菊川怜さんも浴衣姿で登壇したファーウェイ・ジャパンの「HUAWEI MateBook」発表会を紹介! |
既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)は4日、都内にて「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、これまでのスマートフォン(スマホ)メーカーとしてのノウハウを活かしたスタイリッシュで軽量な2in1タブレットパソコン(PC)「HUAWEI MateBook」(以下、MateBook)を2016年7月15日(金)より発売することを発表した。
レッドオーシャンと化しているモバイルPC市場への参入について、ファーウェイ・ジャパン 端末統括本部 プロダクトソリューション統括部 本部長のコリン・コン氏は「ポータブルPCの生産性を高め、よりファッション性の優れたものにできないだろうか?モバイル通信分野での成功体験をポータブルPC分野に活用しユーザーに新しい製品を提供できないだろうか?」と考えたのだという。
そこで「グローバル市場で多様化されたスマートデバイスを提供し、消費者に受け入れられている。美しさにこだわった設計デザイン、さらに革新的な技術力に優れたオフィスの使用体験、これらをもってWindows PC業界に参入する。ファッション性とモビリティーを兼ね備え、ビジネスとエンターテイメントを融合し使いやすさを実現し新しいビジネススタイルを実現したい」と述べた。
この背景には、ビジネスとプライベートの利用シーンが入り交じり、ビジネスパーソンがモバイルPCに求めるものへの変化に対応することが必要であるとのことだった。今回はそんなスマホメーカーが作ったWindows PCであるMateBookを写真と動画で紹介していく。
MateBookのカラーバリエーションは「ゴールド」と「グレー」の2色。ゴールドはベゼル部分が白、グレーはベゼル部分が黒だ。
ディスプレイサイズは12インチで、液晶はIPS方式。解像度は2160×1440ドット、アスペクト比は15:10なので、あまり横長に感じずビジネス用途にちょうど良い印象だ。
重さは約640g。12インチのタブレットとしては軽く、アスペクト比15:10かつベゼルも細身なので「12.9インチiPad Pro」ほど「大きい!」とは感じなかった。
背面はサンドブラスト加工されたメタルボディーで、堅牢性と薄さを確保している。
上面には電源キーと、左右にステレオスピーカーを搭載する。マイクもデュアルを搭載し、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠)、Bluetooth 4.1、約500万画素カメラなども搭載。バッテリーは33.7Whだ。
右側面にはボリュームキーとその間に指紋認証用のセンサーを搭載する。ログインの認証も指で触るだけなので、タブレット型PCとして使い勝手が良い。センサー類は他にも加速度・照度・角速度・磁気が搭載。
【HUAWEI MateBookの外観とキーボード、ペンなどを動画で紹介】
動画リンク:https://youtu.be/QNW5tCo8D98
オプションのカバー型のキーボード「MateBook キーボード」は市場想定価格14,800円(税抜)。前面・背面を保護することができる便利なキーボードだ。
キーボードは日本語仕様に合わせたJIS配列で、キーは大きく押しやすい。タッチパッドは5点マルチタッチに対応し、サイズも大きめで使いやすかった。
しかしながら、キーボードとMateBookを合わせると1Kgを超えてしまう点やSurfaceシリーズのようにキーボードに角度をつけることはできない点は残念だ。
キートップは少し柔らかいものの、しっかりとした打鍵感がある。なお、同じようなカバー型の「Surface Pro 4」の新しいキーボード(タイプ カバー)は、隣のキーのミスタッチを防ぐようアイソレーションタイプに変更となっている。
カバーを折りたたんで、2段階の角度が付けられるスタンドとしても利用可能だ。膝の上でも利用可能とのことだが、ディスプレイが大きいので、キーボードを取り外してソフトウェアキーボードでの入力もオススメとのことだった。
MateBook キーボードは「ベージュ」、「ブラウン」、「オレンジ」、「ブラック」の4色。ブラックのみキーボードも黒い。またキートップはバックライトで光るのも嬉しいポイントだ。
同じくオプションの専用ペン「MatePen」は市場想定価格は7,800円(税抜)。2048段階の筆圧感知に対応するワコム製のスタイラスペンとなっており、ペン先は適度な摩擦感があり、ソフトなタッチで書きやすい。
2つのボタンがあるほかに、ペントップにもボタンが1つある。このボタンはレーザーポインター用のボタンで、ボタンを押している間はMatePenをレーザーポインターとして利用できるのも面白い。
さらにUSB Type-C接続の拡張ユニット「MateDock」も販売され、市場想定価格は9,800円(税抜)。LANポートおよびUSB 3.0ポート、充電用のUSB Type-C端子、D-sub15ピン、HDMI端子が搭載されており、MateBook キーボードと同様にカバーには4色のカラーバリエーションがある。
MateBookの印象は、ファンレスで薄く・狭いベゼルによるコンパクトさから、まるでAndroidタレットのような印象を受けるが、れっきとしたWindows 10搭載PCだ。
CPUは「Core M」プロセッサということで、ゲームや動画編集などの重い処理が必要なものに対しては厳しい面はあるが、AtomやCeleronなどのCPUよりはパフォーマンスが高く、オフィスアプリなどの生産性向上には十分役立ちそうだ。
各モデルの価格と発売日は以下の通り。最後に発表会において菊川怜さんをゲストに招いたトークセッションの模様を動画で紹介しておく。スマホメーカーとしてはSIMカードスロットがないのが残念だが、製品を見る限りは今後も含めてなかなか期待が持てる参入と言って良さそうだ。
モデル | カラー | CPU | DDR | SSD | 発売日 | 市場想定売価(税抜) |
M3モデル(EC専用) | グレー | インテル Core m3-6Y30 プロセッサー | 4 | 128 | 7月15日 | 69,800円 |
M5モデル | ゴールド/グレー | インテル Core m3-6Y54 プロセッサー | 4 | 128 | 98,800円 | |
8 | 256 | 109,800円 | ||||
M7モデル | インテル Core m3-6Y75 プロセッサー | 詳細未定(2016年8月以降発売予定) | ||||
法人向けM3モデル | グレー | インテル Core m3-6Y30 プロセッサー | 4 | 128 | 7月15日 | 86.800円 |
法人向けM5モデル | インテル Core m3-6Y54 プロセッサー | 108,800円 |
【菊川怜さんをゲストに招いてのトークセッション】
動画リンク:https://youtu.be/Iqfjfw-LXJg
記事執筆:mi2_303
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