富士通がPCと携帯電話を分社化!

富士通は24日、取締役会を開催し、2016年2月1日を効力発生日としてノートパソコンやデスクトップパソコンといったパソコン(PC)事業および携帯端末事業を会社分割によって新たに新設する完全子会社に承継することを決議したと発表しています。

分割される新会社はPC事業が富士通クライアントコンピューティング(資本金4億円)、携帯端末事業が富士通コネクテッドテクノロジーズ(資本金4億円)となり、代表取締役社長はそれぞれ齋藤邦彰氏および高田克美氏が就任します。

富士通ではPCおよび携帯電話についての事業を独立化させ、研究・開発・設計・製造・販売・企画からアフターサービスまで一貫した体制を構築することで、経営責任を明確化させるとともに経営判断の迅速化と徹底した効率化を追求するため、各会社分割を行なうとしています。

それぞれの事業内容は富士通クライアントコンピューティングがノートPCおよびデスクトップPCなどの研究・開発・設計・製造・販売・企画・保守・修理サポート、富士通コネクテッドテクノロジーズが携帯端末の研究・開発・設計・製造・販売・企画・保守・修理サポートとなっています。

分割する各事業の2015年3月期における実績はPC事業が売上高3,033億円、携帯端末事業が売上高1,571億円。会社分割による連結業績への影響は軽微だとしています。

記事執筆:memn0ck


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会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ : 富士通