
3G携帯電話の新しい可能性がここに |
既報通り、エックスモバイルは16日、都内にて「新製品・新サービス発表会」を開催し、同社がNTTドコモから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「もしもシークス」向けの通話・データ定額プランと、固定電話型3G対応携帯電話「スゴい電話(型番:AK-010)」(エイビット製)の発売を発表した。
もしもシークスの料金プランは1,980円(税別)で3分の無料通話が月30回可能な1GBの定額データプラン「基本コース」、2,980円(税別)で5分の無料通話が月30回可能でさらに7GBのデータ通信を可能とする「あんしんコース」、そして音声無料通話を強化した「まんぞくコース」だ。まんぞくコースは、安心コースと同じ7GBの定額データ通信と10分の無料通話が月300回可能で、料金は3980円(税別)だ。
スゴい電話は、固定電話型の3G対応携帯電話でその特徴をいかした使い方のプレゼンテーションが行われた。今回は、このスゴい電話の気になる使い方を紹介していく。なお、AK-010はメーカーであるエイビットからも単体で「ホムテル3G」として販売予定。

エックスモバイル代表取締役社長兼CEOの木野将徳氏は、スゴい電話について固定電話と同じ機能と操作で説明書不要である点と、配線工事が必要なく、引っ越ししてもすぐに使えることを紹介した。

配線の必要がないので置き場所を選ばないことをその特徴として、固定電話だからできる特徴について説明した。携帯電話はあくまで個人のものだが固定電話はその家のものなので、例えばお爺さん・お婆さんが電話に出られなくても家族もしくは介護の人が電話を受けことができ、家族に役立つ電話であると紹介。

ビジネスの分野では、事務所を開業してすぐに電話の設置ができるというスピーディーさを紹介。また、配線がいらず何処にでも置けるので、工事現場の事務所の設置やクレーンへの直通電話の設置が可能であると説明した。

車載電話としても利用可能で、個人に掛けるのではなくその場所に電話を掛けられることを、スゴい電話のメリットとして紹介した。

さらに、フライトモード(機内モード)がついているので、飛行機での移動も可能であるとプレゼンし、笑いを誘っていた。

3Gデータ通信によるテザリングも可能であることから、IoT(Internet of Things)分野でもスゴい電話を利用することで新たなビジネスにも使えることを紹介。

スゴい電話の料金プランについて、音声通話に1GBのデータ通信がついた基本コースが通常1,380円(税別)のところ、12月中旬(発売日まで)までの期間に先行予約すると半年間980円となるキャンペーンも発表された。

スゴい電話

裏蓋を開けると、単三電池4本で動くことがわかる。展示機には別売の充電池が搭載されていた。丸で囲った部分にはフルサイズの3G SIMカードが刺さっている。

まさに固定電話のインターフェイスだ。保留や留守などの機能が分かりやすく使い勝手の良さが特徴だ。

ディスプレイの上部の「X-Mobile」ロゴプリントが特徴だ。

メニューキーから携帯電話の設定ができる。SIMフリーなのでAPN設定も可能としている。

ネットワーク情報で「NTTドコモ」の回線を使用していることが確認できた。周波数はバンド1とバンド6に対応している。周波数的にはFOMAプラスエリアに対応しているが、NTTドコモの相互接続性試験(IOT)を取得していないため、必ず接続できるとは限らないとして「FOMAプラスエリア対応」はうたっていない。

2.8インチQVGA(320×240ドット)ディスプレイはプリセットの壁紙でイメージチェンジすることも可能だ。

ソフトウェア更新なども行え、発売後に機能を追加することも可能だという。

会場でエイビット代表取締役社長兼CEOの檜山竹生氏がスゴい電話の着信に応じている様子。こう見えて乾電池やオプションの充電池を使えば持ち歩けるので完全に"携帯電話"だ。

木村氏はスゴい電話の特徴説明の中で「プレゼントにもおすすめ」と語っていたが、12月発売ということでクリスマスプレゼントに家族へ送るのもなかなか良さそうだ。
記事執筆:mi2_303
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