iPhoneなどにおけるスクショ音がiOS 10.2でサイレントモードにすれば無音化可能に!

既報通り、Appleは12日(現地時間)、iPhoneやiPadなど向けプラットフォーム「iOS」の最新バージョン「iOS 10.2」を提供開始しています。すでに紹介したようにiOS 10.2では表示されている画面を画像で保存する「スクリーンショット(スクショ)」撮影(画面キャプチャー)の仕様が変更されました。

これまでのiPhoneなどのiOS搭載製品ではスクショ撮影時に常に「カシャッ」という音が鳴っていましたが、iOS 10.2にすることでサイレントモード(いわゆる「マナーモード」)にすれば音を消すことができるようになりました。

またサイレントモードにしていない状態でも音量に連動してスクショ音の大きさが大小するようになっています。なお、一方でサイレントモードにしていてもカメラアプリを使っているときには以前と同様に「カシャッ」という音が常時鳴るようになっています。

今回はすでに活用している人には当たり前の機能でもあるスクショ機能ついてあらためて紹介しておこうと思います。

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iPhoneやiPadなどでスクショを撮影するには電源キーとホームボタンを同時に押すだけ

iPhoneなどのiOS搭載製品では電源キーとホームボタンを同時に押すとスクショが撮影できます。電源キーは、iPhone 6シリーズやiPhone 6sシリーズ、iPhone 7シリーズでは右側面上部にあり、iPhone SEやiPhone 5sなどでは本体上側面の右側にあります。ホームボタンはディスプレイの下中央にあるやつですね。

撮影したスクショの画像ファイルは、画像アプリから閲覧したり、編集したり、SNSで共有したりできます。ファイルはPNG形式なので、SNSにそのまま投稿できますし、他のAndroidやWindowsなどでも閲覧できます。

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画像アプリでは「スクリーンショット」というアルバムもできているはず

筆者のように記事を書く時に使うだけでなく、普通の人も地図をスクショして待ち合わせ場所に印を付けて送ったり、Twitterなどの字数制限のあるSNSで長めの投稿をしたいときや文字をできるだけコピペ(コピー&ペースト)されたくないときなどに入力した文章をスクショして投稿するなど、利用方法は多岐に渡っていると思います。

一方で上述通り、iPhoneなどではこれまではスクショを撮影すると「カシャッ」という音が常になるようになっていたため、(カメラのシャッター音とは違うものの)電車などを含めた公共の場所でスクショを撮影すると盗撮と間違えられる可能性もあり、使いづらい状況でした。

これに対し、ようやくというべきか、FeliCa対応に続いて日本の状況に対応してくれたのか、iOS 10.2にアップデートし、サイレントモードにすればスクショ撮影時の音が出ないようになっています。

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iPhoneのようにサウンドオン/オフスイッチがある場合にはオフにしてサイレントモードにするだけ


なお、サイレントモードにしてもカメラ利用時にはスクショ撮影音が鳴るようになっており、多くのAndroidと同様の仕様になっています。Androidではグローバルモデルと共通機種などではまだこの仕様になっていない製品もあるため、細かいことですが、iOSに追随して欲しいところです。

依然として日本で販売されているiPhoneなどではカメラのシャッター音は鳴りますが、以前に紹介したマイクロソフトのカメラアプリ「Microsoft Pix」では無料アプリながらカメラ撮影時のシャッター音を消すこともでき、画質も比較的良いので音をなるべく出したくないときには便利に使えるので是非活用してみてください。

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サイレントモードにすると画面中央に「サイレント」と表示される


記事執筆:memn0ck


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