レノボが初のTango対応スマホ「PHAB2 Pro」を日本で発売! |
レノボ・ジャパンは27日、都内にて「レノボ&モトローラ モバイル新製品発表会」を開催し、Googleが開発を進める奥行きを含めた3Dセンシング(測定)できるカメラを搭載することで3Dマッピングが可能な「Project Tango」に対応する世界初のスマートフォン(スマホ)「PHAB2 Pro」を日本にて2016年2016年11月下旬より予約販売開始予定であると発表しています。SIMフリーで、価格はオープンながら直販販売予定価格が49,800円(税抜)。
2.5D曲面ガラスを採用したラウンドフォルムにAssertive Displayに対応した約6.4インチWQHD(1440×2560ドット)IPS液晶を搭載し、Google Tango EditionのQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 652(MSM8976)」や4GB内蔵メモリー(RAM)、64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大128GBまで)、4050mAhバッテリーなどを搭載しています。
PHAB2 ProはGoogleにおける先端技術を研究するGoogle ATAP(Advanced Technology And Projects)が行っているプロジェクトであるProject Tangoの技術に対応した世界初のスマホです。今年6月に正式発表され、9月にアメリカなどから順次発売予定とされていました。
Project Tangoでは人間の目や耳のように3次元の広がりのある知覚や聴覚をデジタルデバイスで実現しようとしており、奥行きを測定できる3Dセンシングセンサーと複数のカメラを内蔵し、空間を3次元データとして記録する“3Dマッピング”を行なうことができます。
3Dマッピングを行えるカメラについては背面側に約1600万画素リアカメラに加え、モーショントラッキングカメラ(DFOV 166°)と深度カメラ(TOF方式)を搭載し、約800万画素フロントカメラも含めた4つのカメラを内蔵しています。
Tangoには、3つの中核技術、運動解析(モーショントラッキング)および奥行き認識、領域学習(エリアラーニング)から成り立っており、モーショントラッキングによる「目」は、空間における自分の位置を感知することができます。
またエリアラーニングによって、空間における位置情報を記憶し、奥行き認識によって、表面および物体を検知して距離を測定しながら周囲の環境をモデリングします。
PHAB2 Proは、1秒間に25万回以上の画像を捉えるセンサーを通して、周囲の物体および環境を視覚化することで3Dキャプチャーを可能としています。無線LAN(Wi-Fi)は2.4および5.xGHzデュアルバンドのIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠、Bluetooth 4.0もサポート。
また、音響面は「Dolby Atoms」やAndroidでは初となる「Dolby Audio Capture 5.1」を搭載し、映像視聴時などで立体感のある音源を実現したほか、3つのマイクを使って5.1chで周囲の音を録音できます。
サイズは約88.57×179.83×6.96~10.7mm、質量は約259g、カラーバリエーションはガンメタルグレーおよびシャンパンゴールドの2色展開。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズが2つのデュアルSIM対応。
携帯電話ネットワークはLTE UE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応し、対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および3、5、7、8、TD-LTE方式でBand 38および40、3GのW-CDMA方式でBand 1および5、8、2GのGSM方式で850および900、1800、1900Mhzに対応。
動画リンク:https://youtu.be/BjlPbqgBSuc
記事執筆:memn0ck
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