015」(主催:CEATEC JAPAN 実施協議会)が開催されています。

今回の記事では昨日にシャープが発表し、世界中に"衝撃"を与えたCEATEC JAPAN 2015の最注目な展示となっている対話可能なロボット型スマートフォン(スマホ)「RoBoHoN」(ロボホン)の外観を写真で紹介していきます。

◯まずは外観をチェック
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正面(写真=左)と背面(写真=右)

まずは立った状態で撮影。正面側頭部(顔)にはプロジェクター機能用の投射レンズが眉間の部分にあるほか、通話用スピーカーが口の部分に配置されています。また、プロジェクター用レンズの下にはカメラが配置されています。

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頭部(顔)のアップ

両目の部分は感情を表すためのライトが実装されていて、RoBoHoNと話をしたりする時に併せて点灯したりします。

一方、胸部やや右(RoBoHoNのロゴの左隣)には外部スピーカー、腰部には通話用マイクが配置されています。RoBoHoNが会話をする際には声は胸部のスピーカーから出ることになります。実際にRoBoHoNで通話をするときにはこのような状態になります。

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「通話相手の声をRoBoHoNが代わりに伝える」イメージだそうです

背面(背中)にはタッチパネル対応約2インチQVGA(240×320ドット)液晶と3.5mmイヤホンマイク端子、microUSB端子、クレードル用充電用接点があります。

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画面を見る限り、OSはAndroidをカスタマイズしたものを採用していると思われる

後頭部側には放熱用の空気穴があります。これはプロジェクター機能は非常に発熱をするためです。

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左側面(写真=左)と右側面(写真=右)

左側には電源スイッチとスライド式でオンオフ操作のみのスピーカースイッチがあり、反対の右側面にはSIMカードスロット(SIMサイズ非公開)があります。

公開されている範囲での本体スペックとしてはCPUにQualcomm製1.2GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 400 MSM8926(」を搭載し、身長は約19.5cm、本体重量(体重)は約390gとなっています。また、無線機能としては4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)のモバイル通信および無線LAN(Wi-Fi)に対応します。

通話やメールといった基本的な機能に加えて、ロボットとしての機能では音声・顔認識、歩行や起き上がりのほか、ブースではダンスも披露していました。

また、本体内に保存されている画像ファイルや動画を頭部に搭載しているプロジェクターで投射することができます。

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プロジェクターを床に投射しているところ、壁にもできるそうです。

なお、試作品のため、機能やスペックについては変更になることがあるということです。

これまで、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)やスマホ、通話のできるフォトフレーム、据え置き電話機型携帯電話などさまざまな端末の写真を撮ってきましたが、さすがにロボット型携帯電話は初めてでした。かわいいので、撮影のしがいもありました。

なお、発売は2016年前半を予定しており、販路については自社販売も選択肢に含めた上で、各携帯電話会社にも話を持っていって提案中とのことでした。ただし、説明員によると「キャリア(携帯電話会社)のロゴが入るようなことはやめて欲しい」といった声がすでにいくつかあったそうで、そういった声も含めて検討しているということでした。

この他、シャープでは「ロボホン欲しいかも宣言」キャンペーンを現在開催しており、参加した人はその後、実際にRoBoHoNを購入した場合に専用のケースがプレゼントされるというものになっています。

販路もどうなるか決まってなく、発売もまだまだ先になりますが、これだけ個性的でワクワクする端末の登場は本当に久しぶりです!期待して待ちましょう!!

記事執筆:河童丸


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CEATEC JAPAN 2015 ( シーテック ジャパン 公式サイト )
ココロ、動く電話。RoBoHoN(ロボホン)公式サイト/シャープ
シャープ株式会社