au向けスマホ「Xperia X Performance SOV33」が発表! |
KDDIおよび沖縄セルラーは10日、今夏に発売するau向け「2016年夏モデル」としてソニーモバイルコミュニケーションズ(以下、ソニーモバイル)製Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)スマートフォン(スマホ)「Xperia X Performance SOV33」を発表しています。
発売時期は2016年6月中旬以降を予定。また、旗艦店「au SHINJUKU」および「au NAGOYA」、「au OSAKA」、「au FUKUOKA」、「au HAKATA」にて2016年5月11日(水)より、全国のauショップにて5月13日(金)以降順次先行展示し、全国5カ所で「au × Xperia オーナーズパーティー Vol.3」を6月以降順次実施するとお知らせしています。
ソニーモバイルの新しいフラッグシップ「Xperia X」シリーズの最上位モデルとして今年2月に発表された「Xperia X Performance」は、従来までのフラッグシップ「Xperia Z」シリーズに代わって投入され、前機種「Xperia Z5 SOV32」と比べると画面サイズが約5.0インチにサイズダウンしつつ、チップセットなどを最新の高性能な部品にしたハイエンドモデルとなっています。
au向けでは機能的にはワンセグやフルセグ、おサイフケータイ(Felica)に対応しているほか、auの各サービスのアプリなどがプリインストールされ、外観では背面の中央はグローバル版と同様に「XPERIA」ロゴですが、下部に「au」ロゴと型番「SOV33」が記載され、横にラインか入っています。
また、3つの周波数帯をキャリアアグリゲーション(CA)で束ねる「3CC CA」対応し、LTE UE Category 9によって4G LTEとWiMAX 2+を束ねて下り最大370Mbpsおよび上り最大25Mbpsの高速データ通信が利用可能です。なお、下り最大370Mbpsは東京都渋谷駅周辺から順次提供予定。
Xperia X Performance SOV33は、ソニーモバイルの新しいフラッグシップスマホの最上位モデルであるXperia X Performanceのau版です。Xperia X Performanceは今年2月の発表時にも日本で発売することが案内されていましたが、まずはauから発売されることが正式発表されました。
ソニーモバイルでは、従来のXperia Zシリーズに代わって、「高い知能を備え、スマホの本質を追求した新しい『Xperia』シリーズ」としてXperia Xシリーズが投入し、特長は「生まれ変わった新しいデザイン」および「先進のカメラ性能」、「進化した使いやすさ」の3つ。
まずデザインはXperia初の背面にアルミ素材によるメタルボディーを採用し、手にフィットするなめらかなラウンドフォルムやディスプレイ面も2.5Dに湾曲したガラスになり、前面の色も背面やフレームと同じ色になって一体感のある外観となりました。
カラーバリエーションはホワイトおよびグラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールドの4色がラインナップし、各色は背面がホワイトとグラファイトブラックがヘアライン加工、ライムゴールドとローズゴールドがサンドブラスト加工されており、高い質感を演出しています。
また、au向けはXperia Z5などと同様にグローバル版と比べると、前面上中央に「SONY」ロゴ、背面中央に「XPERIA」ロゴ、背面下部中央に「au」ロゴと型番「SOV33」が配置。その下の部分がグローバル向けとは異なって樹脂製になっています。サイズは約144×71×8.6mm、質量は約165g。
機種 | Xperia X Performance | Xperia Z5 | Xperia Z3 | Xperia Z2 |
画面 | 5型フルHD | 5.2型フルHD | ||
大きさ | 144×71×8.6mm | 146×72×7.3mm | 147×73×7.4mm | 147×73×8.2mm |
重さ | 165g | 154g | 152g | 163g |
チップセット | MSM8996 (S820) | MSM8994 (S810) | MSM8974AC (S801) | MSM8974AB (S801) |
CPU | 2.2GHz×2+ 1.6GHz×2 (64bit) | 2.0GHz×4+ 1.5GHz×4 (64bit) | 2.5GHz×4 (32bit) | 2.3GHz×4 (32bit) |
RAM | 3GB | 3GB | 3GB | 3GB |
ストレージ | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB |
電池容量 | 2570mAh | 2900mAh | 3100mAh | 3200mAh |
指紋認証 | ◯ | ◯ | ー | ー |
ハイレゾ | ◯ | ◯ | ◯ | ー |
LDAC | ◯ | ◯ | ー | ー |
さらにXperia Z5シリーズで初対応した右側面にある電源キーに内蔵された指紋センサーも継承され、右側面には音量上下キーやカメラ・シャッタキーもあり、これまでのXperia Zシリーズと同様となっており、IPX5およびIPX8準拠の防水、IP6X準拠の防塵に対応しています。
主な仕様は約5.0インチフルHD(1080×1920ドット)液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」やQualcomm製64bit対応ヘキサコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」(CPUに「Kyro」コアの2.15GHz×2+1.6GHz×2コア、GPUに「Adreno 510」)、3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大200GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC、Miracast、DLNA、Google Cast、テザリング(最大10台)、3.5mmイヤホンマイク端子、位置情報取得(A-GPSおよびGLONASS)など。
RAMはここ数世代のXperia Zと同じ3GBですが、新しく「設定」の「ストレージとメモリ」に「スマートクリーナー」機能が追加され、オンにすると自動的にRAMの空き容量を一定に確保し、いつでも快適に操作することが可能になるとのこと。
カメラはリアが広角24mmおよびF2.0のレンズと1/2.3型約2300万画素「Exmor RS for mobile」およびフロントが広角22mmおよびF2.0のレンズと1/3型約1320万画素「Exmor RS for mobile」を搭載。また、フロントカメラはXperiaシリーズ最高画質になりました。
機種 | Xperia X Performance | Xperia Z5 | |
フロント カメラ | センサー | 13MP 1/3型 Exmor RS | 5MP 1/5型 Exmor R |
レンズ | F2.0 22mm | F2.4 25mm | |
AF | コントラストAF | ー | |
ISO(最大値) | 静止画:6400 動画:1600 | 静止画:3200 動画:1000 |
リアカメラはXperia Z5シリーズで対応したコントラストと位相差によるハイブリッドオートフォーカス(AF)にも対応し、0.03秒以下の高速AFにも対応しているほか、新たにカメラキーの長押し起動からオートフォーカス、撮影までがXperia史上最速0.6秒の高速起動・撮影が可能になったほか、ソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズのエンジニアとの共同開発によって新たに「Predictive Hybrid Autofocus(先読みオートフォーカス)」機能を搭載し、被写体の動きを予測することで、正確に被写体を捉え、ブレのない美しい映像の撮影を可能にしています。
音響機能はXperia Z5シリーズと同様で、ハイレゾやDSEE-HX、LDAC、デジタルノイズキャンセリング、フロントステレオスピーカー、ヘッドホン出力自動最適化で、ハイレゾとデジタルノイズキャンセリングが両立できるようになっています。
バッテリー容量は2570mAhで取外不可。ソニーのバッテリー技術を結集し、スリムデザインながら最大2日間の長時間バッテリー性能を実現し、さらにSTAMINAモードにも対応しています。加えて、新たにQnovoのバッテリー制御技術も導入し、バッテリーの状態に合わせた充電を行うことでバッテリーの寿命を約2倍長持ちさせることが可能になりました。
携帯電話ネットワーウではLTE UE Category 9による下り最大370Mbpsおよび上り最大25Mbpsに対応し、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)。なお、370Mbpsは東京都渋谷駅周辺エリアから開始し、愛知県名古屋駅周辺、大阪府梅田駅周辺、山手線主要駅周辺などへ拡大予定で、駅構内などは利用できない場合があります。対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式の700MHz(Band 28)および800MHz(Band 18)、1.5GHz(Band 21)、2GHz(Band 1)、WiMAX 2+方式(TD-LTE方式互換)の2.5GHz(Band 41)。海外では3G(W-CDMA方式)や2G(GSM方式)でも利用可能。
◯主な仕様
機種名 | Xperia X Performance SOV33 |
寸法(高さ×幅×厚さ:mm) | 約144×71×8.6 |
質量(g) | 約165 |
OS | Android 6.0 |
CPU (チップ名、クロック) | Snapdragon 820 MSM8996 64bit対応クアッドコア(2.2GHzデュアル+1.6GHzデュアル) |
内蔵メモリー (ROM/RAM) | 32GB/3GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSDXC(200GB) |
バッテリー容量 | 2570mAh |
連続待受時間(静止時[自動]) (4G LTE・WiMAX 2+:時間) | 約490 |
連続通話時間 (VoLTE:分) | 約1330 |
充電時間(分) | 約150 |
ディスプレイ (サイズ:インチ、解像度:ドット、 方式、発色数) | 約5.0インチ フルHD 1080×1920 TFT液晶 トリルミナス ディスプレイ for mobile 1677万色 |
4G(LTE、受信時最大/送信時最大) | 370Mbps/25Mbps |
VoLTE | ○ |
4G対応周波数帯 (3.5GHz/2.5GHz/2GHz/ 1.5GHz/800MHz/700MHz) | ー/○/○/ー/○/○ |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射積層型CMOS 約2300万/約2290万 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約1320万/約1310万 |
防水/防塵 | ○/○(IPX5、8/IP6X) |
Bluetooth | ○(4.2) |
ワンセグ/フルセグ (◎は録画対応) | ◎/◎ |
ハイレゾオーディオ対応 | ○ |
LTE/Wi-Fi同時接続による 高速ダウンロード | ー |
LTE/Wi-Fi同時接続による スムーズな通信 | ー |
UIMカード | au Nano IC Card 04(VoLTE) |
色 | White Graphite Black Lime Gold Rose Pink |
製造メーカー | ソニーモバイル コミュニケーションズ |
※2 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。
記事執筆:memn0ck
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Xperia X Performance 関連記事一覧 - S-MAX
・Xperia史上最速! 0.6秒で撮影可能な「Xperia X Performance」が登場! イイものは長く使いたい、そんな声にお応えしてバッテリーが更に進化 | 2016年 | KDDI株式会社
・高いインテリジェンスを備えた新Xperia Xシリーズ、『Xperia X Performance』をKDDIより発売 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
・Xperia X Performance(エクスペリア エックス パフォーマンス) SOV33 | スマートフォン(Android スマホ) | au
・Xperia X Performance SOV33 | ソニーモバイルコミュニケーションズ