2015年も後2日!年末企画・memn0ck編書いたよー。 |
毎年やってきますが、師走というだけあってなぜか毎年忙しいこの時期。今年も残すところ後2日となりました。
さて、そんな時期にサクッと紹介するこの「年末企画」。例年に引き続き、今年の振り返りをしたいと思いますが、昨年と異なって筆者のスマートフォン(スマホ)購入数は微増しました。
というのも、昨年からすでにその傾向はありましたが、大手携帯電話会社(以下、キャリア)からは例年通りに機種が発売され、加えて、仮想移動体通信事業者(MVNO)からメーカーからとSIMフリースマホががんがん発売され、とトータルの機種数はかなり多くなったように思います。
同時にMVNOの"キャリア"化も進み、だいぶ「格安スマホ」や「格安SIM」も一般層にも情報としては浸透してきました。一方で、今年はSIMロック解除の義務化、そして、安倍晋三内閣総理大臣による"鶴の一声"によってはじまった料金プランや販売価格の見直しという方向性としてはわかるものの、その実装具合が微妙だなと感じた内容も多くありました。というわけで、その辺りも含め色々と書いていきたいと思います。
まずは筆者の今年買ったスマホおよびタブレット、そして、復習も兼ねて昨年までの年末企画の記事を紹介しておきます。この他にガジェットとしてはパソコンを「ASUS TransBook T100TAL」(SIMカードが入るWindowsマシンが欲しかった)と「New MacBook 12」(新モデルだしなんとなく)の2機種を買っています。そういえば、Apple Watchが発売されたのにスマートウォッチは何も買いませんでしたね・・でも、先日、VRヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」を買いました(;´Д`)
昨年よりも多く買ったのは発売された機種が多かったことに加え、これといった本命がなかった点もあります。外部に知らせている電話番号のSIMカードを入れ、おサイフケータイ(Felica)が使えるようになっているのをメイン機種としていますが、なんと昨年夏から長らく「GALAXY S5 SC-04F」を使っています。
恐らく1年を通して変えていないどころか、およそ1.5年ほど変えていないのは人生初かもしれません。後継機種の「Galaxy S6 edge」はau向け「Galaxy S6 edge SCV31」を買ったものの、エッジディスプレイに馴染めず、買う前からわかっていましたが、microSDカードスロットがない点、非防水な点、電池パックが取り外せない点などの理由、そしてなにより、Android 5.0(開発コード名:Lollipop)になったGALAXY S5 SC-04Fが思いの外快適だったので乗り換える必要性がなくなってしましました。
それでも、秋頃までは「Galaxy Note5」が日本で発売されたら機種変更しようと海外版をちょっと触ってみてから思っていましたが、残念ながら現時点で発売される様子はなく、NTTドコモの加藤薫社長は「『dtab d-01H』を用意した。」と見当はずれなことを言い、KDDIの田中孝司社長も「『Galaxy A8 SCV32』を発売する。」とし、「いや、そうじゃないんだよ……。」とがっかりしつつ現在に至ります。
一応、GALAXY S5 SC-04Fのほか、Galaxy S6 edge SCV32とiPhone 6sとNexus 6PとXperia Z5 Premium E6853の5機種はSIMカードを入れて持ち歩いています。今年買った4機種はE6853ではなくてSO-03Hでも良いですが、オススメできる機種かと思います。
◯総務省絡みいろいろ
すでに疲れてきてしまったのでざっくりと行きますが、今年気になった話題としては冒頭にも書いた通りに総務省絡みのものが多かったかなと思いました。料金プランや販売見直しのタスクフォースで低料金プランの導入や実質0円の段階的な是正がこれから行われていくわけです。
それ以外でも昨年決まったSIMロック解除義務化が今年5月から開始され、ガイドラインに沿った形にしたらNTTドコモでもこれまでよりケースによっては良くなくなったんじゃないかとも思える仕様になっていたり。
さらに通信速度についても理論値と実測値がかけ離れているとしてガイドラインを設け、NTTドコモとauでは先日それに沿った形で公表されましたが、正直何が違うのかよくわかりません。いや、もちろん、実測値として実効速度を共通の方法で明らかになること自体はとても良いことだとは思いますけど。
また、総務省の問題ではないですが、今年はUPQ(アップ・キュー)が日本国内で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)の問題もありましたし、さらっとau向けタブレット「GALAXY Tab S SCT21」も電子式表示の番号が空欄になったりなんてこともありました。
技適マークについては訪日する人が日本国内に一時的に持ち込む機種についてローミングではなく日本国内のSIMで使えるようになって良かったなということもありますが、引き続き、日本に在住している人は問題となり、どーにかならないのかなーと思ってしまいます。
ただし、これについてはなんとなくMRA(電気通信機器相互認証)や電子式表示などによって、最近では日本向けではない機種、もしかしたら日本向けを検討している、または、していたというのも含めて技適マークの表示も多くなっているのかなという気もしていて、どんどん技適マーク付けちゃってよとメーカーには切に願うばかりです。
秋の空のように総務省の方針がコロコロ変わるということではないのですが、ここに来てさらに携帯電話税の導入なんて話も出てきており、同じゴールに向かってるのにちょいちょい外野からの野次で寄り道したりしているように思えるので、来年はもっとしっかりと仕事をして欲しいところです。はい。
◯セキュリティー絡みいろいろ
そろそろ読むのも飽きてきたかと思いますが、次に気になったのはセキュリティー周り。AndroidではMMSやハングアウトで動画を受け取ると遠隔で乗っ取られる危険性が指摘されている「Stagefright」ライブラリーの脆弱性が大きな問題となり、GoogleのNexusなど、多くのメーカーでは1ヶ月に1回のセキュリティーパッチの提供をスタートしました。
また、iOSでもApp Storeにてマルウェアが見つかるなど、スマホでもいよいよパソコン並に、個人情報が詰まっていたり、常時ネットワークに接続していたりしているのでむしろそれ以上に危険が危な迫ってきています。
まー、でも、実際に被害にあったというような話はあまり聞いたことないですし、自分で変なところをクリックしちゃったりとかでフィッシングなどのほうが問題なのかなとは思いますけど、年末年始もお気をつけください。
◯IoT絡みいろいろ
あまり情報を追えてませんが、IoT用のSIMカードとしてソラコムが話題になっていたようです。そういえば、いろいろ買っているもののこれはというものもなく、「Raspberry Pi」を買って遊んでますが、今年買って良かったものはこれくらいかもしれません。
ちなみに去年買った「Netatmo Weather Station」はちょっとお高いですけど、良かったですし今でも常時使ってますけど、普通の人はこれくらい製品化されてないとなかなか手は出しにくいかもしれませんので、後はみんなが買って値段が安くなればという感じでしょうか。
そろそろIoTは胡散臭いみたいな流れになってますんで、総務省とセキュリティーの3つが今年気になった微妙なネタということで来年につなげたいと思います。
◯来年もよろしくお願いします!
今年は日本の元祖スマホとも言うべき「W-ZERO3」が発売してから10年だったそうで、W-ZERO3で私を知ってくれた人とかもいるとSNSなどで返信くれたりと嬉しい限りですが、W-ZERO3シリーズの最後のモデル「HYBRID W-ZERO3」の発売から5年、そして、その2010年は「Xperia」や「Desire」、「GALAXY S」などが発売され、日本ではAndroidが普及した年とも言えます。
面倒なのでiPhoneは無視しておきますが、5年ごとと考えて、今年はちょうどWindows 10、そして、スマホ向けではWindows 10 Mobileが投入されました。まだWindows 10 Mobileはエントリーモデル中心でとりあえず発売したという感じですが、来年にはハイエンドモデルも出てくるでしょうし、Windows 10で再びゲームチェンジがあるのかもしれません。
いや、ゲームチェンジまで行かなくても三国志ばりの三つ巴の戦いくらいまで行けば面白いのかなと思いますが、第3のOSがうんぬんと言われて、すでにその一角のFirefox OSは(スマホ向けでは)死んじゃいましたので、Windows 10 Mobileはなんとか頑張って欲しいところです。
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昨年よりも多く買ったのは発売された機種が多かったことに加え、これといった本命がなかった点もあります。外部に知らせている電話番号のSIMカードを入れ、おサイフケータイ(Felica)が使えるようになっているのをメイン機種としていますが、なんと昨年夏から長らく「GALAXY S5 SC-04F」を使っています。
恐らく1年を通して変えていないどころか、およそ1.5年ほど変えていないのは人生初かもしれません。後継機種の「Galaxy S6 edge」はau向け「Galaxy S6 edge SCV31」を買ったものの、エッジディスプレイに馴染めず、買う前からわかっていましたが、microSDカードスロットがない点、非防水な点、電池パックが取り外せない点などの理由、そしてなにより、Android 5.0(開発コード名:Lollipop)になったGALAXY S5 SC-04Fが思いの外快適だったので乗り換える必要性がなくなってしましました。
それでも、秋頃までは「Galaxy Note5」が日本で発売されたら機種変更しようと海外版をちょっと触ってみてから思っていましたが、残念ながら現時点で発売される様子はなく、NTTドコモの加藤薫社長は「『dtab d-01H』を用意した。」と見当はずれなことを言い、KDDIの田中孝司社長も「『Galaxy A8 SCV32』を発売する。」とし、「いや、そうじゃないんだよ……。」とがっかりしつつ現在に至ります。
一応、GALAXY S5 SC-04Fのほか、Galaxy S6 edge SCV32とiPhone 6sとNexus 6PとXperia Z5 Premium E6853の5機種はSIMカードを入れて持ち歩いています。今年買った4機種はE6853ではなくてSO-03Hでも良いですが、オススメできる機種かと思います。
【2015年に購入したスマホ&タブレット】
1. AQUOS K SHF31……初ガラホだし
2. LG G2 mini LG-D620J……セールだった
3. HTC J butterfly HTL23……白ロムが安かった
4. Galaxy S6 edge SCV31……主にSIMロック解除目的
5. MADOSMA Q501……国内初Windows Phone 8.1だし
6. HUAWEI P8lite……久しぶりにファーウェイ欲しい
7. ALCATEL ONETOUCH IDOL3……AOTのを持ってないのとS615
8. iPhone 6s……とりあえず買っとくか
9. iPad Pro……新モデルだし
10. Nexus 6P……みんな5XだしS810持ってないし
11. Xperia Z5 Premium E6853……初4Kだし
12. KATANA 01……国内初Windows 10 Mobileって言ってたし
13. Acer Liquid Z530……楽天ポイントがあった
14. HTC Desire EYE……セールだった
【memn0ckの年末企画】
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◯総務省絡みいろいろ
すでに疲れてきてしまったのでざっくりと行きますが、今年気になった話題としては冒頭にも書いた通りに総務省絡みのものが多かったかなと思いました。料金プランや販売見直しのタスクフォースで低料金プランの導入や実質0円の段階的な是正がこれから行われていくわけです。
それ以外でも昨年決まったSIMロック解除義務化が今年5月から開始され、ガイドラインに沿った形にしたらNTTドコモでもこれまでよりケースによっては良くなくなったんじゃないかとも思える仕様になっていたり。
さらに通信速度についても理論値と実測値がかけ離れているとしてガイドラインを設け、NTTドコモとauでは先日それに沿った形で公表されましたが、正直何が違うのかよくわかりません。いや、もちろん、実測値として実効速度を共通の方法で明らかになること自体はとても良いことだとは思いますけど。
また、総務省の問題ではないですが、今年はUPQ(アップ・キュー)が日本国内で法的に利用して良いことを示す技術適合証明などの認証(いわゆる「技適マーク」)の問題もありましたし、さらっとau向けタブレット「GALAXY Tab S SCT21」も電子式表示の番号が空欄になったりなんてこともありました。
技適マークについては訪日する人が日本国内に一時的に持ち込む機種についてローミングではなく日本国内のSIMで使えるようになって良かったなということもありますが、引き続き、日本に在住している人は問題となり、どーにかならないのかなーと思ってしまいます。
ただし、これについてはなんとなくMRA(電気通信機器相互認証)や電子式表示などによって、最近では日本向けではない機種、もしかしたら日本向けを検討している、または、していたというのも含めて技適マークの表示も多くなっているのかなという気もしていて、どんどん技適マーク付けちゃってよとメーカーには切に願うばかりです。
秋の空のように総務省の方針がコロコロ変わるということではないのですが、ここに来てさらに携帯電話税の導入なんて話も出てきており、同じゴールに向かってるのにちょいちょい外野からの野次で寄り道したりしているように思えるので、来年はもっとしっかりと仕事をして欲しいところです。はい。
◯セキュリティー絡みいろいろ
そろそろ読むのも飽きてきたかと思いますが、次に気になったのはセキュリティー周り。AndroidではMMSやハングアウトで動画を受け取ると遠隔で乗っ取られる危険性が指摘されている「Stagefright」ライブラリーの脆弱性が大きな問題となり、GoogleのNexusなど、多くのメーカーでは1ヶ月に1回のセキュリティーパッチの提供をスタートしました。
また、iOSでもApp Storeにてマルウェアが見つかるなど、スマホでもいよいよパソコン並に、個人情報が詰まっていたり、常時ネットワークに接続していたりしているのでむしろそれ以上に危険が
まー、でも、実際に被害にあったというような話はあまり聞いたことないですし、自分で変なところをクリックしちゃったりとかでフィッシングなどのほうが問題なのかなとは思いますけど、年末年始もお気をつけください。
◯IoT絡みいろいろ
あまり情報を追えてませんが、IoT用のSIMカードとしてソラコムが話題になっていたようです。そういえば、いろいろ買っているもののこれはというものもなく、「Raspberry Pi」を買って遊んでますが、今年買って良かったものはこれくらいかもしれません。
ちなみに去年買った「Netatmo Weather Station」はちょっとお高いですけど、良かったですし今でも常時使ってますけど、普通の人はこれくらい製品化されてないとなかなか手は出しにくいかもしれませんので、後はみんなが買って値段が安くなればという感じでしょうか。
そろそろIoTは胡散臭いみたいな流れになってますんで、総務省とセキュリティーの3つが今年気になった微妙なネタということで来年につなげたいと思います。
◯来年もよろしくお願いします!
今年は日本の元祖スマホとも言うべき「W-ZERO3」が発売してから10年だったそうで、W-ZERO3で私を知ってくれた人とかもいるとSNSなどで返信くれたりと嬉しい限りですが、W-ZERO3シリーズの最後のモデル「HYBRID W-ZERO3」の発売から5年、そして、その2010年は「Xperia」や「Desire」、「GALAXY S」などが発売され、日本ではAndroidが普及した年とも言えます。
面倒なのでiPhoneは無視しておきますが、5年ごとと考えて、今年はちょうどWindows 10、そして、スマホ向けではWindows 10 Mobileが投入されました。まだWindows 10 Mobileはエントリーモデル中心でとりあえず発売したという感じですが、来年にはハイエンドモデルも出てくるでしょうし、Windows 10で再びゲームチェンジがあるのかもしれません。
いや、ゲームチェンジまで行かなくても三国志ばりの三つ巴の戦いくらいまで行けば面白いのかなと思いますが、第3のOSがうんぬんと言われて、すでにその一角のFirefox OSは(スマホ向けでは)死んじゃいましたので、Windows 10 Mobileはなんとか頑張って欲しいところです。
記事執筆:memn0ck
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