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約2万円のSIMフリースマホ「ZenFone 3 Max ZC520TL」を写真でチェック! |
日本ではASUS JAPANから2017年1月中旬以降に発売予定であると発表された新しいASUSTeK Computer(以下、ASUS)製のSIMフリースマートフォン(スマホ)「ZenFone 3 Max(型番:ZC520TL)」。
同社の「ZenFone」シリーズの中においてバッテリー容量の大きな"Max"モデルの最新機種で、前機種の「ZenFone Max(型番:ZC550KL)」の5000mAhよりは少ない4100mAhと容量は少なくなったものの、省電力化などによってほぼ同じ連続待受時間などとなり、電池持ちの良さは健在。
また価格がメーカー希望小売価格で19,800円(税別)とZenFone 3シリーズでは最安となっており、すでに販売されている「ZenFon 3(型番:ZE520KL)」や「ZenFone 3 Laser(型番:ZC551KL)」のさらに下の廉価モデル、そして、これからSIMフリースマホにしようというような人向けのエントリーモデルとなっています。
今回はまだ少し発売は先ですが、一足早くASUS JAPANより日本版をお借りしたのでさっそく外観や同梱物を写真を交えて紹介したいと思います。
なお、公式Webストア「
箱はZenFone 3やZenFone 3 Deluxe、ZenFone 3 Ultra、ZenFone Zoomなどが黒い高級感のあるものだったのに対し、ZenFone 3 MaxではZenFone 3 Laserや過去のZenFoneシリーズと同じように白をベースにしたシンプルなものとなっています。
また横にスライドさせて開けると、ZenFone 3 Maxの本体が現れ、その下にUSBケーブル(A-micro B)やACアダプター、USBホストケーブル(リバースチャージ用)、SIMピン、簡易取扱説明書などの紙類といった付属品が同梱されています。
他の製品と少し異なるのは、ZenFone Maxでも対応していた大容量バッテリーを活かした他のスマホなどに給電・充電できるリバースチャージ機能のためのUSBホストケーブルが付属している点でしょう。SIMピンは、ZenFoneシリーズ共通の持ち手部分が丸い小さなものに。
ZenFone 3 Maxは透明な保護シートに包まれているので、剥がして出します。画面に傷が付いたりするのが気になる場合には、別途、画面保護シートを購入して貼ると良いでしょう。
なお、ZenFone 3 MaxもZenFone 3やZenFone 3 Laserなどと同様に2.5Dラウンドガラスを採用しており、強化ガラスのため画面の傷は付きにくくなってはいる一方、画面保護シートによってはうまくぴったりと貼れない場合もあるので、購入するものは良く前評判などをチェックしておきたいところです。
ZenFone 3 Maxは約5.2インチHD(720×1280ドット)IPS液晶ディスプレイ(5点マルチタッチ対応)を搭載したミドルレンジスマホです。ホームボタンなどのナビゲーションボタンは、画面内に表示されるソフトウェア式のため、ディスプレイの下にはASUSロゴのみとなっています。
サイズは約149.5×73.7×8.55mm、質量は約160g。前機種のZenFone Maxが5.5インチサイズで200gオーバーだったのに対し、かなり小型軽量化しました。また、外観はZenFone 3 Laserとかなり近く、前面の2.5Dラウンドガラスだけでなく、背面側もラウンドデザインとなっており、持ちやすくなっています。
機種 | ZenFone 3 Max | ZenFone Max | ZenFone 3 Laser | ZenFone 3 |
型番 | ZC520TL | ZC550KL | ZC551KL | ZE520KL |
価格※ | 21,384円 | 30,024円 | 30,024円 | 42,984円 |
画面 | 5.2型HD | 5.5型HD | 5.5型FHD | 5.2型FHD |
電池容量 mAh | 4100 | 5000 | 3000 | 2650 |
大きさ mm | 149.5×73.7×8.55 | 156×77.5×5.2〜10.55 | 149×76×7.9 | 146.8×73.9×7.69 |
重さ g | 160 | 202 | 150 | 144 |
SoC | MT6737M | Snapdragon 410 | Snapdragon 430 | Snapdragon 625 |
RAM | 2GB | 2GB | 4GB | 3GB |
内蔵 ストレージ | 16GB | 16GB | 32GB | 32GB |
背面カメラ | 1300万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 | 1600万画素 |
レーザーAF | × | × | ◯ | ◯ |
前面カメラ | 500万画素 | 500万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
指紋認証 | ◯ | × | ◯ | ◯ |
ジャイロ | × | × | ◯ | ◯ |
au VoLTE | × | × | ◯ | ◯ |
DSDS(3G・4G) | × | × | × | ◯ |
側面や背面は約2万円ながらメタル素材を採用し、高級感あるデザインに。メタルボディーのため、背面にはZenFone 3 Laserと同じく上側と下側に横一線のアンテナラインがあります。また、背面の指紋センサーは指紋認証による画面ロック解除など以外にもダブルタップでカメラの起動やまたタップすることで撮影ができるように設定可能。

ZenFone 3 Max(左)とZenFone 3 Laser(右)の比較。ZenFone 3 Laserのほうが5.5インチ画面かつハードウェアのナビゲーションキーがあるにも関わらず縦はほとんど同じ

ZenFone 3 Max(左)とZenFone 3 Laser(右)の背面はかなり似ているが、ZenFone 3 Laserの指紋センサーのほうが長細く、レーザーオートフォーカス用のセンサーがあるのがわかる

ZenFone 3 Max(手前)とZenFone 3 Laser(奥)の厚みの違い。ZenFone 3 Maxは4100mAhと大容量電池搭載ながら鈍器のようではなく、ほぼ普通のスマホのサイズ感となっている
OSはAndroid 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)で、独自ユーザーインターフェース「ZenUI 3.0」を採用。モデル名は「ASUS_X008DB」。au VoLTEには対応していないため、認証番号は「ADF」ではなく「AD」に。RAMはトータル1.8GBのうち、1.2GBを使用しており、残り679MB、内蔵ストレージはトータルで16.0GBのうち、6.40GBを使用しており、残り9.60GBとなっていました。
日本語入力は「ATOK for ASUS」がプリインストール。Googleドライブ(100GB・2年間無料)の特典やASUS WebStorageサービス(5GB・永久無料)も利用可能。
その他、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.0、GPS、加速度センサー、電子コンパスなどを搭載していますが、ゲーム「Pokémon GO」のARモードなどを利用するためのジャイロセンサーは非搭載となっています。対応周波数帯は以下の通り。
FDD-LTE (B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28)
TD-LTE (B38/B41)
W-CDMA (B1/B2/B5/B6/B8)
GSM/EDGE (850/900/1800/1900MHz)
別途紹介する予定ですが、動作もそこそこ動いていますし、発売時から約2万円とかなり安く、初心者にも嬉しい大容量バッテリー搭載で電池持ちも良いため、まさにエントリーモデルとして最適な機種と言えそうです。発売が楽しみですね!
記事執筆:memn0ck
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